QQ女の戯れ事

岐阜でQQ実験所という手仕事の物を販売する雑貨店を夫婦で営んでいます。 薄っぺらい人…

QQ女の戯れ事

岐阜でQQ実験所という手仕事の物を販売する雑貨店を夫婦で営んでいます。 薄っぺらい人生経験と偏った現時点の知識や考えに基づく なににも役にたたない中年女の戯れ事をボツボツ書く予定

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辰年女 QQ女あたらしいことはじめてみました

2024年がはじまりました。 ことしはQQ女は年女。48歳になります。 何か新しいことをはじめてみようと思いブログに中年女の戯れ事を書くことにしました。 書くことで自分を客観的に見ることができるのではないかと期待。 まずは自己紹介。 岐阜県岐阜市で「QQ実験所」という名の雑貨店を2022年から 夫婦ではじめました。 今の生活に至るまでのQQ女をざっと。 QQ女は岐阜市で生まれ19歳まで岐阜で育つ。 20歳の誕生日になにを思ったかNYに飛び約2年を過ごす。 その後東京に

    • インド口吸事件とホテル王⑦

      前回のお話し⑥↓ そこから頭の中で時間を巻き戻すと、 どおりで色々変なとこがあった!!! 前行ったホテルじゃないし、ホテル王なのに隣りの部屋にいたり、夕食がテイクアウトのカレーだったり(笑)、そもそもオーナーっぽくない。 うわーーーやられた! 3年もかけて大芝居をうってきた! いや逆に脱帽。というかなんで信じてたんだっけ? 色々な事が頭の中を駆け巡る。 さあこちらのカモ3人日本代表。 (といっても友人2人はこの信じきっているQQ女からのもらい事故) パニックの中でも

      • インド口吸事件とホテル王⑥

        前回のお話し⑤↓ 緊張状態のインドから日本に帰ったQQ女はしばらく仏のように穏やかだった。 日本はスムーズでなんにも疑うところもなく、安全できれい。 すべてに不満がなく誰かに何を言われても許せちゃう。ガンジス川のようにすべてを受け入れられる。そうQQ女スーパーガンジスバージョン。 まあそんな日々もしばらくすれば慣れてきてまたいつものような小さなことにぶつぶつ言ってQQ女よどんだ小さな水たまりバージョンの人間に戻るのである。 ああ、またインドに行きたい。 あの人間くさい生

        • インド口吸事件とホテル王⑤

          前回のお話し④↓ インドとももう今日でお別れ。 朝から外にでかけ歩いていると子供がピッタリと歩幅を合わせてくる。 わーもれなくまた今日も来た〜 「どこから来たの?」 「日本」 「日本〜!名前は?」 「QQ」 「あなたの名前は?」 「H」 「いくつ?」 「11」 11歳で日本人のカモからどうやって巻き上げるのか?少し興味もある。 どこから本当でどこからウソなのか。。 ペラペラと話しながらしつこくついてくる。 色々と話しかけてきてめんどくさくなったのでじゃあねと言って近く

        • 固定された記事

        辰年女 QQ女あたらしいことはじめてみました

          インド口吸事件とホテル王④

          前回のお話し③↓ 楽しかったバラナシにもさようなら。 寝台列車に乗り込み再びデリーへ。 ボックスシートになっている席に知らない人たち4人で座りお向かいの人と少しお話ししたりして。 日本人が珍しいのか色々とお話し。 今回は上の段のベッドだったので自分のペースで横になることができ、順調に(と言っても数時間遅れで)デリーへ到着。 改めて日本の電車の時刻通りは素晴らしいことだと感心。 日本に帰国まであと2日。 道を歩いていると同じ歩幅でピッタリとついてくるインド人が声をかけてく

          インド口吸事件とホテル王④

          インド口吸事件とホテル王③

          前回のお話し②↓ 観光地のバラナシには世界から来るたくさんの人。 勝手にツアーに組み込まれた、ハネムーンかよ!みたいなゴージャスな部屋のホテルから1人ふらふらと歩きガンジス川へ。 観光客らしき白人マダムが、通りすがりのインド人に握手を求められた後、そこから手のマッサージがはじまり肩まで揉まれチップを要求されている。すごいやり口(笑) またすごいのが怒りもせずさらっと支払うマダム。 ヒンズー教のカルマ(自分でやったことは自分に返ってくるという考え) VS キリスト教の慈愛の

          インド口吸事件とホテル王③

          インド口吸事件とホテル王②

          前回のお話し①↓ とりあえずこのどこだかわからないうるさいホテルの周りから出て、ヒンズー教の聖地ザ!インドのガンジス川の沐浴スポット、バラナシに行きたい。 さもなければこの、なんにも楽しくない場所から抜け出せない。 電車のチケットを買いに行くため街を歩く。 外国人旅行者がチケットを買えるというツーリストセンターがあるようなのでそこに行きたい。 スマホが無い時代、方向音痴なQQ女が地球の歩き方と地図をにらめっこしていると次々に声をかけてくる。 (そりゃそうだ。カモがネギ背

          インド口吸事件とホテル王②

          インド口吸事件とホテル王①

          今からもう18年前(!) QQ女30歳になった時ふと思った。 おいQQ女、お前は30になったからといってビビってるんじゃないだろうね。 何かね、守りに入ったのかね。つまんない奴だね。何か新しい事やりなさいよ。 と、心の妖怪ハメハズシが声をかけてきた。 おおQQ女よ、これではいけない。 (なにがいけないんだ笑) そうだ久々に旅に出よう。 タイか?ベトナムか? いや、 インドだろう。 そうだ、インド1人旅だ! とQQ女の思考はなぜかこうなる。 何かを変えたい時にQQ女は旅

