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そこでしか買えないものを買う

自分なりの #買うときのこだわり の一つに、中古品を買うというのがあるかもしれない。中古の靴を買うこともあると話して、相手に引かれたこともあるがよほどなことでなければ躊躇いはない。

タイトルの”そこでしか買えないもの”にはその中古品を購入する習慣から、旅先で見かけたリサイクルショップや古道具屋、フリーマーケットなど率先して立ち寄るようにしているからだ。

今の時代は、物流が整い、ほとんどどこにいても同じものが手に入る。特に中古品として流通するような工業製品はその傾向が強く、わざわざ中古で見つける意味はほとんどないだろう。しかし、その地域で一度手に取り不要になったという背景を感じながら私に必要なものを選ぶ、そのものを介したやりとりのようなものを楽しく感じる。

また、その地域には地域ならではの生活がある。海が近い、山の中、都市部、古い町など、生活の様子が滲み出た中古品がそうした場所に集まっているのもとてもいい。例えチェーン店のリサイクルショップでもエリアによる特色はとても色濃く出るので面白い。

使い手から直接買うのも趣のあるもので、サイズが合わなかった、新しいものを買った、間違えて二つ買った、などよくある話から、ここが気に入らなかった、この点は良いなど、自分に合うかどうかの判断の助けになるようなことも多くある。

もちろん新品をメーカーや販売店による保証も受けながら購入して使うというのも一つの方法だが、中古を選択できるというだけで、買い物の楽しみが何倍にも膨らむと自分は信じている。

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