清香

”わたしを作る、今日こんな気分”と題して、日記形式でエッセイを書いています。 暮らし/…

清香

”わたしを作る、今日こんな気分”と題して、日記形式でエッセイを書いています。 暮らし/健康/40代のリアル/もやもや/

最近の記事

4月14日◆あえて距離を置いてみることの大切さ

今日の内容はバリ島の旅の直後に書いた、迷った時に自分に問う「あなたが見たい美しい世界はどっち?」に引き続き、旅をきっかけに得た気づきと学びについて。 目的に向かって決めたことを毎日淡々とこなすことは、自分にとってそれほど苦しいことではない。自分は凡人だから、継続することが唯一の突破口だと思っていたし、その考えは今でも変わらない。 ただ、何度もここで書いているけれども、いつの間にか手段が目的と化してしまうことがよくある。毎日やると決めたことを”やる”のは、”やる”こと=To

    • 4月7日◆本物のミニマリストに出会った話(後編)

      バリ島の旅で、本物のミニマリストに出会った話(前編) (中編)はこちら 彼女が旅の荷物を選別する基準はこうだった 1.まず、どうしても必要なものを用意する。具体的には1泊分の着替えと下着、スキンケア用品、雨具、そして貴重品類など。 2.万が一持っていこうかどうか迷ったものがあったら、リュックの容量と相談。ただし、物を増やせば増やすだけ自分の肩にのしかかってくるので、慎重に判断するという。つまり”入るから持って行く”という思考ではない。 以上。 めちゃくちゃシンプルだ。

      • 4月4日◆本物のミニマリストに出会った話(中編)

        バリ島の旅で、本物のミニマリストに出会った話(前編)はこちら 彼女はナチュラルなメイクをして、カジュアルだけれどスポーティーすぎない服装・つまり”きちんと”していたので、まさか最小限の荷物で旅をする人だとは微塵も思っていなかった。けれど、よく見たら前日に着ていたと思しき服が一式、手洗いされて干されていた。5日間でバリと日本を往復し、バリ島の中で2エリアを巡る旅だとしたら、自分はきっと面倒くさがって日数分の着替えと下着を持っていくだろう。けれど彼女のリュックには、着替えはせい

        • 4月2日◆本物のミニマリストに出会った話(前編)

          先日旅をしてきたバリ島では基本的にグループで動いていたのだが、途中一人で行動する日程が何日かあったので、前々からぜひ行きたいと思っていたホテルに宿泊することにした。個室は予算オーバーだったのでドミトリールームを選んだところ、定員が8人の部屋にその日は2人だけだという。もう1人がたまたま日本人同士だったのですぐに会話がはずみ、結果的に彼女とは2度の食事とヨガを共にすることになった。 もちろん直感的にヤバいと思ったら近寄らないようにするが、一人旅の途中で日本人に出会うと、光の速

        4月14日◆あえて距離を置いてみることの大切さ

          4月1日◆健康になるために生きるのではない。健康よりも幸せが大事

          今日は環境活動家・谷口たかひささんの講演会を拝聴した。講演会と言ってもキャパがMAX30名くらいのカフェで行われたので、”お話会”というアットホームな雰囲気だった。世界中から引っ張りだこ状態の谷口さんのお話を間近で聞くことができたのは、ラッキーとしか言いようがない。 講演のテーマは、「食と環境と健康について」。この3つは自分が常日頃、最も大切にしていることなので、是が非でも聞きたいと思う内容だった。詳細はここでは割愛するが、あまり日本では得られない情報も多く話してくれたので

          4月1日◆健康になるために生きるのではない。健康よりも幸せが大事

          3月31日◆迷った時に自分に問う「あなたが見たい美しい世界はどっち?」

          バリ島で過ごした濃密な10日間がまるで夢だったかのように、すぐさま”日常”に引き戻された週後半。表向きは通常運転をしているのもの、頭と心にはどことなく”ふわっ”とした感覚がある。もちろん、これを無理してかき消すことはしたくないので、少しずつ余韻を味わうつもりだ。自分を構成するミルフィーユのような層に、また新たな1枚が加わるような気がして、静かな期待を抱いている。 バリ島の旅はいろいろな初体験で溢れていた。どこで何をしたのかという記録を残そうとも考えたが、それより大事なのはや

          3月31日◆迷った時に自分に問う「あなたが見たい美しい世界はどっち?」

          3月16日◆白髪ケア・ここだけの話⑥

          白髪ケアについて、現時点での経験や私なりの考え方を書き留めておきたいと思う。 (⑤の続き) 2023年の1月からセルフ白髪染めをし始めた私の髪は、すっかりヘナで染められるのに慣れたらしく、その色もだんだん馴染んできた。ヘナは白髪部分にしかハッキリと染まらないので全体的な印象が激変するわけではないが、しばらくカラーリングなどをしないで過ごしてきた私にとっては、黒い髪にもほんのちょっと色が乗っただけで気分が違う。 とは言え、白髪の生成を止められているわけではなく、その量は確

          3月16日◆白髪ケア・ここだけの話⑥

          3月15日◆シニアが都会に移住してみたら…

          昨日のエッセイ「待ち合わせはやっぱりコメダ」でも触れたことだが、私の両親(共に70代)は、2023年にそれまで70年以上も過ごしてきた東海地方を離れ、関東地方に移住した。移住先に選んだのは、”川を越えたら東京23区”という場所。シニアになってからの都会移住である。 それまで住んでいたのは、田舎と言えど人口30万人くらいの中都市で、交通の便はそれほど悪くないところだった。けれども病院には車がないと行けなかったし、家の付近はバスルートから外れていたため、車に乗れなくなったらどう

