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破械式イビルツイン型スプライトの基本展開について【遊戯王マスターデュエル】


0.はじめに

この記事では、「雙極の破壊神」を採用した【イビルツイン型スプライト】について扱います。

マスターデュエル用の構築であり、現在のOCGでは禁止となっている「スプライト・エルフ」や、[ブレイジング・アリーナ(2024.03.29)]よりMDに登場した「破械」新規カードを採用しております。
あらかじめご了承ください。

1.展開に必要なカード


ここでは展開に必要なカードのみ記載

EXデッキ

《ギガンティック・スプライト》-2枚
《破械神ラギア》-1枚
《Evil★Twin キスキル》-1枚
《Evil★Twin リィラ》-1枚
《スプライト・エルフ》-2枚
《魔界劇団-スーパー・プロデューサー》-1枚
《破械神王ヤマ》-1枚
《Evil★Twin’s トラブル・サニー》-1枚

メインデッキ

《Live☆Twin キスキル》-3枚
《Live☆Twin リィラ》-3枚
《Live☆Twin キスキル・フロスト》-1枚
《スプライト・ブルー》-2枚
《スプライト・ジェット》-1枚
《スプライト・レッド》-1枚
《スプライト・キャロット》-1枚
《雙極の破械神》-1枚
《シークレット・パスフレーズ》-2枚
《Live☆Twin トラブルサン》-3枚
《スプライト・スターター》-2枚

上記が採用カードリストです。
(以降は簡単化のため、カードの略称を用います)

2.展開方法

1枚初動

一般的なイビルツイン型では、Live☆Twinカード1枚から下記の展開を行います。

一般的なLive☆Twin1枚初動
☆キスキルnsefリィラss
キスキルリィラ素材ギガンティックss
ギガefブルーssefジェット手札ssefスターター手札
ギガブルー素材エルフssefキスキルss
キスキルジェット素材★キスキルssef☆リィラss
☆リィラ★キスキル素材★リィラssefキスキルssef1ドロー
スターターefキャロットss
ここまで → フィールド:エルフ+キスキル+リィラ+キャロット

破械を採用した場合、上記の展開から更に続けます
キスキルリィラ素材ヤマssef雙極サーチ
ヤマキャロット素材ラギアss
展開終了しターンエンド
 → フィールド:エルフ+ラギア
   墓地:キスキル+リィラ+ヤマ+キャロット
   手札:雙極

そして相手メインフェイズに
①:エルフでキャロットss
②:ラギアと相手モンスターでプロデューサーss
③:好きなときにプロデューサー効果でプロデューサー破壊
  3-1:手札の雙極efss手札捨てef相手カードを1枚破壊
  3-2:墓地のヤマefキスキルss
④:キスキルefリィラssef相手カードを1枚破壊

展開が通れば4回ほど妨害できます。

2枚初動

・リィラ+フロスト
→ フィールド:エルフ+キスキル+リィラ+キャロット+フロスト
→ 1枚展開でキャロットを素材にした代わりにフロストを素材にする
→ 相手ターンにエルフの蘇生権が余るので自由に使える

・ライブツイン+スプライト
→ フィールド:エルフ+キスキル+リィラ+キャロット+レッド
→ 1枚展開でキャロットを素材にした代わりにレッドを素材にする
→ 相手ターンにエルフの蘇生権でレッドを蘇生する

先行展開で誘発を受けた場合について

この構築は一般的なイビルツイン型の延長なので、それと同様に動きます。
初動で誘発を喰らっても増G以外なら大体は貫通して展開します。
スプライトない2枚初動でギガンティックを無効にされたらトラブルサニー立てて終了です。

増Gを受けたら何もせずにターンを返します。

3.採用したいカード

構築例

ほとんど普通のイビルツイン型

EXデッキ

採用理由
・キャットシャークは後攻から6400打点のギガンティックで殴るために採用
・モスキートも後攻で相手の3000打点を3回くらい殴ったら勝てるので採用
・後攻でギガンティックを無効されたらダウナード→アーゼウスする
・ギガンティックを無効されたとき用に2枚目のギガンティック欲しい
・先行展開してからターン帰ってきたとき2枚目のエルフがあると強い
・破壊以外の除去としてユニコーン採用したけど他のカードでも良い気が

