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オレンジ色の本棚 〜絵本再読日記

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子どもの頃から「こどものとも」(福音館書店)を講読しています。その絵本たちを久しぶりに手にして感じたことを本文400字でまとめるマガジンです。
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うおがしのあさ

森下 研 さく 寺戸 恒晴 え 福音館書店 月刊予約絵本 こどものとも 215号 1974年2月1日発行  築地市場を取材して描かれたと思われる絵本。魚屋を営むお父さんの仕事に興味を持ったあきら君が、お父さんに魚河岸に連れて行ってもらい、魚河岸の様子を見学する物語。身近なところに個人商店がなくなってしまったので、絵本に描かれているお魚屋さんのお店の様子は、懐かしいものに感じます。これが時代の流れというものなのでしょうか。秤も今描くならデジタル秤でしょう。  魚河岸の場面に時

絵本のタイトル索引あいうえお順 一覧

所蔵している月刊予約絵本『こどものとも』絵本のタイトルを50音順にならべた索引です。 リンクがアクティブになっている作品は、再読感想完成済み。 2024年4月現在、約100作品の感想は、BLOGで公開中です。 ≪あ行ではじまる作品≫あーちゃんはパンやさん ねじめ正一 作・井上洋介 絵 1986.1.1. あいうえおみせ 安野光雅 さく・え 628号 あいうえどうぶつおしごとなあに 小野寺悦子 文・加藤チャコ 絵 698号 あいうえどうぶつおやつはなあに 小野寺悦子 文・加藤

オレンジ色の棚 ~絵本再読~

幼稚園に入園したときから、毎月3冊の絵本が手元に届くようになりました。卒園後は、そのうちの1冊を、近くの書店の取り寄せで購読し続けてくれました。今、考えると、そんなことをずっと続けてくれた両親、特に母に感謝しないといけないなと、つくづく思います。 高校生に上がってから、この絵本の購読は、自分のお小遣いの中から、自分の意思で続けることになりました。購読を止めるきっかけにもなったかもしれない可能性を秘めていたと思います。でも、なぜか買い続け、長期で日本を留守にしていた時期も、母が