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アッカーマンシアと赤ワインで晩酌して、お互いにポリフェノールを摂取するとかもあり!?

昨日までのコラムで、痩せ菌の代表選手としてアッカーマンシア菌やブラウティア菌を紹介しましたが、このアッカーマンシアですが、どうやらポリフェノールをエサにして、身体に有効な代謝物を生み出していることがわかってきました。

今日は、そのあたりを詳しく見ていきたいと思います。

アッカーマンシアと言えばムチンですね!ムチンは腸内壁の粘膜質で分厚くなると糖分が吸収されにくく、太らない、よってアッカーマンシアをたくさん保有している人は、痩せている人が多いということでした。

これをより詳細に説明すると、アッカーマンシアを種属で見ると、アッカーマンシア ムシニフィラという菌で、ムチンから短鎖脂肪酸を産生して 、ムチンを産生する杯細胞にエネルギーを供給することで、腸粘膜層を厚くし、バリア機能を高めるというメカニズムになります。

そこで、今回登場してくるのが、ポリフェノール!アッカーマンシアはポリフェノールや魚油を摂取すると増加していくという研究報告があります。

特に、ベリー類や葡萄、エラジタンニンを含むザクロなどを摂取するとその増加傾向は増します。

このエラジタンニンはアッカーマンシアにより代謝されてウロリチンという代謝物ができ、これらの代謝物に生理活性があるとの研究報告もあります。

腸内細菌とポリフェノールの関係が色々と明らかにされているということですね。

ポリフェノールと言えば、私の中では赤ワインで抗酸化作用というイメージでしたが、ここに瘦せ菌の代表選手アッカーマンシアが絡んでいたとは!?

日本酒もいいけど赤ワインも捨てがたいなぁ!?(笑)