他に採用したいカード
・ケルベロスやフェニックス採用するとスターター後に除去使えるのが便利
・デスキャスターあったら便利そうだけど具体的な使用例が思いつかない
・2枚目のヤマ
 → ターン帰ってきたときにヤマ経由してトラブルサニーss
 → バトルして殴る→トラブルサニーefキスキルssリィラssefリィラ破壊
 → 墓地ヤマでトラブルサニー蘇生しつつ、手札から雙極ss
 → とても打点が高いので相手ライフを削れる

不採用カード
・普通のイビルツイン型では、マスカレーナや2枚目のキスキルを採用するが、このデッキでは先行展開時に使わないため不採用
・グリフォンなどのカードは、マスカレーナを採用しないので不採用
・トゥリスバエナが最適解になる状況がありそうだが枠もないし不採用

メインデッキ

テーマカードの採用理由
・雙極で手札捨てるのでLive☆Twinがダブってもセーフ理論
 → パスフレーズも入れて初動多めに
・それ以外は普通のイビルツイン型

汎用の採用理由
・増Gが強いので増Gを3枚
・増Gを無効にできるので指名者うらら
・大体強い泡影ヴェーラー
・モスキートと相性よいニビル
・増G受けた時に汎用引いて誤魔化すための強貪と三戦

他に採用したいカード
・トリート入れるかどうかは悩みどころ
・ピクシーズは打点的にも腐らないしブルー蘇生からサーチできるのも便利
・スマッシャーズは便利な除去だが自分カード除外が微妙にツラい
・ガンマバーストは後攻ワンキルの際に初手スターターある時にサーチしたいが妨害にならないし入れてない……最悪でも雙極のコストには出来るし入れても良い気がする
・上記を入れるなら強貪か三戦から削りたい
・ライブツインnsへの増Gがイヤなので金謙を入れてみたくもある

4.その他

◎ 雙極を初手で引いた場合
・後攻初手で雙極を引いたとき、相手がカードを破壊してくれれば捲り札として使えるので意外と腐らない。
・先行初手で雙極を引いても通常通り展開する。ヤマのサーチは腐る。
・展開中に雙極を手札コストか何かにしてからヤマを出せればヤマのサーチが腐らないけど方法が思いつかなかった。

◎ トリートを採用したい理由について少し詳しく
・ライブツイン3種の初手から、ギガンティックに無効を当てられたとする
・つまり[ギガ+フロスト+トリート]となり、そこからEvil★Twin展開すると
 → [リィラ+キスキル+ギガ]から、トラブルサニー出して分解
 → リィラキスキル素材ヤマ、ヤマギガ素材ラギア
 → ラギア&雙極&ヤマ蘇生トラブルサニー
・これが出来る可能性があり、できたら強そう

◎ 記事中の構築と展開について
・まだあまり回せていないので最適な構築が分かりません
・ラギアからプロデューサー出すなどの頭の良さそうな流れは、どこかの破械デッキで見かけた展開のコピーです

5.終わりに

さて、普通のイビルツイン型では1-2枚初動から2-3妨害1ドローのところ、1-2枚初動から4-5妨害1ドローができる構築を紹介して参りました。(なお雙極のコストあり)

回してみた感想ですが、誘発には普通のイビルツイン型から変わらず強く、妨害数も足りており、汎用枠も十分かと思います。
ただし増Gには弱いです。
あとティアラからのイシズで墓地を掃除されると困ります。
ラギア以外は効果による除去なのでティアラに負けやすいです。

強みとして、エルフやラギアに無効を喰らっても戦闘破壊などをしてくれれば、手札や墓地の破械カードが反応して場を荒らせます。
リソースが各所に散っており、相手のカード1枚で全ての妨害を失うようなことはありません。

展開は記事に書いた通りの1本道なので回すのも楽。
通常のイビルツイン型に追加するURはヤマとプロデューサーの2枚です。
イビルツインを使いましょう。

ヤマ&雙極を採用したイビルツイン型スプライトの記事が見当たらなかったため、参考までに書いて参りました。
お読みいただき、ありがとうございました。

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