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少部数の同人誌を安く印刷するには?

鋭意制作してきた漫画『ミオリネときどきデリング』がついに完成!

左:表紙(表1) 右:裏表紙(表4)

…というわけではなく試し刷りしてみただけなのですが。
気分はすっかり出来上がりました! ほぼ完成です!

12/30(土)にお会いしましょう♪

12/30(土) コミックマーケット103
東地区 “N” ブロック 03b
サークル「スレッタノオカアサンデス」

本を手にした興奮で、時空を超えてC103会場に一足早く到着しそうになりました。現実世界に意識を戻すと、作り過ぎて余っても処分に困るので、本刷りも少部数(10部ほど)の制作を予定しています。現実はキビシイ

少部数の薄い本を安く作るには?

薄い本を少部数で安く作れる有名どころは、しまうまプリントでしょうか? 以前、知り合いが作ったフォトブックを見せてもらったことがありますが、キレイな仕上がりでした

他の選択肢として挙げられるのは「ちょ古っ都製本工房」。納期によって翌営業日~10営業日の5コースが用意されていて、納期が長いほどお安くなる仕組みです

表紙・裏表紙の裏(表2,表3)に印刷できるなど、より本格的な制作が可能で、納期も明確。しかし、しまうまプリントと比べるとイマイチなところも3点ほど

  • 事前予約が必要。予約した日時までに入稿できないとキャンセルになる

  • 原則PDFデータのみの受付なので、慣れていない人には少し難しい。実際、表1と表4(表紙と裏表紙)の配置を左右逆にして入稿しそうになりました。シマウマの方はブラウザ上の操作画面にページごとの画像を投げ込んで行けば作れるので素人にも優しい

  • 支払いは銀行振り込みのみ(楽天銀行)。他行へのnet振込み手数料として地味に165円かかりました

両方で試し刷りしてみたので、比較画像をご紹介。データはどちらもグレースケール(表紙はRGB)、しまうま300dpi(推奨値)、ちょこっと600dpi(1200dpiまで対応)で入稿
※今回かかった費用はどちらも500円ほど。シマウマは10部以上で10%割引、ちょこっとも部数が増えると割引率上がる

表紙

左:ちょこっと 右:しまうま

しまうまの方が発色がキレイで画面表示に近い。もともとフォトブックを想定した印刷サービスなのでカラー印刷が得意なのかもしれない
ちょこっとの方はPP加工(マット)を追加している。色移り防止のためにPP加工推奨とのこと。手触りも見た目も高級感が出ていい感じ

裏表紙

左:ちょこっと 右:しまうま

しまうまの方はバーコードが入る

厚さ

下:ちょこっと 上:しまうま

しまうまの方が厚みのがある。しまうまはコミック紙を使用(用紙指定できない)。ちょこっとは上質紙(70kg)を指定

裁断

下:ちょこっと 上:しまうま

しまうまの裁断の粗さは、かなり気になるレベル。裏表紙の一部がガタガタしている。上記写真の下の方の文字「二次創作です」の角のあたり。他の部分の裁断はキレイなので当たり外れがあるのかも。ちょこっとの方は、すべて滑らかで美しい裁断

本文

どちらもキレイ。正直、見分けがつかないので画像は省略

まとめ

ちょ古っ都製本工房、しまうまプリントどちらも少部数で印刷したいという要望に応えてくれる、強い味方。
それぞれ特色があるので、使い分けるとよいのではないでしょうか。余裕をもって入稿できるなら、ちょ古っ都製本工房の10営業日の格安コースで制作。表紙をイメージ通りにカラー印刷したいなら、しまうまプリントなど。

価格についてはページ数やコース(納期)によって変動するので、実際に見積もってみてください。どちらもWebサイトで簡単に見積もりを算出できます

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