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ドイツ留学記録 その1

みなさん こんにちは、ずーみんです。

小中高と長きにわたって「今ちゃん」のあだ名で呼ばれていたのですが、大学のサークルでは「ずーみん」と呼ばれています。個人的にはどちらのあだ名も気に入っているので、みなさんの好きな方で呼んでいただければと思います。もちろん本名も好きなのですが、ここでは伏せておきます。

閑話休題、4月から私は交換留学生としてドイツのハイデルベルク大学に在学しています。ドイツ語での正式名称はルプレヒト・カール・ウニヴェルジテート・ハイデルベルクですが、そのように呼んでいる人は見たことないのでみなさんも覚える必要はありません。

ドイツに到着したのは4月9日のことでしたので、留学生活が始まってから約1カ月が経過したところです。ちょうどよい節目だと思ったので、これまでの生活のことについて少し書いてみようと思います。


1. 日本からドイツへ

4月8日の21時頃に東京の羽田空港を出発して、およそ13時間のフライトを経て4月9日の朝5時頃にフランクフルト国際空港に到着しました。夜に日本を出国して朝早くにドイツへ着いたので、体感としては少し長く夜を過ごしたという程度で、時差ボケを感じることはありませんでした。出国前から生活リズムが崩れていたのが功を奏したのかもしれません。

空港に着いたら、そこから電車を乗り継ぎながら2時間近くかけて滞在先のハイデルベルクまで行くことになります。知らない土地なのでスマートフォンのマップは必須ですし、電車のE-チケットもスマホの中に入っていました。そうでなくてもスマホのバッテリーが切れるということは避けたいのですが、渡航中は充電器をスーツケースに入れていた上に、空港で充電できるところが見つけられなかったので、スマホのバッテリー残量が30%くらいしかない状態で電車に乗りました。

2. ハイデルベルクに到着

ハイデルベルクの中央駅に着いてから、まずは住居契約を完了させる必要がありました。バスの乗り方がわからなかったので、スーツケースを引きながら1時間くらい歩いて不動産会社のところまで行きました。ちなみにこの途中でスマートフォンの充電が切れてしまい、その時はさすがに絶望しました。しかし、絶望していても仕方がないので不動産屋を目指してひたすらに歩き続けました。ようやく着いた不動産屋でしたが、職員が少し高圧的だったことを覚えています。ルームキーを受け取り、あとは滞在先に行くだけですが、そうはいってもスーツケースを引きながら再び1時間くらい歩きました。結局、空港から家に着くまで7時間くらいかかりました。その日は家に着いてからすぐに寝ました。

3. ドライヤー電圧事件

すぐに寝たと言いましたが、その前に充電が切れてしまったスマホを充電しようと思いました。ヨーロッパのコンセントは日本のものと形が違うので適応させる必要があり、コンセントにアダプターを差し込みました。その時は何も問題がなかったのですが、その日の夜にシャワーを浴びた後にドライヤーで髪を乾かそうとしたときのことです。スマホの充電プラグを抜き、ドライヤーをアダプターにつないで電源を付けると、ドライヤーの電圧が強すぎたせいでアダプターが見事に壊れました。ちなみにドライヤーは0.1秒くらい稼働しました。

はじめはドライヤーが壊れたのだと思っていたのですが、その後にスマホを充電しようとしてもまったく充電されないことに気が付き、アダプターの方が壊れていることを知りました。ドライヤーが使えないのは髪が少し痛むだけですが、スマホの充電ができないのは死活問題です。再びスマホの充電が0%になる前にアダプターを買いに行こうと思ったのも束の間、またしてもスマホは充電切れになりました。

翌日、絶望しながら近くの家電量販店に行き、アダプターを探すことにしました。そもそも1個しか持ってきていないあたり、私の準備が悪すぎますよね。それはさておき、10分くらいアダプターを探していると、店員さんが話しかけてくださり、アダプターを探している旨を伝えると、店の奥から持ってきてくれました。優しい店員でよかった。私は1つ5ユーロのアダプターを2つ買いましたが、日本で買っておけば不必要な出費だったので、やはり準備は大事だと思います。

4. 留学生オリエンテーション

次の日、アダプターを入手して最強になった私は、留学生が集まるオリエンテーションに参加しました。この日はみんなで飲み物や軽食を食べながら交流をするというものでしたが、実はここ数日まともに食事をしていなかったのです。そこで私は留学生との会話を楽しみながら、ひたすらに机の上にあったパンを食べ続けました。おそらく10個は食べたのではないでしょうか。食べられる時に食べておく、これは非常に大事です。

5. 学生証を求めて

ドイツでの生活に必要不可欠なものが学生証です。これがあると学生食堂の食事を正規料金の半額で食べられるといった特典を受けられます。これを聞くとお得に思われるかもしれませんが、正規料金は約10ユーロで、最近のレートでは1600円以上になります。つまり学生証を提示すると安いというより、正規料金が高すぎるのです。そのため学生証なしで学食を利用するというのは私にとっては考えられません。それに加えて、学生寮にある共同の洗濯機を使用するために学生証が必要となります。すなわち学生証を手に入れない限り、私は家で洗濯することができないのです。
早速、ハイデルベルク大学の学務に行って学生証を受け取ろうと思ったのですが、今はまだ準備ができていないとの回答が返ってきました。しばらくして再び学務へ行くと、やはりもう少し待ってくださいと言われました。私は自分が学生証を受け取るために必要な事前の手続きを終えたことを必死に訴えたのですが、来週もう一度来てくださいとのことでした。私は木曜日に学務に行ったので、これで月曜日までの4日間は洗濯をできないことが確定しました。そして迎えた月曜日、学務に行ってなんとか学生証を手に入れることができました。学生証の受け取りにここまで苦戦するのは想定外でした。ウィーンフィルのチケットかと思いました。

6. ドイツでの日常

激動だったのは最初の2週間ほどで、その後は平日に授業を受けて、休日は出かけるという日々を過ごしています。ドイツでの人間関係や生活環境にも慣れてきて、特に不自由もなく充実した日々を過ごしています。ちょうどハイデルベルク春の音楽祭というのが開催されていたので、そのコンサートに足を運んだり、ハイデルベルクのアマチュア団体の練習に参加したりするなど相変わらず音楽活動もしており、来月には演奏会への出演も予定しています。
ドイツと日本のどちらがいいかと尋ねられたら、どちらにもいいところがあるというのが今のところの答えです。ドイツに永住したいというほどでもないですが、早く日本に帰りたいと思っているわけでもないという感じです。

7. 終わりに

ここまで読んでくださってありがとうございました。留学生活の記録ですが、また気が向いたときに投稿するかもしれません。
引き続きよろしくお願いいたします。






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