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【スナックカシマVol.1 前編】三豊市視察報告会で得たヒントは“地域プレイヤーの熱”

2023年2月16日(木)に鹿嶋市のコワーキング・コミュニティスペース「みちくさ」で開催されたスナックカシマ。「地域をもっと盛り上げたい!」そんなアツい想いをもった人々が集い、ざっくばらんに語らうトークイベントです。

▲記念すべきスナックカシマ初回には、数多くの“地域プレイヤー”が集いました!

スナックカシマとは、茨城県鹿嶋市を中心とした鹿行エリアで開催される“神出鬼没の語り場”。その時々で場所や時間さらには店長、ママまで変わり、トークをツマミに語らう。そんなコミュニティースペースとなっています。
 
今回の店長、ママを務めたのは、このお二方。
店長は鹿嶋市で生まれ育ち、鹿嶋市商工会青年部部長として地域活性化に取り組む山町浩信さん。
ママは鹿嶋市の地域おこし協力隊として鹿嶋市へ移住し、今回の会場となった「みちくさ」をオープンさせた松崎侑奈さん。
このお二方と司会の株式会社KX菊池が中心となり、今後の鹿嶋市、そして鹿行エリアのビジョンをアツく語り合いました。

▲右から松崎さんと山町さん。

今回のトークテーマは、三豊市視察報告会

記念すべきスナックカシマVol.1でのトークテーマとなったのは、香川県三豊市の視察について。
三豊市への視察は、2月5日、6日の一泊二日をかけて山町さん、松崎さん、菊池を含む鹿嶋チームが香川県三豊市へ出向き、地域活性化のヒントをキャッチアップするために行われました。

そもそもなぜ三豊市にフォーカスを当てたのか。
トレンドに敏感な方はご存知かもしれませんが、三豊市の「父母ヶ浜」はSNSで話題の超人気スポット。潮が引く干潮時刻になると夕日や自分たちの姿が鏡のように水面に反射され、そのあまりの美しさに日本のウユニ塩湖とも呼ばれています。
 
しかし、私たち鹿嶋チームが注目したのは、父母ヶ浜だけではありません。
三豊市がこれほどまでに盛り上がっているのは、“地域プレイヤー”にあるのではないかと考えたのです。

三豊市視察会:DAY1の流れ
一泊二日をかけて行われた三豊市視察会の流れは、以下の通り。

  • 09:50 高松空港到着

  • 10:30 須崎うどん

  • 11:30 オリエンテーション@暮らしの大学

  • 13:00 GATE

  • 13:30 地元プレゼン@FIZM

  • 14:30 買い出し@今川スーパー

  • 15:00 父母ヶ浜

  • 16:00 チェックイン&サウナ@URASHIMA VILLAGE

  • 18:00 懇親会

まずは視察会1日目を振り返ってどんな気づきを得たのか。
それぞれが印象に残ったシーンを語り合いました。

三豊市で鹿嶋チームが見た“移住の入り口”

▲トークはどんどんヒートアップ。三豊市で得たヒントをみんなでキャッチアップしています。

山町さん(以下、山町)「印象的だったのは、最初に行った須崎うどん。もともと学校給食のためにうどんを卸していたところだったので、本当に外観が商店みたいな感じになってるんですよね。野菜があったり、果物があったり、お惣菜があったり…。うどん自体ももちろん美味しいんですが、ここならではの体験が得られるのが面白いなと思いましたね。」
 
菊池「注文したら自分で盛り付けるタイプだったので、アトラクションのような感覚がありましたよね。」
 
山町「それがまさにここだからこそ得られる体験ですよね。ここに最初に来たことで、三豊にチェックインできたって実感できるくらいインパクトがあったというか。鹿嶋だったら、いきなり鹿島神宮に連れて行って禊をやらせちゃう、みたいな(笑)。ちょっと大袈裟ですけど、それくらいのインパクトがあったんですよね。」
 
菊池「松崎さんは1日目を振り返ってみていかがでしたか?」
 
松崎さん(以下、松崎)「私はやっぱりGATEが印象的で。ここは瀬戸内ワークスという民間のまちおこし企業の代表取締役である原田佳南子さん(通称はらかなさん)が建てた施設なんですが、三豊への移住を考えている人が数ヶ月間お試しで生活できるようになってるんです。いわゆる“移住未満”の人へ向けた入り口になっていて。入所する前には、はらかなさんの面接をクリアしないといけないんですが、そういう存在って鹿嶋にも必要だなと強く感じましたね。」
 
山町「確かに、移住してくる人にとっては、受け皿だけではなくて人の繋がりも大切だよね。」
 
松崎「その通りです。数ヶ月お試しで住んでみて、『地域の人とやっていけるかな、仕事見つかるかな、生活を続けていけそうかな』そんな不安を解消できる場所だと思います。」
 
菊池「松崎さんご自身も元々は福島県の生まれで鹿嶋市に移住してきたわけですもんね。やっぱり移住当初はそういった不安もあったんですか?」
 
松崎「正直ありましたね…。生活していくうちにその不安もなくなっていくんですが、GATEのような場所があれば移住へのハードルも下げられると思うんです。移住という夢の第一歩を踏み出せるというか。GATEは移住するまでの仕組みとしてうまくできていて、面白いですよね。」

スポットだけではなく、そのスポットを守り続けた人たちがすごい

菊池「ここで父母ヶ浜のことについても触れていきましょうか。どうしても父母ヶ浜っていうスポットにばかり注目されてしまいがちなんですが、そのスポットを守り続けてきた人たちの存在がキーワードになってくると思っていて。」
 
山町「民間の事業会社がビーチクリーンしたり、浜辺に焚き火を灯したスポットをつくったり、行政ではなく民間の事業会社が父母ヶ浜の空間をデザインしているんだよね。」
 
菊池「そうなんです。パークPFI制度*と呼ばれる制度を活用して、行政ではなく地域の方々がまちおこしに主体的に取り組めるようにしているんですよね。地域活性化を自分ごととして捉えて、積極的に取り組んでいく。そういったエネルギーが鹿嶋市にも必要なのではないかと思います。」
※パークPFI制度…公園などに施設を設置して運営する民間事業者を公募により選定する制度のこと。

“地域プレイヤー”のエネルギーを目の当たりに

視察会を通して、三豊市のさらなる発展のためにさまざまな取り組みを展開する“地域プレイヤー”たちのエネルギーを目の当たりにしました。視察会2日目、後編レポートでもまだまだアツい地域プレイヤーたちが登場します。後編もぜひチェックしてくださいね!

スナックカシマVol.2 参加お申し込み受付中!

きたる2023年3月16日(木)、スナックカシマVol.2を開催いたします。以下のリンクより観覧申し込み受付中!
次回のテーマは、潮来市の水辺ライフを妄想する会となります。ご興味ある方はぜひ以下のリンクよりお申し込みください!


▶︎イベントレポート後編はこちら


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