          インド口吸事件とホテル王①

          嫌われる仕事なんて言わないで

          QQは築90年の古い木造の長屋をお借りしている。 この古いのが気に入っている。 お店を出てすぐの所には県道があり車がよく通る。よく通るからか、道路にはタイヤで掘れた跡ができ水が溜まるほど。 何度か部分補修したのか継ぎ目がいくつかある。 そこに大きなトラックなどが通るたび「ガタンゴトン」と音をたて古いQQはガタガタと揺れる。 ここに越してきたばかりの12月、 「外かよ!」とツッコミを入れるほど寒くてうるさくて揺れるこの場所に耐えられるのか心配だった笑 きっとあの道路の大き

          嫌われる仕事なんて言わないで

          QQ女母と下ネタ

          看護師だったという母は私を産んだ後専業主婦になったが、縫い物が得意でミシンを踏み内職をしていた。 岐阜は昔ファッションの街というくらい繊維の街だったため、縫製屋さんや内職をやる所がけっこうあった。 ひとりっ子の私は夏休みのプールから帰ってきては母のミシンの音を聞きながらアイスをペロペロ食べ昼寝をするのが至福の時間だった。 外に出るのが好きな子供だったが、学校から家に帰った時母がいないと親戚中に電話をかけまくって探すくらい母は心の安定剤だった。(普段は自由にさせておいてほしい

          QQ女母と下ネタ

          ミラクル珍道中作家時代⑤

          QQ女は自分のスキルを身につける為 興味のある会社で働こうと探しはじめる。 日本橋馬喰町の問屋街にひときわ気になるお店があった。 前に2、3度中に入った事がある。 店頭には日本のカゴや海外のカゴがどっさりと並び、昔懐かしいざるやバケツ色々な道具や帆布のバッグなどが並んでいる。 時間が止まっているような不思議な空間。 ふらふらと見ながら奥へ行くと、数人自分と同じくらいの歳の人たちがせっせと働いている。 「アルバイト募集」の小さい貼り紙が目に入った。 あ、アルバイト募集し

          ミラクル珍道中作家時代⑤

          ミラクル珍道中作家時代④

          まだ想像出来ぬ新しい道をぼんやりと思いながら、「うーんではやりましょう」と売れっ子デザイナー気取りの若かりしQQ女(笑) いくつかデザイン画を描いて用意する。 はて、しかし、つい最近簡単なバッグを自分の家のミシンで縫っていただけなんだけど、一体全体中国へ行って何が出来るのか? 何のスキルもありませんけど? 一抹の不安を感じるも、勘違い売れっ子デザイナー(自称)にはもはや羽が生えている。 とりあえず行けばなんとかなるべ〜 最初どういう話だったか覚えていないのだけれど(後

          ミラクル珍道中作家時代④

          ミラクル珍道中作家時代③

          その頃インターネットというものでショップが開けるという情報を得た。 あまりパソコンというものがよくわからなかったのだけれど(今もいまいち)、これはこの時代ホームページというものを作った方がよろしいと思った。 今は簡単なホームページなら自分で作れる時代になったが当時はまだまだ作れる人も少なく作ってもらうにも高かった。 そんなころ、三軒茶屋のライブハウスにたまたま行って入り口あたりでしゃべっていたら、男性が1人じっとこちらを見て立っている。 「おう!QQ女?」 ん?誰だ? と

          ミラクル珍道中作家時代③

          ミラクル珍道中作家時代②

          販売してもらえるお店がある! 少しばかり作っただけで味をしめたQQ女は以前住んでいたNYに売りに行こう!と企んだ。 NYの人たちはどんな反応をするのか? とりあえずあてはないが路上で売ってみるか? と思い立つ。 仲の良いカメラマンの友人に話すと一緒に行くという。 よし、それは心強い。 それでは行ってみよう。 アメリカなどでは「サブレット」と呼ばれる、一時帰国などで数日家を空けるので誰かその間ここに住みませんか〜?といって部屋を又貸しするという事をよくやる。 特に日本人同士

          ミラクル珍道中作家時代②

          ミラクル珍道中作家時代①

          QQ女の20代はふらふらと自分のやりたい事はなんなんだを探す時代だった。 NYに押しつぶされそうになった私は逃げるように日本に戻り東京に来たけれど、ずっと若さから有り余るエネルギーを行き先の違う所へ消費しているような気がしていた。 (高校までスポーツをやっていたからか体力が無駄にある) 見るもの感じるもの全てをヒントにして自分の中のものを表現したい! そんな事が出来る日を夢見ていた。 とはいえ自分がこれだ!と思えるものなどあるのだろうか。。 東京でのガードマン時代につ

          ミラクル珍道中作家時代①

          川のおねえさん

          偶然にバッタリ知ってる人に会うことが多い。 何かしら縁がある人には会うのでしょう。 東京の電車で座った向かいの席に高校の同じ部活の同級生が座っていて、そしたら最寄り駅がなんと同じだったのでそのまま一緒に飲みに行ったり、仕事でフランスの展示会に行って会場を歩いていたらしばらくぶりの友人とバッタリあってその後夜ごはん食べに行ったり、新婚旅行でスペインに行った時は、仲良くしてくれるイギリスの取引先の人とバッタリ会って(その人たちは前日スペインにいこうと思い立って来たらしい)びっく

          川のおねえさん