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日記:現実世界にてlainと遭遇した

 欲しい物があって久しぶりに電車に乗って仙台駅に行った。そしたらlainの顔が大きくプリントされたTシャツを着た男性とすれ違って、その瞬間時が止まったようだった。
 まさかこの時代に、しかも東京ならまだしも仙台なんぞにあんな硬派なオタクが生き残っていたことにとても驚いた。自分も今日は超てんちゃんのTシャツを着て出かけようかと一瞬思ったのだが流石に踏みとどまったわけで、しかし彼にはそんな迷いが一切無かった。
 何とも勇ましく高潔であろうか。彼は周囲に流されず自分の信念を貫くことの真意を理解している。流石はlainのTシャツを外で堂々と着ているだけのことはあるなと思った。
 そう思ったのは自分だけで、それ以外の人々はやや痛い視線を向けてたであろうが、フーゴ風に言うのなら。「僕は彼に敬意を表するッ!」と言いたい。

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