          3月15日◆シニアが都会に移住してみたら…

          3月14日◆待ち合わせはやっぱりコメダ

          今日は午後から都心に出る用事があったので、自宅と目的地の真ん中くらいの位置に住んでいる両親に、遅い朝ご飯(or早めの昼ご飯)を一緒に食べないかと誘ってみた。 両親は昨年、故郷の愛知県から神奈川県に移住したばかりだ。ばかりと言ってももうすぐ1年が経とうとしているが、70年以上も東海地方に暮らしてきた二人にとって関東での生活がどうなのかが気になるので、できるだけ会うようにしている。 しかしこっちの心配をよそに、父は”推し”のコンサートで埼玉まで出かけるらしく、同席できないらし

          3月14日◆待ち合わせはやっぱりコメダ

          3月13日◆noteを書き始めて2ヶ月目の振り返り

          noteでエッセイを書き始めてから昨日で2ヶ月が経った。二つ目の節目として振り返っておきたいと思う。(一つ目はこちら) タイトルに日付を入れているのは、①毎日更新を目標にしているため ②日記形式で書こうと思ったためだ。 ②は日記形式とは言え、実際その日に起こったことを書いたのは、多分半分くらいだ。もちろん1日1日違う時を過ごしているが、それを毎日ネタにできるかと言われれば正直微妙で、アウトプットのしようがない日だってある。むしろ、そういう”なんでもない日”の方が圧倒的に多

          3月13日◆noteを書き始めて2ヶ月目の振り返り

          3月12日◆アラフィフ、優秀学生に選ばれる

          1ヶ月ほど前に中国語の集中講座をオンラインで受講した。中国の大学に所属する語学学校が主催するもので、現地からライブ配信される授業を複数の国の生徒たちと肩(?)を並べて受講する”オンライン留学”だ。10日間という短い期間だったが、1日3時間以上というそれなりにハードな内容で、なかなか大変だった。 「自己肯定感が下がりまくった学びの場、それでも…」で書いたが、はっきり言って私は、クラスの中で落ちこぼれだったと思う。話についていけなくてろくに自分の意見を言えないという屈辱も味わっ

          3月12日◆アラフィフ、優秀学生に選ばれる

          3月11日◆湘南暮らし1年、人との距離感がバグってきたかもしれない

          湘南エリアに暮らし始めて1年、移住者もそれなりに多いこの地域では、わかりやすい疎外感を味わうこともなく、平穏に過ごせている。近所の人々とは犬を媒介に(といっては失礼だが)あっという間に距離が縮まったし、友達と呼ばせてもらえるような人も、町に少しずつ増えてきた。 ほかに嬉しいのが、馴染みのお店ができたことだ。と言っても、お酒が飲めず、あまり頻繁に外食をしない私は決して常連ではない。それでも初回から自然に会話が生まれ、次に訪れた時も覚えていてくれた時は、嬉しくて心の中でガッツポ

          3月11日◆湘南暮らし1年、人との距離感がバグってきたかもしれない

          3月10日◆丁寧な仕事をするプライドとジレンマ

          家事はそこそこ適当だが、仕事はとにかく気も手も抜けないタチで、どんなときも全力投球してしまう。これは別に悪いことではないし、むしろフリーランスとして活動する自分の売りポイントだとも思っているのだが、なにしろジレンマがつきまとうのだ。今日はそのことについて書いてみたい。 私はフリーランスのライターとしてクライアントワークをメインに行なっている。何でもかんでも受けるフェーズはとっくに通り越し、現在は自分の価値観に沿ったジャンルのことを主に執筆しているので、ストレスはそれほどない

          3月10日◆丁寧な仕事をするプライドとジレンマ

          3月9日◆白髪ケア・ここだけの話⑤

          白髪ケアについて、現時点での経験や私なりの考え方を書き留めておきたいと思う。 (④の続き) Women's Healthというウェブ媒体の、「カラダにいい白髪染め」というオンライン講座にてヘナで白髪を染める方法をひととおり学んだ私は、2023年の1月から自分でやり始めた。使っているのは写真にもある、eco・vedaというブランドのものだ。 最初にZoomの受講チケットとヘナ染めに必要なアイテムが丸ごとセットになったパッケージを購入したので、スタートするハードルもかなり低

          3月9日◆白髪ケア・ここだけの話⑤

          3月8日◆感動!日本の航空会社のホスピタリティがケタ違いだった

          九州へ1泊の出張を終え、今日は羽田行きの便に搭乗した。とはいえ、ここで書きたいエピソードは、フライト中のホスピタリティではない。客室乗務員とグランドスタッフのものすごい連携プレーに感動したので、記録に残しておきたいと思った次第である。 羽田に到着するやいなや、まだ飛行機のドアが開いていない時にこんなアナウンスが流れた。 「この先お乗り継ぎ予定の○○様、飛行機を降りられましたら、地上係員にお申し付けください」 よくあるアナウンスなので特に気に留めていなかったのだが、たまた

          3月8日◆感動!日本の航空会社のホスピタリティがケタ違いだった

          3月7日◆偶然が偶然を呼ぶ!?

          今日は早朝の便で出張で九州にやってきた。空港から目的地まではバスに乗ることになっていたのだが、待ち時間が1時間ほどあったので、どうやって過ごそうかゆるく考えていた。1時間というと長く感じる人もいるかもしれないが、私は比較的スキマ時間を活用することに慣れている方だ。仕事をしたり、メールをチェックしたり、動画やSNSを見たりしていればあっという間に時間が経つ。しかし今日はなんとなく朝から疲れていたので頭や目を使いたくないと思い、そのどれもピンとこなかった。 空港の案内表示を見る

          3月7日◆偶然が偶然を呼ぶ!?