66.長距離練習(レース)におけるあれこれ

66.長距離練習(レース)におけるあれこれ

私は元々200mが得意なので400mとなると、えーってなるし、800mとなると、さらにえええーーー!となるし、1500mにいたっては、嫌だーとなる。
とはいえ、練習だと思って淡々と泳ぎ続けることは多大な効果を得られる。
ひたすら続けることで見えてくるものがある。
無駄な力を抜いて泳ぐこと
効率よく泳ぐためには、大変価値があり、
フォームを固めるためにも、たまにはたーくさん、たーくさん泳ぐべきだ。
何より内なる自分に長時間向き合うためには必須だ。

そんな私は基本集中力が3分しか持たないので、どう楽しく泳ぐのか?と、いかにボーッとして疲労を軽く感じて心身へのダメージも軽症で上がれるか?が興味の対象だ。

過去IM400では、毎度うえっとなっていた。
頭の中で200mの強度で400mまで泳げてしまったからなのかもしれない。ま、良くも悪くもまだ出来るという良い方に捉えておこう…

そんな私がレース中に何を気をつけている?というと、それは間違いなく、いかに最速で楽に泳ぎ切れるか、それだけだ。あとは、そのために必要な
フォームとリズムが崩れないようにすること。
ただそれだけに集中しないと、やれきついだの、痛い辛いだの、あと何メートル、あぁぁぁーーーながい!と、余計な雑念に気がいってしまう。

練習においては、タイムというカテゴリーが追加される。1本目2本目とラップが淡々と刻めるか…
崩れた時に何が今までと変わったか、例えばフォーム、力み、テンポが鈍くなったなど。休憩している時間も忘れてはならない。

練習においては、考えることが多く、フォームを気にしながらタイムを見て、今とさっきの違いを比較しながら改善しようと、もがきながら、疲労を頭から追い払いながら練習している。
声をかけられるとブチ切れるのも、そのせいだ。

例えばだが21かきめ 左呼吸の後右手でターンインなど。
練習で行ったことを本番でも出来るか、テストみたいに泳いでいるので、ただ、ただ、淡々と加速減速もしないで、リラックスして動き続ける。それに尽きる…

あとは、崩れた時に、いかに平然とこなすか…
あーわーやばい!動かない。は、オプションではなく、標準装備なので、あらあら、今日は遅かったわね、と、受け入れてあげる心の器を用意しておきたい。とりあえず足入れる、お腹だけ頑張る、手でかかずに、体重移動をがんばるなど、標準装備と思っておけば、それもルーティン、ルーティンならば練習でも浮く練習が出来る。動かなくなった時の練習は、必須でやっておく内容だ。同じパニックでも、軽症でも経験したことがあれば、多少はマシに平常心よりで、対応可能だ。

何を考えている?のか?という質問については、何にも考えていないというのが正解だし、絶対に考えないぞ!と「無」を考えている?!維持しようとしている。頭の中を真っ白に、いや正しくは真っ黒にしようとしている。光もとても邪魔…みたいな。

泳ぎの内容では、感覚的なフォームのことしか考えておらずぼーっとしている。といえばよいのか、フォームは全体でも10%から15%程度の話で。頭の中では真っ暗闇で手足が動くイメージ。違和感がなければよしという、その程度で。残り90%は、黒をぼーっと見つめている。

後半の1/3に入ると、大抵ボーッともしてられず、苦しくなる。一気に現実に引き戻され、真っ暗闇世界は光り輝いてくる。あーもー、2度と泳がん!絶対水泳辞める!あと200、なんとか耐えろ!そればかり。3分以上は頑張れん。笑笑

どうやって数えているか?
まず、私は数を数えるのが恐ろしく苦手だ。ナンバリングですら、記事を書くより時間がかかる。そのまんま、頭の中のものを、おきっぱなしにするようだ。思考や思いが止まるといえば伝わりやすいか…500m付近で記憶が飛んでいる。基本ボーっとしているので、3本目以降はよく分からない。とはいえ、そんなことも言っていられないので、仕方なしで
1500mは500 500 400と100
とはいえまともに数えられたことは一度もない。
いつも1200で記憶は綺麗に消え、自分が何しているかすら訳がわからなくなる。ただ体がセットされた動作を繰り返しているだけ…

800mは400 400でおよぐ。前半の通過タイムが気になって仕方なくみようとして見えなくて慌てて600付近で崩れてくるパターンは何度かあったが、まだ1500mの崩壊よりは気持ちが続く。

一度本数だけ頑張って数えようと練習でやったことがあったが、壁に激突した。死ぬかと思った。
いわゆる前方不注意。

一極集中はダメなんだろうね。
かといってふんわり集中は、記憶を消し去ってしまうほどのふんわりはダメみたい。

指を折って泳ぐわけにもいかないし。
何か良き手法があればいいのだが…
5,5,5,5,5、6,6,6,6いうのも、
やったけどあんまりだったなぁ。

仲間は北から順番に都道府県を言っていたようだが…北海道、青森、秋田、岩手… 南からもありだそうだ、沖縄、鹿児島、宮崎…

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