大切な人の心が病んで学んだ、自分の心の守り方🌱🫶

自分の心が疲れたら、病んだら、もうダメだーってなったらやること。
そんなことはこのインターネットの世界にも、書籍もたくさんあるのに、その当事者に寄り添う周囲の人のケアについてはなかなか聞かない気がするのは私だけだろうか…

私のパートナーはこの10年鬱さんやってきたり、去ったりの日常を送っている人。
今年に入ってからは、少くとも2ヶ月は鬱さんに襲われて家から出ることが出来なかった。

年明けしばらくしてやって来たその暗闇に、自分の心も持って行かれそうになるかとも、そりゃあった。

気持ちを言語化すれば何か晴れるかなと思ったけど、それも一瞬のもの。
(その時書いたやつ👇)


本来は彼とたくさんの時間を過ごす予定だった今月のホリデーは、気づけば一人旅月間になっていた。

でも幸い、そんな彼も回復してきてホリデー明ける前に会うことが出来た。

ただ一緒にいるだけで幸せで、温かい気持ちで心が満たされた時、こうやって大事な人が心の病で苦しんでいる時に自分を守る術を実行できていたことをに気づいた。
学びとして書き残しておこう。🗒


自分のメンタルヘルスを優先する

頭じゃ分かってるけどなかなか疎かにしちゃいそうなこと。でも1番大切なこと。

落ちてる相手のことを心配する、思いやる気持ちはもちろん大事。

でもだからって自分の内心を蔑ろにするのは良くない。

食べたいものがあるなら食べる。
観たい映画があるなら観る。
会いたい友達がいるなら会う。
歩くのが好きなら散歩に出かければいい。

好きなことすることで、相手のことを考えていないってことにはならない。

何をしても「あの人がいればもっと楽しいのに…」と思うかもしれない。
実際私は今月の一人旅中良くそんな孤独に襲われた。
でも目の前にあることに感動や感謝を感じられるちょっとの余裕があれば、意外と1人でも楽しめることはあるんだ、そう気づいた。

だからまずは、自分が何を欲し、何で満たされるかを、遠目から見てみるといいかも。
きっとそれが、自分の労り方の見つけ方、なのかもしれない。


関係性を信じる

恋人関係でも、友人関係でも、家族でも、大切な人から会うことを拒まれたり、メッセージのやり取りさえも拒否されると、自分の存在すらシャットアウトされるように感じる。

今までの良好な関係がなかったかのような感覚さえする。

でもそうじゃない。
精神疾患は厳密にいうと、心ではなく脳の問題。脳が幸せを感じられなくなるから、その状態ではそれまでの幸せも幸せに感じられなくなる。
(専門家ではないので、詳しいことはご自身で調べてくださいな)

だから寄り添うこちら側ができること、それは元気にさせようと励ますのでなく、この状態を尊重した上で、これまでの関係性を信じて待つこと。ただただ待つ。


これは一時的なもので永遠ではない、と自分に言い聞かせる

「止まない雨はない」なんてよくいうけどほんとそう。
いつかは帰って来るのです、今苦しんでる人も。

ただそれは、日常的に落ち込んでるとこから立ち直るのと違って、相性の良い投薬が見つかったとか、理想の先生に出会ったとか、そもそもそうなった原因とおさらばできたとか、雨の上がり方は人それぞれ。

かかる時間も人それぞれ。

でも残りの人生ずっと雨模様なんてことはないからね。

自分の心も雨模様にならないように、晴れ時々曇りぐらいのメンタリティで自分もいれたら素敵。


程よく放っておこう。気遣いも程よい量で。

前2個を読んできたら分かってきていただけて来たかなーと思いますが、ひとまず放っておきましょう。

「でもやっぱり何か言ってあげたい!」
「放っておいたら最悪の状態とか想像しちゃって不安!」
「自分がそばにいるだけで力になるかもしれない!」

なんて声が、自分の中から聞こえてきても、ひとまず相手を放っておこう。

幸せを感じられない、自分以外のことを考えられない、何なら自分のこともよく分からない状態の人に、ポジティブな励ましや寄り添いの言葉は悪影響になることもあるそうで。

「こんなに気にかけてくれてるのに、良くならない自分は最悪だ…」
そんな風に思っちゃうことも。

私の場合。
彼が家から出れんかった2ヶ月の間、最初1ヶ月はほぼ毎日何かしらのメッセージを送っていた。励ましや、彼のためだと思ってアドバイス(散歩したら?とか、これが良いらしいよ!とか)を送ってた。
1ヶ月で回復したかと思ったら、2週間ほどでまた雨模様に戻った彼。
「君の前だとポジティブにいないと!っていうプレッシャーがすごい。いつまでもこの状態に付き合わせるの申し訳ないし、別れよう。」と、心情を教えてくれた。

自分が良かれと思ってしていたことが、彼の負担になっていたと知った。
だからひとまず「1ヶ月休憩期間にしよ」と言ってみた。
(お互い好意や信頼があるのに別れるのは違うと思ったので)

私のホリデー入りのタイミングでこういう話になったから、一人旅の旅先の思い出をたまーに送る程度で連絡。
「私は私の人生やれてるから大丈夫だよ」
そんな雰囲気を出したり出さなかったりする程度で。

彼からは、
「ホリデー中は、僕からも僕のメンタルヘルスからも離れて自分の時間を楽しんでくれ」そう言われていたが、彼のことを考えない日はなかった。
旅の思い出を瞬時にたくさん共有したかったが、適度な頻度で。
返信が絵文字だけでも、既読がつくだけでも「あー今日も彼はこの世界にいる」と感じられて安心した。

後にこの程よい連絡頻度や、私が一人でもちゃんと休暇を楽しんでる様子が嬉しかったそうで、「連絡来るだけでそばにいる気がしてホッとしたよ」と言ってくれた。

程よさ、は人によってそれぞれだろうから、相手に合わせた寄り添い方が出来たら双方にとっていいのかも。



まあ要は、
誰かに自分の幸せ委ねるんじゃなくて、自分の人生は自分で幸せにしろ
ってことを1番学んだように思うここ数ヶ月。

そして大事な人だからこそ、時には適度な距離感も大切だということも。

今後また彼に暗闇がやって来ないとも限らないし、完治したとも思ってない。
だからこそまたこんな時が来た時は、ここに書き記したことを大切にしよう。

そうしよう。🌱

この記事が参加している募集

最近の学び

多様性を考える

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?