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#06『現職実績を捨ててまでも転職するメリットはあるのか?』 (ステップアップ転職)

現職での成果(実績)がもったいないと転職へ二の足を踏んでいる方へ、それでもステップアップ転職するメリットをお話します。


◎あなたの成果を誰が最も高く評価してくれるのか?

あなたの成果を今の会社が最も高く評価してくれるのであれば、そこがあなたのステップアップ転職のゴールかもしれません。
 
しかし概ねそのようなことは少ないのが現状です。
経営者の立場に立てば分かりやすいと思います。給与以下の働きの人が居るのであれば、給与以上の働きをする人が必要なのは当たり前のことなのです。

特に日本の企業は同じ階級であれば給与に大きな差をつけないため
給与以上の働きをする人にとっては大損なのです。
例えば人の2~3倍の成果を出しても、もらえる賞与は数割増し程度ですから年収にしたら微々たる差です。

それに対し転職採用企業から見ると、隣の芝生は青く見えるように
他社で給与以上の働きをする人は喉から手が出るほど欲しい人材なのです。
 
つまり現職の評価を最低レベルとして転職採用企業はそれよりも高く評価してくれるため現職の実績(成果)を転職のアピールポイント(武器)として使った方が給与交渉でも効果的なのです。

◎成果は潔く捨てていけ

現職の成果は、お世話になったお礼としてその会社に置いていきましょう。
具体的には関係者の手柄として、次の転職に進むのがよいでしょう。
 
これは出戻りをする際にスムーズに話を進めるのに役に立ちます。
その会社での過去実績に加え他社での実績も加わるため、高待遇での出戻り交渉が可能となります。
 
ちなみに出戻りも含めステップアップ転職になります。
 
ゴールは特定の企業への就職ではなく
「あなたの強みを最大限活かして、世の中に貢献する」
その結果として「十分な報酬が得られる」会社への就職だからです。

◎転職後の階級(地位)について

基本的に、前職の地位(階級)を引き継ぐことができます。大きく下がることはないでしょう、飛び級レベルで役職を得た人は別ですが・・
 
特に年功序列が残る大手では転職後、周囲の同年代との差がでないように通常昇格試験が必要なところ、昇格試験なしで同じ階級を得ることができます

もし大手を目指すなら30代後半くらいに転職するのがよいと思います。そのころには複数の企業でスキルや経験を積み、大手生え抜き社員には決して得られないアドバンテージがあるので、「スペシャリスト」として活躍できるでしょう。

その他、大手は福利厚生がしっかりしているので、私のように持病(難病)を発症した人間にとっては助かっています。
 
参考:自分らしさを武器としてスペシャリストになる話 
#06「自分らしく生きるために必要なこと」

次回、『転職活動の準備とタイミング』 というお話です。
 
最後まで、お読みいただきありがとうございます。
 
「なまけ弁当」


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