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毎日はルーティンで出来ている


何か特別な日っていうのは
一生の中に沢山あるわけではなくて

お誕生日だったり
長期休暇の旅行だったり
誰かの結婚式や
お呼ばれなんて

一年に数えるくらいしかないから
日々を構成している大半は
昨日と同じことの繰り返し。

朝食の支度をして
歯を磨いて、着替えて
会社や学校に行く。
或いは家事をする。


行動範囲というのは大体決まっていて
あちこち飛び回るようなお仕事でない限りは、同じ道を行って帰るだけ。

だから大人になると、
色々工夫が必要になるんだなって
近頃そんな風によく思います。

じゃないと、あの人が羨ましいとか
つまらない人生だとか
人は変なことを考え出す気がして。

でも実際、みんな同じなんだけどな。
華やかに見える人だって
そういう部分だけを切り取って人に見せてるんだ。
誰だって毎日の基本は至って
地味なんだと思う。


前回の記事で、見つめる場所を変えてみてっていうお話を書いたけど
それと同じで、別に人生に行き詰まっていてもいなくてもそれはやっぱりいつも大切なことなんだと。

例えば私は毎日料理をするのだけど
やっぱり誰だって同じようなメニューでは飽きてきてしまう。
それは作る側も、食べる側も。

ほんの少し調味料や薬味を変えたり
野菜の切り方を変えたり
盛り付け方やお皿にこだわったり。

私は、そんな小さな工夫で
食卓に新しい風を吹かせる。

工夫というのは
別に大袈裟じゃなくてもいい。

毎日の中に、ほんの少し
新しい視点を持つことです。

近くのものばかり見ているなら
少し遠くから引いて見る。

逆に遠くから眺めているだけの日々なら部分的にグッとフォーカスを当てて見る。

いらないものを捨てる。
散らかったところを片付ける。

よく見たらここ結構汚れてたんだな。って気づいたりする。
自分の身の回りを整えることは
自分を大切にすることと繋がってる。



今朝は涼しい。
金木犀の良い香りがしてきたな。

そんな小さな気づきと工夫が
毎日の繰り返しの中で拾えることは
人生の豊かさにも比例するのかなと思う日々。



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