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日記:故に無知で孤独たれクリエイター

 Twitterで好きなクリエイターが過去に制作したというものが流れてきた。以前も似たような事があり、その時にも「真の天才とはこういった人を示すんだな」と思った。「努力の天才」だなんてピンと来ない言葉は、本当はそんなの言葉遊びで難解にしただけのオブラートでしかないのを自分は知っている。真の天才が努力すればそうでない人はいくら血の滲む努力をしようとその手は星に届かない。
 この苦悩の解決法はただ一つ。上を見ないこと。これだけ。何も知らなければ上の存在を認識すらできず、つまりこの世での最高峰は自分しかいないことになる。それでも苦悩するのなら、それは単にきちんと努力している証拠に他ならないだろう。
 古く日本に将棋、西洋にチェスの歴史があるように「知らなければ似たようなことを考える人が現れるのは必然」ということだ。どっちもルールは多少違うけど。将棋を考えた人がチェスを知っていたはずがない。逆も同じ。似たようなものであるから、どちらかがもう片方の存在を先に知っていたら後者は今も創造されていなかったはずだ。自分が当時の遊びの作り手ならば「そっちの方が面白いからそっちでいいや」と思い至る。
 今までの話を崩すようだが、つまりは自分のやりたいと思った事はやれ! これに尽きる。何でも知れる現代じゃやりにくいけれどね。

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