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それがいつかはわからないけどきっと来る

こんにちは。

株式会社プロタゴワークスあかねです。

ここのところ毎年やらせてもらっているんですが、今年度も4月から新島学園短期大学さんで実施している『社会人力養成講座』(produced by 群馬中小企業家同友会)がスタートしてから約1か月が経過しました。

それでも今のところ履修してくれたほとんどの学生さんが出席をしてくれています。

大昔に大学生をやっていた僕の感覚だと「GWが明けると出席する人数が大幅に減るんだけどなぁ」と思っていましたが、今の大学生は昔とは比べ物にならないくらい真面目に勉強に励んでいるのを毎年確認しているんですが「なかなか“自分がこの年代だった頃の感覚”というものは修正されないんだな」なんて感じています。

毎年少しずつ内容をブラッシュアップしながら“良いいモノ”へと変容させていこうとして取り組んできている今年の『社会人力養成講座』は、先週までに同友会の会員企業の経営者・次期経営者3名の方々が、週に1人ずつ“講師”として登壇してくれました。
全員が、この講座の学生さんのためだけにそれぞれの方が“オリジナルの講義”を作ってきてくれて話を聞かせてくれ、質問に答えてくれました。

それぞれの人の、それぞれの人生、それぞれの考え方、それぞれのターニングポイントなどなど。

それぞれの方が真摯に話してくれた内容を、出席している全ての学生さん達が真っすぐに受け止めているのは、授業後の感想からもよくわかります。

僕は、そんな『社会人力養成講座』の運営側として参加させてもらっていて、仕事の予定が入っていなければ出席することにしているんですが、全15回のうち何回かだけ登壇する出番がやってきます。

その1回目が、今週あった“グループワーク”の回です。

運営を取り仕切ってくれているのが、僕の敬愛する先輩経営者の方なんですが、随分前から「グループワークの回はよろしくね」と言われていたので二つ返事で引き受けさせていただいています。

この講座は前期の4月~7月に渡り全15回実施しますが、初回から最終回までを通して講座の内容を運営メンバーみんなで「ああでもない、こうでもない」と話し合いながら設計したうえで実施しています。

とは言え、なにぶん少ない人数で運営しているのでなかなか至らない部分もあるかもしれませんが、とても客観的な評価として一切の誇張無くこう断言できます。

「この講座を履修している学生さんはラッキーです」と。

昨年までも「良い講座だった」という評価をいただいていましたので、“企画から運営まで全て無償で実施している提供講座”なので“ビジネス”という観点からだけで言えば「何も変更せず別にそのままでもいいのではないだろうか?」と考えることもできるのかもしれません。

だけど講座の名前は『社会人力養成講座』ですし、この講座を実施する“目的”などをハッキリと定めたうえで取り組んでいます。

であれば、この“目的”を叶えるために「(可能な範囲で)全力で取り組む」というのは、この講座に関わらせてもらうことを決めた僕としてもウチの会社が掲げる“理念”から考えても「そうしなければならない」という半ば使命感のようなものを持って臨んでいるつもりです。

なので、全15回の中でポイントポイントで実施する“グループワーク回”については「引き受けます」と言った以上は「全力で取り組む」ことにしています。

というわけで、この90分のグループワークが受講している学生さんにとって“意味あるもの”にしてもらうために(限られた範囲の中ではありますが)全力で準備に取り組みました。

その甲斐あって(?)なのか、当日は幾つかの“想定外”に見舞われつつも、講師側として全体を見ている限りではありますが「事前に予想していたよりも多くの学生さんが楽しそうに、且つ、真剣にグループワークに取り組んでいたし、体感してもらいたいと考えていたモノを体感してもらえたんじゃないか」という客観的な評価をしています。

一応、オブザーバーとして教室内にいた先輩経営者の方からも「よかったよ」というニュアンスの感想はいただけたので及第点ではあるのかなと実感もしていますが、とは言え幾つかの“想定外”の出来事があったことは間違いなく、それらを含めると「なんとかやりきった」くらいの感じでもあるのかもしれないと“講師としての自分”を振り返ってみているところです。

とは言え、別に僕が“講師”を上手くできたかどうかというのは“自分だけの問題”であって、それが上手かろうが下手だろうが一番重要なのは「学生さんたちにとってどうだったのか?」です。

そしてその“一番重要なこと”は、僕にはわかりません。きっと、僕以外にあの教室にいた大人の人達もわかりませんし、きっと“学生さん自身”もわからないのかもしれません。

もしもそれが“わかる時”が来るとしたら、7月に迎えるこの講義の最終回を経て、社会に出て働き出して、それからどれだけかの時間が経ったいつかどこかでこの講義の中で学生さん達が受け取ってくれたかもしれない“なにか”が、その人の“役に立つこと”になった時なのかもしれません。

だから、僕には“それ”を知る機会はこの先一生無いかもしれませんし、もしかしたらそんなに遠くない時期にそれを知る機会が偶然にもやってくるのかもしれません。

そんな「何もかもわからないけど、誰かの未来の“なにか”に繋がるキッカケになってくれたらいいな」という思いでこの『社会人力養成講座』の企画運営に関わらせてもらっています。

何かの縁で履修してくれている学生さんたちには是非、大いに楽しみながら、この講座のテーマでもある「学び」をたくさん味わってくれたらいいなと願っています。



あかね

株式会社プロタゴワークス

https://www.protagoworks.com/

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