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木村鋳造向けにエクセルをベースにした"身の丈DX"研修を実施しました。 #身の丈DX

こんにちは、プロトアウトスタジオ事務局です。

プロトタイピング専門スクールのプロトアウトスタジオでは、法人向けのメニューも展開してきていますが、単発のお試し研修も実施しています。

2021年4月に、株式会社木村鋳造所さんの社内研修で、エクセルをベースにした研修を実施してきました。

製造業でもパソコンを利用する業務は発生する

製造業と聞くと、現場仕事のイメージがあり、パソコンとか使わないのでは?と感じる方も多い気もしますが、当たり前ですが管理部門(経理、人事、総務など)の仕事もあるのでそういった人たちを初めとしてパソコンの利用はあるとのことでした。

当初は新入社員向けの研修という立て付けで実施予定でしたが、社内で募集を出したら意外と社員さんの希望が多く、新入社員を含む社員向けに実施しました。

なぜ今更エクセル研修?

「エクセル研修なんてうちの会社でもやってるよーー」って思うじゃないですか。

そう、エクセルと聞くと一見目新しさはないですよね。それが良いんです。

DXとかRPAとか色々な言葉を振りかざした研修は増えてきていると思いますが、そういった言葉を前面に出したところでイメージは湧きにくいと思います。

"身の回りの課題を自分達で発見して、少しでも効率化出来るようになる"ことが大事です。

AIやIoTといった新しいテクノロジーではなく、対象者が分かりやすくイメージしやすいデジタルキーワードを入り口に置くことで参加者の心理的ハードルを下げようとしています。

そういった意味で、入り口として"エクセル"という目新しさはないけど対象者でもイメージできる言葉を設定しています。

実態はエクセルをベースにしたRPA研修

実態としては、Power AutomateというMicrosoft社のiPaaSサービスを利用したRPA研修となります。これを急にカタカナ多くて挫けそうになりますよね。なので参加者向けの案内ではエクセルというキーワードを出して募集してもらっています。

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iPaaSはサービスとサービスと繋げるサービスの総称です。Power Automateはその中でもMicrosoftが提供しているサービスなのでエクセルなどのOffice製品と相性が良いです。

Power Automateを利用して、「メールを受け取ったら自動的に、エクセルのデータが更新される仕組み」や「エクセルに書いてある連絡先メールアドレスに自動的にメールを配信する仕組み」などを講師とともに参加者が作っていきます

最後に学んだ技術と各自の業務課題を結びつけてどんな事象を解決したいと思ったかを発表までしてもらいます。

3時間のショート研修をオンライン実施

大枠で以下のような構成で実施しています。

・時間: 3時間
・対象: 新人+既存社員
・内容: 前半座学 + 後半ハンズオン
・形式: オンライン研修

ハンズオンは以下のような流れで実施して、最後に発表までしてもらいました。

・ Power Automateハンズオン
    - エクセルとの連携の仕方
    - 過去に誰かが作ったテンプレートの再活用
・簡易ワークショップ
    - 事例を見ながら自身でオリジナルの実装にチャレンジ
    - チャレンジした内容や、どんな業務課題を自動化したいと思ったかを各自発表

満足度が新入社員と既存社員でパッキリと分かれる面白い結果に

今回の授業で話をした内容は、既存業務から改善出来る点を考えてみようという流れだったのですが、新人社員とそれ以外の社員でキレイに満足度に差が出たのが面白かったです。

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満足度は「大満足/満足/普通/やや不満/不満」の五段階で質問しています。

新入社員(左)では"普通"が半数以上。
新入社員以外の社員(右)では"満足"と"大満足"のみ。

このような結果となっていて、やはり社会人として仕事をした経験がある人はイメージが付くが、新入社員は経験が無いもしくは浅いためハンズオンでやっている内容や座学の内容がイメージしにくかったのだと思います。

また、今回の新入社員は全員新卒ということもあり、社会人経験自体も無かったということも要因だと考えられます。

ただ、ノリが良く写真に映ってくれたのは新入社員のみんなでしたね(笑)

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御社でもお試し実施してみませんか?

こういったお試し研修は要望があり次第企業ごとで実施しています。

大きな課題の解決は検証のタイミングからコスト(人の巻き込み、承認、お金など)が掛かりすぎて身動きが取れなくなってしまいます。

身近な課題を解決することからチャレンジして社内のデジタル人材を増やしていきませんか? 

気になった方はぜひ、とりあえずの相談などからでもお問い合わせ頂けると嬉しいです。

 TwitterのDMなどでもお問い合わせ受け付けます。

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