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#06「自分らしく生きるために必要なこと」

#05 私たちはいつ「自分らしさ」を見失ったのか?
の続きになります。


#02「濡れた暖簾のように振る舞う」の最後に話ましたが、この「自分らしさ」第2の自身の「芯」になります。

 第1の芯:「何が大切なのか(#00生きるための優先順位)」
 第2の芯:「自分らしさ(他の人にはないこだわり)」

 第1,2両方とも自身のメンタルを守るために必要なものですが、第2はさらに磨くことで自身の道を切り開くための武器にもなります。
 
 「自分らしく生きる」とは「自分らしさ」を「武器(軸)」として自身の道を切り開いていくこと


◎「自分らしさ」で自身の道を切り開くには

「自分らしさ」を磨いて「武器」にできれば、あなたの「唯一無二の能力」になります。
 
「磨く」とは他の人が敬遠するような苦行に相当します。また数年~10年単位で掛かる大変な作業になります。
しかし、一度身に付ければ、あなたを裏切ることのない、唯一無二の能力(武器)となるでしょう。
ちなみに「磨く期間」も含めて「自分らしい生き方」になります。

◎「仕事の武器」としての自分らしさの磨き方

大事なのは「選択と集中」です。
欲張って複数の能力を延ばすことをしないことです。

同時に自分のニガテを認めて、他の人に頼ることを覚えましょう。
もちろん、若い内はいろいろチャレンジするのは非常に良いと思いますが、その結果は直に認めることが必要です。

人生は有限です。ニガテなことを続けるよりも、得意を伸ばした方が有用な人生になると思います。
 
「自分らしさ」を見つけたら、それを伸ばし「世の中に貢献」できないか考えましょう
仕事は会社のためではなく、世の中をより良くするためのものだからです。
 
「伸ばし方」としては「自分らしさ」の下地になりそうな「資格やスキル」を取得し、そこからさらに上を目指すのがよいと思います。

「磨き方」他の人が得られない(他の人が敬遠するまたは気づいていない)経験を積むとよいでしょう。
 
 数年~10年後、あなたは唯一無二の能力(武器)を手に入れ、会社に依存せずに生きていける「スペシャリスト」になっているはずです。

◎私の「仕事の武器としての自分らしさ」の磨き方

幼少の頃のこだわりは、「人と同じものを作るのが大嫌い」でした。これを「自分らしさ」とし、「スキル」としての機械設計力を取得し、他の人が敬遠する難易度の高い開発に積極的に参加したり、#03-3/3 「3人の私」にも書いた日常的にアイデア力を鍛えるなどで自分らしさを磨いてきました。

結果、「問題を解決するための新しい技術を生み出す」という「武器(能力)」を手に入れました。
これには10年ほど掛かっています。

◎「仕事の武器としての自分らしさ」が世の中に与える影響

私たちは特定の才能のある人だけが「自分の好き」を仕事にでき
それ以外は会社の組織に都合のよい、そつなく平均的な仕事をこなす人(ジェネラリスト)が求められる「メンバーシップ型雇用」に適応することを矯正されてきましたが、このような考え方を見直す時期に来ていると考えています。
 
平均的な能力で同じ思考を持った「ジェネラリスト」が集まった「メンバーシップ型」では、新しいものは生まれません。すでに「メンバーシップ型雇用」のメリットであった「終身雇用・年功序列」は薄れつつあり、1つの会社の組織に属して働き続けるメリットは無くなってきています。
 
今後は「自分らしさを仕事の武器」として「スペシャリスト」になった人たちが集まった「ジョブ型」が主流になると考えています。
 
あなたは得意を活かし、あなたのニガテは他の「スペシャリスト」に依頼することで「多様性」が生まれ、そして「シナジー」が生まれるのです。

「シナジー」は同じ思考をする「ジェネラリスト」が集まっても生まれることはありません、異なる「こだわり(価値観)」を持ったスペシャリストが集まってはじめて生まれるものだからです。

◎まとめ

「自分らしさ」は「あなたのこだわり」で幼少の頃には既に身に付けている。

「自分らしさを仕事の武器」にするとは、自分らしさを磨き、唯一無二の能力(武器)を手に入れ、会社に依存しない生き方ができる「スペシャリスト」になること。

◎「自分らしく生きる人(スペシャリスト)」が集まる(増える)ことで「多様性」が、そして「シナジー」が生まれ、世の中にプラスの影響を与え、結果「ジョブ型」が主流になると考えています。

 最後まで、お読みいただきありがとうございます。
 
 「なまけ弁当」

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