【夕顔】スーパーは学びの場
とある日、子供とスーパーへ買い物に行きました。
野菜コーナーにおいて、驚くほど大きな楕円状の実が並んでいるのをみつけました。
「なんの実だろう?」と子供と興味津々で見てみると、
『夕顔』
と書かれていました。
夏の夕方に開いた白い花が、翌日の午前中にはしぼんでしまうことから『夕顔』と名付けられたようです。
(※写真はWikipediaより)
この夕顔の実、煮ても食べられるようですが、
ご存知
『干瓢(かんぴょう)』
の原料になります。
「干瓢」は栃木県の名産としても知られます。
先程見た夕顔を細く切って干したものが干瓢であることを伝えるために、乾物コーナーで実際の干瓢の商品をみることにしました。
実際の利用法
そのあと惣菜コーナーで売られていた巻き寿司や干瓢巻きをみせて、「この茶色の色のものが干瓢だよ」と説明しました。
ところで冬瓜は…
夕顔に似たウリに、『冬瓜』があります。
冬瓜も夏の時期に収穫する野菜なのですが、貯蔵性が高く常温で「冬まで保存できる」ことから「冬瓜」という名前がつけられたそうです。
夕顔と冬瓜の違い
夕顔と冬瓜を比べますと、
夕顔の花は白色なのに対して、冬瓜の花は黄色です。
また夕顔の実の皮の色は黄緑色なのに対し、冬瓜の皮は緑色。
形は夕顔が球形や長楕円形ですが、冬瓜は基本的に長楕円形です。
さらに夕顔の実は、柔らかく、隙間なくぎっしり詰まっているのに対して、冬瓜の実は固く、種の周りには空洞がある。
以上のような違いがあります。
おわりに
スーパーでは、「生鮮食品・原材料」、「加工食品」、「実際に活用した食品」が売られているので、それぞれのステップを追って観察することが出来ます。
なるだけ少人数での買い物が推奨される昨今ですので、今の状況では積極的にオススメし難い面はあるのですが、食育といった観点から、実際に私達が口にしているものは最初はどのような物(姿・形、色、大きさ、質感)であったのか。
野菜に限らず、肉や魚でも一連の流れを見て、場合によっては触れて、そして食べることで学べる場所がスーパーだといえます。
また並ぶ生鮮食品は季節によって移り変わることから、食材の旬を感じることが出来るのも重要な要素といえます。
あくまで安全を確保しながらのお買い物においてですが、もしもお子さんが一緒であれば、スーパーは買い物しながら「食についての学びの場」になり得るのだと思いました。
おしまい
最後までお読みいただきありがとうございます。 いただいたサポートは麦チョコ研究助成金として大切に使用させて戴きたいと思います。