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伝わる文章の書き方について学んだのに、学べていなかった

伝わる文章、書けていますか?
今回は―

というnoteを読んで、「こうすればもっと伝わるのにな」を書きたいと思います。


以下、

  • 元👎: 元のnoteでBADとされている文

  • 元👍: 元のnoteでGOODとされている(が良くないと私が思う)文

  • 😊👍: 「私だったらこう書き換える」という文
    の形式でお届けします。

読点の使い方にはルールがある

  • 元👎: キーボードは、文字の入力に使うものだ。

  • 元👍: キーボードは、文字の入力に使う入力装置だ。

  • 😊👍: キーボードは文字の入力に使う入力装置だ。


  • 元👎: 灰色の買ったばかりのパーカーを着て、大きな最近できたデパートに今日は、出かける予定だ。

  • 元👍: 今日は、最近できた大きなデパートに、買ったばかりの灰色のパーカーを着て、出かける予定だ。

  • 😊👍: 今日は最近できた大きなデパートに買ったばかりの灰色のパーカーを着て出かける予定だ。

元noteでは不要に読点を入れている例文が多かったです。
きっと主語を特別なものと考えておられるのでしょう。
日本語は英語と違って述語が大事な言語です。
主語はほかの修飾語となんら変わらないので、無理に先頭に持ってきてなんとなく読点を打ってはいけません。

2つ目の例の「今日は、」の位置は好みが分かれると思います。
修飾語の順序のルールで「大きな状況は前に、小さな状況は後ろに」があるため先頭に持ってきました。
またちょっと1文が長いためどこかに読点を打っても良さそうですが、元👍のように3つも打つのはやりすぎです。

主語と述語を近づけよう

  • 元👎: 私は、大学院生になってから、研究や講義が学部時代と比べて忙しくなったために学業に割かなければいけない時間が増えたことにより、趣味の読書の時間が減った。

  • 元👍: 大学院生になってから、私は趣味の読書の時間を減らさなくてはいけなくなった。これは、研究や講義が学部時代と比べて忙しくなり、学業に多くの時間を割かなければならなくなったためである。

  • 😊👍: 私は大学院生になって研究や講義が学部時代と比べて忙しくなり、学業に割かなければいけない時間が増えたことで、趣味の読書の時間が減った。

この例題で元noteの著者が改善したかった点がまさに「主語と述語はなるべく近づける」でした。
しかし元👍の2文目を見ると「これは、…ためである」のように主語と述語が最初と最後にあって離れています。

こうなってしまった理由は、元の複文を2文に分けてしまったせいです。
重文を2文に分けるのはともかく、複文を2文に分けてしまうと意味が分かりにくくなるおそれがありますし、テンポだって悪くなります。
そこで😊👍では1文のままつなぎ目だけを調整して読みやすくしました。

終わりに

元noteの「終わりに」で「元noteを定期的に見返して文章を良くしよう」と書かれていますが、やめた方がいいです。
全体的に読点が多すぎてテンポが悪く、主語を先頭に持ってくることを意識しているためか冗長になってしまっています。
なにより前編、後編を通して全く網羅的な内容ではなく、「ここだけ直しても文章はよくならないんだけどな」と感じてしまいました。

では文章を改善したい私たちはどうすればよいのでしょうか?

上手い文章や資料を本気で作りたい人のためのチートシート

を読めばいいのさ!!

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