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0113「NY子育て日報・1日目」

年始のご挨拶をする暇もなく(いやそれはそれで、どこかで書かなくてはいけないと思いつつ)、突然短期日記を始めることにする。

どういうことなのかというと、今日から11日間、我が家としては初めて、妻が都合で一人で日本に帰る、という未曾有のチャレンジ期間に入るのだ。
以前からお読み頂いている方には既知のことかと思うが、私はニューヨーク在住でデジタルを中心としたコンテンツ等々をつくっている者で、家族でニューヨークに暮らしている。長男が6歳のときに引っ越してきてもう6年なので、長男が12歳、もう中学生だ。アメリカに来てから生まれた次男が5歳、長女が3歳だ。この子供たちは、基本的に生まれてこの方母親のそばを離れたことがない。私はちょこちょこ日本出張やらいろんなところに行くので、私がいないことはまあ結構頻繁にある。

もちろん、うちの場合はそんな感じで育児へのコミットメントが妻に偏っているのは承知しているが、持ち場として私が外に働きに出て、妻が子供の面倒を見る、という分担でやってきたということになる。下の子が乳離れしたのも最近だし、妻はもともと看護師なので、ビザ的にもアメリカで働ける状態ではなかった。

そんなこんなで、妻にすっかり妻に依存していた3人の子育てを、11日間ではあるが、完全に1人で、ニューヨークの街でオペレーションするというチャレンジが始まった。これは私にとってもチャレンジであるし、妻にとっても、「日常的に全然役に立たない夫に子どもたちを任せる」という意味でチャレンジであるし、子どもたちにとっては全く頼りにならずいつもわけのわからないことを言っている父親と協力しながらサバイブするというチャレンジである。もちろん世間的に考えたらそんなの特別なことであるべきではないのだけど、私たちにとってはどうにもチャレンジではあるし、恐らく思い出深い11日間になるはずだ。妻には日報的に報告をしなくてはいけない。東京の親たちも心配している。そんなわけで、日報的に、ニューヨーク3人子育て日報をつけていこうと思う。

以前ここに書いていた日記や、普段仕事で書いているような文章とは違って、わりと淡々と起こったこと、やったことを記録する感じにするので、まあそんなに面白くもないと思うが、ニューヨークという異界での子育て的日常がどういう感じなのかを生活感とともに伝えることはできるのかなと思うので、アンビエントものとして覗いて頂ければ幸いである。あと、昨日までラスベガスに出張に行っていて太ったし、そろそろちゃんと痩せないと本当にまずいので、妻が帰ってくるまでに決定的に痩せようと思う。大変すぎて普通に痩せる可能性もある。あと、子どもたちが大きくなってから読んだら面白いかもしれないし。

で、1月13日の記録だ。

妻のフライトは夕方だったので、日中は普段どおりに過ごす。長女は日本系の幼稚園に通っているが、月曜と水曜は無いので、家にいた。私は妻の準備もあるのと、午後の学校への迎えはやらなくてはいけないので家で仕事をすることにした。

午後になっていよいよ妻が出発し、長女を連れて次男の学校(幼稚園)に迎えに行く。長女がゴネてベビーカーに乗りたがったのでベビーカーを転がして学校に行く。長男と次男は同じ学校に行っている(公立だが、幼稚園から中学まである)が、長男は自分で学校に行って適当に帰ってくるので次男だけを迎えに行く。長男はニューヨークの街を一人で歩いて学校に通っているわけで、自分の感覚からするとすげえなあと思う。

迎えに行った帰りは、近くのTRADER JOE’Sに寄って、夕飯用の食材を買う。そう。今日から11日間、子どもたちにめしをつくらなくてはならない。家にうどんすきのスープベースがあったので、難しい料理はできないので鍋にすることにする。妻いわく、アメリカ産の豚肉はまずいということで、いつもスーパーの豚肉は使っていなかったが、いつも妻が使っていなさそうな豚肉の塊を買って試してみることにした。

もう1つ、いつもと違うものを買ってみようと思って買ったのが、LEEK(リーキ)だ。いわゆる、太い西洋ネギだ。この11日間、チャレンジついでに普段我が家で買わないような新しい食材にチャレンジしてみようかとも思う。

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その後、次男と長女がドーナツを食いたいというのでダンキンドーナツに寄った。次男は小型のドーナツであるマンチキンを欲しがり、長女はイチゴのドーナツを欲しがった。長男の分も買っていった。

酒屋に寄って紅一刻を一本買った。マンハッタンで芋焼酎を売っている酒屋はかなりレアだが、最近近所の酒屋が一刻者と紅一刻を売り始めた。これは自分のニューヨーク生活を変える出来事だった。

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夕方になると長男が帰ってきて、妻の飛行機がもう飛んでしまった。そこから先、FlightRader24のアプリでずっと妻の飛行機をトラッキングしながら仕事をしていた。ちゃんと飛んでいる。良かった。

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夕飯をつくろうと思ったが、白菜が切れていることに気づき、次男と長女を連れて別のスーパーに行く。白菜はアメリカではマイナー野菜なので、売っているところと売っていないところがある。が、最寄りのスーパーには売っている。高いけど椎茸も売っている。

鍋用に使おうと思っていた豚肉は、切りやすくするためにちょっと冷凍しておいたのが良かったのか、かなり細切れにして鍋に入れたのが正解だったのか、もともと購入した部位が良かったのか、結構うまいこと行った。長男と次男は食ってくれたが、長女はプリキュアのふりかけごはんで済ませていた。結構余ったので明日の朝飯に流用できる。

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ママがいないからみんなで掃除しようぜ、といって部屋の掃除をする中で、次男がまだ余っていたドーナツを捨ててしまったので、「それはダメですよ。もったいないですよ。」と叱ったら、怒ってトイレに閉じ籠もってしまった。長男は、まだ食える、と言ってそのドーナツを食っていた。

長男がやっている日本語のオンライン家庭教師の先生に宿題の答案を送る。CamScannerを使ってPDF化して、いつもの妻によるデータとの違いを出してみた。長男は、日曜日にピアノの発表会が迫っているので、忘れないように練習させた。そこそこできているが、回を重ねていくとダメになっていく。

9時から日本と電話ミーティングの予定が入っていたので、早めに歯を磨かせて、床につかせた。歯磨きの際は、YouTubeで何か好きそうなものを見せることになっている。次男は、仮面ライダーゼロワンの変身シーン10連発みたいの。長女は、アナ雪2の「Into the unknown」のビデオ。Into the unknownは名曲だ。私はレリゴーよりも好きだ。長男と次男はいつも私が寝ている部屋で寝るというので放置しつつ、長女を寝かしつかせた。グズるかなと思ったが普通に寝てくれた。寝落ちして打ち合わせをすっぽかさないように、目覚ましをかけて添い寝する。暗い場所で添い寝はやばい。実際寝落ちして目覚ましで起きた。

全員寝てから昼間できなかった連絡と作業をこなす。午前様になって、余ったご飯を冷凍して、紅一刻をお湯で割って飲む。

明日はリーキを焼いて食いたい。スパゲッティスクワッシュとかにもチャレンジしたいが、調理動画見たら割るの超大変そうだったので尻込みしている。

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