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クリエイターから見るMinto編集部〜横山了一先生〜

株式会社Minto編集グループの瀧口です。今回は、Mintoと広告漫画のお仕事を共に作ってきた「横山了一」先生にインタビューをしてみました。普段のご活動やMintoとのお仕事、その魅力などについてお伺いしました。

作家:横山了一先生
2002年にヤングマガジンでデビュー。代表作として「きょうの横山家」「戦国コミケ」「新しいパパがどう見ても凶悪すぎる」がある。
Twitter:@yokoyama_bancho
ブログ:「きょうの横山家」http://blog.livedoor.jp/musuore/

編集:瀧口さとみ
元漫画編集者。2020年にMinto入社後、編集G部長。横山先生の作品では「新しいパパがどう見ても凶悪すぎる」のアイノスケ推し。

瀧口:SNSに漫画投稿を始めたきっかけを教えてください。

24歳で商業誌でデビューしてからは連載があったりなかったり、順調な時期もそうでない時期もありました。デビューから13年目の頃、継続的なお仕事が少なくなり、生活が苦しくなった時期がありました。その頃には漫画家の妻と結婚していて子供もいて、東京で住み続けるのは厳しいと、妻の実家に帰ってひっそりと暮らそうかという話もしていたぐらいでした。そんな状況だったので、「実家に帰る前に一層のこと好きなものを描いてやる!あわよくば誰かの目に止まってくれないかな!」ぐらいの気持ちで、息子の子育てに関する漫画を描くことにしました。

息子は当時、僕への態度が酷かったんですよ(笑)だから息子のそんな様子を笑いに変えて漫画に描くことにしました。以前からTwitterはやっていたんですが、その時初めてTwitterにその息子の漫画を投稿したんです。

忘れもしない2015年の4月。なんと、2.8万リツイートもされるほど広まったんです!子育ての奮闘の様子が共感を得たのかなと思います。正直、無料で自分の絵を不特定多数の人が見られる場所に掲載することには、かなり抵抗があったんです。しかし当時は僕自身も必死だったので勢いで投稿したんです。結局それが功を奏したんですが、ネットの拡散力・影響力には驚きましたね。

瀧口:私も子育て中のため、お子さんの横暴さが可愛くてあるある〜となります!笑

瀧口:その後、Mintoとの出会いはいつ頃ですか?

2017年ごろMinto(旧wwwaap)の中川さんと出会ったのが最初ですね。中川さんから「漫画によるPR」を熱心に説明してもらって「面白いかも」と思い、描き始めることにしました。当時はまだPR漫画がまだ普及していなかった時期でしたが、始めてみたらどんどんPR漫画が広まり、軌道に乗っていくことができました。

瀧口:当時のSNS漫画案件は始まったばかりで大変だったんじゃないですか?

最初の頃はまだPR漫画のノウハウや運用ルールが確立していない頃でした。修正は何回までで、納品のスケジュール感はどれぐらいで、報酬はいくらで、、と少しずつMintoさんのおかげでルールが確立していったことを覚えています。「 どんぐりころころ」をテーマに漫画を描く!みたいな内容もありましたね…笑

瀧口:初期ならではのカオス感ですね笑!

瀧口:急にぶっ込みますが笑、広告漫画のお仕事や収入の割合を教えてください!

創作時間のうち、忙しい時で半分ぐらいは広告案件が占めていることもありました。今は、趣味の漫画が3-4割、広告案件が3-4割、その他の仕事が2割程度です。妻の加藤マユミともども相当な量の広告漫画の制作依頼を頂いたので、Mintoのおかげで家を建てることができました!

瀧口:すごい!広告漫画御殿!!!!!

瀧口:Mintoとお付き合いの長い横山先生ですが、編集部に対する印象はどうですか?率直にお願いします!

段取りをめちゃくちゃしっかりしてくれるイメージがあります!費用感やスケジュールがふわっとしたまま進んでしまう仲介業者も多いんですが…Mintoさんはルールや進め方を確立してくれたなと思っています。

特に報酬面については、とてもありがたく感じています!!飛び込みの依頼があるとついつい費用を抑えて受けてしまったりしていたんですが、MintoさんがPR漫画の報酬のスタンダードを確立してくれたことで個人でも交渉しやすくなりましたし、Mintoさんが仲介で入ってくれるとより安心して仕事を進められます。

瀧口:作家さんが個人でやっていると企業と交渉しづらかったりしますからね。。

内容についても、僕自身がどんな人でどんな漫画を描くかということをMintoさんが理解してくれているので、広告主さんとの交渉や企画立てなども齟齬なくスムーズに進むなと感じています。また、描く内容に行き詰まった時もMintoの編集担当の方がアイディアや助言をくれるので、非常に助かっています。

瀧口:編集者は広告主が商品に込めた思いや商品の良さを噛み砕いてお伝えしたり、作家さんならではの演出提案をこころがけているので嬉しいお言葉です!

瀧口:印象的だった案件はありますか。

知人から「YouTubeでも見たよ〜!」と言われることもあって、思わぬところまで自分の漫画が広まっているというのを知ると嬉しくなりますね。

一方で、どんな素敵な商品でも、SNSの特性上簡単に批判的な言葉をかけられてしまう可能性があるため、どんな案件を受けるか自分との相性を見極めながら選定することは大事だなと思っています。


ユニリーバ様「AXE」の大喜利パッケージデザインをするという仕事もありました(右から2番目が横山先生)

瀧口:最後にMintoに期待することや、どんな人とお仕事していきたいですか?

面白いことを考えて、一緒に取り組んでくれる人がいいですね。失敗はしてもいいんです。恐れずどんどん新しい提案をして、チャレンジしていける人とお仕事したいです。僕自身、刺激を受けながら仕事をしたいんですよね(笑)

これからもMintoさんと面白くワクワクする仕事をしていきたいです。

瀧口:横山先生、ありがとうございました!

Mintoでは広告漫画編集者を募集してます、ぜひお気軽にご連絡ください!


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