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海外コミュニティマーケティングに最適なプラットフォーム3選

東南アジア代表の奥川です。

今回の記事は海外SNS運用を行った先にファンとさらに深く関係値を作ることのできるコミュニティ運営について、おすすめのプラットフォームを3つをご紹介できればと思います。

海外向けのSNSやコンテンツのローカライズについては以下の記事でまとめてます。ご興味のある方はお読みください。


コミュニティチャネル おすすめ3選

Facebookグループ - TonTon Friends

韓国のキャラクターTonTon FriendsはFBページに60万フォロワー以上を持ち、インスタには20万人弱のフォロワーを持つ、人気キャラクターです。

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また、彼らはページフォロワーの約10%、5万人以上のメンバーが参加するFacebookグループの運営も行っています。

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海外で最も多くのユーザーが使うFacebookは海外で幅広く展開をできるチャネルの一つです。Facebookページとの連携も可能で、獲得したユーザーをグループへと誘導できる便利さも大変魅力的です。

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TonTonFriendsではどのキャラクターが好きかや、キャラクター名を間違った綴りで記載すると参加拒否がされることが記載されており、参加するユーザーをかなり吟味しています。グループによっては参加条件を設けず、ラフに入れるものも多くありますが、企業がグループを運営する場合は条件をきちんと設計することをお勧めします。

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設問を設ける以外にも売り込み投稿はNGであったり、他人の誹謗中傷は禁止するなどの条件を記載した上で、了承ボタンを押させることで、違反をしたユーザーへの対応も明確に追放や注意などすることが可能です。

Reddit - 原神インパクト
全世界で4.3億人以上のアクティブユーザーがいるとされているWEBフォーラム型のコミュニティサイトRedditは掲示板的なフォーマットからSNSがベースのコミュニティであるFBとは若干運用の仕方や考え方が異なります。Redditについては奥が深いため、また別の記事で企業の活用事例を複数交えながら紹介したいと思います。

今回は120万人が参加する、原神インパクトについてご紹介します。

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コミュニティは個々が貢献しあうことができるかが重要であり、自分の売り込みは基本的には受け入れられません。そのため、ゲームのようにユーザーサポートのような企業が無償で貢献できるコンテンツは相性が良いと言えます。

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これは原神のSubRedditに参加する上でユーザーが守らなくてはならない11のルールになります。4番目に記載の通り、宣伝投稿の一切を禁ずるとの記載があります。

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運営側からの投稿のほとんども課金アイテムの広報は一切無く、基本的には誰でも無料で遊ぶことのできるイベントや新しいコンテンツのチラ見せなどの情報公開がほとんどです。

コンテンツは紹介しても金額は書かない、その点は徹底されている印象を受けます。

Discord - Fortnite

こちらもゲームのコミュニティが多いチャネルになります。今回は77万人が参加するFortniteの公式Discordの運用についてご紹介したいと思います。

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Redditでも記載をしましたが、売り込み宣伝はしません。あくまで運営側がコミュニティへ貢献できるかが重要であり、結果、ユーザーの継続率を上げ、売上にも繋がっていきます。

Fortniteの運用からDiscordの特徴を学ぶとすると、コミュニティを盛り上げるためのトピックを考えるている点だと思います。

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Discordではサーバと言う一つの大枠の中に複数のトピックに別れたチャット部屋(チャネル)を作ることができ、その議題に沿った会話をチャネル内で行います。ユーザーがよく話す議題をチャネルとして細分化していき、会話の種を作っていくことがDiscordにおけるコミュニティ運用において非常に重要なステップと考えています。

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Fortniteでは海外のネット上で頻繁にバズるMEMEをユーザーに投稿させるチャネルやFortniteに登場するキャラの2次創作を投稿できるチャネルを作っています。

日本の会社からすると著作権のあれこれや懸念事項がありすぎて、なかなか手が出しづらいかとは思いますが、海外ではこうしたUGC(User Generated Contents)を作らせることが結果的に自社の企画コンテンツより、効果を出す一種のマーケティングとして、根付いています。(MEMEについてはこちらの記事で紹介してます)

コミュニティ規模 ≠ SNSフォロワー総数

人によってはSNSの運用とコミュニティの運用を混ぜて考えられているのですが、我々はSNS運用をコミュニティ作りのための準備段階であると考えています。SNS上のコミュニケーションは基本、企業toユーザーの一方通行になりがちですが、コミュニティを作ることは熱量の高いファンが自然と横のつながりを作っていけるように促し、運用していけることが重要です。究極的なコミュニティは企業側ではなく、ユーザーが運営を行うケースなどもあります。

彼らは互いに自分の好きなことやものに関してコミュニケーションをし、その周りのユーザーにまで影響を与えていきます。今回はコミュニティ作りにおけるほんの一部分のご紹介となりますが、実際に運用を行うには時間をかけ、長期的に伸ばしていく計画や戦略の立案が不可欠です。

海外向けのコミュニティ作りはクオン(※)へ

弊社は自社キャラの海外コミュニティ作りに関するノウハウや他社コンテンツ、ブランドのSNS海外展開において豊富な経験を持っております。多人種なチームで様々な国への展開をサポートすることが可能なため、海外コミュニティ展開を計画中の方はお気軽にご相談ください!

(※)株式会社クオンは2022年1月に経営統合し、株式会社Mintoとなりました。Mintoはアニメ・漫画などのエンタメビジネスをアップデートするスタートアップです。世界4カ国に拠点を持ち、コンテンツ×広告、越境IPプロデュース、Webtoon、Web3・メタバースの事業を展開しています。



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