ラッシュ刑事
ストックホルム在住のY医師が、スウェーデンあるあるからディープな社会問題まで、いろいろな話題を語り尽くします。
昨年の夏、高校で同級生だった女医、マガジン『ストックホルムの街角から』でお世話になっているY医師に再会したことは下記の記事で紹介した。 私はこの記事を、以下のように締めた。 人生を変える夏になると確信して、秋、冬が過ぎて春を迎えようとするこの3月、大きな動きがあったのでご報告したいと思う。 気象予報士試験 私のnoteの中で何度か触れてきた「国家資格試験」は、実は「気象予報士試験」だった。 気象予報士を目指すきっかけとなったのは、NHKの朝ドラ『おかえりモネ』
2024年2月、NHKで『お別れホスピタル』というドラマが放送された。全4回の短いシリーズだったが、面白いドラマだった。「まだ観てないよ」という方は、ここで戻っていただきたい。 * * * いろんな不条理 このドラマの舞台は2018年の療養病棟。一度入ったら出られないという、終末期の患者ばかりの病棟だ。 主人公の歩(岸井ゆきの)はこの療養病棟に働く看護師。死が常に隣り合わせにあり、広野医師(松山ケンイチ)は死は常に不条理なもの、
もう少し読んでもらえそうなタイトルにしたほうがいいんじゃないか、とも思ったが、とにかく単位の話をするのだから仕方がない。 低緯度オーロラ ある週末のこと。太陽フレアの影響で、北海道でもオーロラが見られそうだというので、北の方角が開けていて明るくない場所、ということで日本海側のS町に行くことにした。 実は前の日にもS漁港に出かけてはいたが、このときはどうやらまだオーロラを発生させる宇宙線の粒子が届いていないようだということで引き返していた。 S町の海岸線に立って
2024年3月8日。私は1枚のハガキを受け取った。それ以前と、それ以後。私の人生はガラリと変わった。その一方で、心の中に、ぼんやりと、迷いが生まれるのを感じることになった。 夢が叶った日 2024年3月8日は、第61回気象予報士試験の合格発表の日だった。試験に合格すると思っていなかった私は、その日の朝も、気象予報士試験の問題集に向かっていた。その日の夕方までは、私は挫折だらけの人生を歩み、何事かを成すこともなく、46年の歳月をいたずらに重ねるだけの人間だった。 そ
5月14日、気象庁で開かれた「防災気象情報に関する検討会」をオンラインで傍聴した。 まあ、感想はモヤモヤする、というものだが、おそらくその場にいた委員の皆さんも、同じような感覚だったのではないか。 この検討会は、わかりづらいと評判の防災気象情報をシンプルでわかりやすいものにするとともに、警戒レベルと関連付けて国民の避難行動につなげようというものだ。 2年間の討議を経て、今回第8回の検討会が最後の検討会となり、検討会で出された意見を基に最終とりまとめ案がとりまとめられ
古い話ですが、3月26日の白饅頭日誌を読んで、びっくりしてしまいました。X(旧ツイッター)を離れて相当経つけれど(アカウントは残してありますが)、こんなことになっていたの?と驚くばかりです。 私はどちらかというと、ありがたいことに、努力が報われるタイプの人間であり、心を揺り動かされるモノに対しては努力ができるタイプの人間です(何に対してでもいくらでも努力ができるわけではない)。だから、というのが正確なのかはわかりませんが、白饅頭日誌で紹介されていた「ビリギャル」こと小林
もう随分前のことなのですが、Y医師との間で面白いやりとりがありました。 ある同級生 その前に、ちょっとおさらいをしておきます。 このエピソードを発表してすぐのことです。チャットでこんなやりとりがありました。(──に続く部分が筆者の発言) 感動的なエピソードなのに、そのエピソードだけでなく、Yちゃんがかばった男子生徒の存在自体がYちゃんから消えていました! 3年間も一緒にいたのに! しかも同郷! 申し訳ありませんが、大爆笑してしまいました。いやー、私の存在がYち
今回はどの枠で記事を書こうかさんざん悩んだのですが、結局この枠で記事にすることにしました。その代わり、自分語りばかりなので「特別編」ということにしました。北欧文化に触れたかった皆様には申し訳ないのですが……。 舞い込んだ宝物 この間、この記事で私が気象予報士試験に合格したことを報告しました。 これを読んだY医師=Yちゃんから、一通のメールが届きました。 ハッとさせられました。 何の変哲もない日常の風景を、夢を叶えた自分が見ると、まるで違って見える。 何の変哲
藤田菜七子騎手のファンやってるのにヨリノサファイアの単複買ってないのはダメだよなぁ。ばんえい記念はサクッと的中したから、まあいいや。そういう問題か。
今回はスウェーデンのマイナンバー事情をお伝えしようと思いましたが、その前にとても面白いやりとりがありましたのでそちらを先にお伝えしようと思います。 バカくさくない? ことの始まりは、前回の記事のこんなやりとりでした。 この記事について、Y医師からこんなメッセージが届きました。 それに対して、私がY医師にこう質問したときのことです(以下──に続くのが私の発言)。 「なにそれ」 「な に そ れ」 大事なことだから2回言いました。しかもこれには続きがあって
2024年にもなって前世紀のアナログテレビかと思うほどの画質だった山陽オートレースのオッズ画面、いつの間にかフルハイビジョン画質になってる……何があった山陽
私は月1回、メンタルクリニックに通っている。先週の土曜日がその受診日だったのだが、受診日の直前あたりは精神の調子が不調だった。 この記事や、 この記事などに心のすさんだ様子が現れている。 前々から、主治医には、「ちょっと気分が沈んだくらいを目指すといいです」と言われている。 どういうことか。 人は、どうしても気分の浮き沈みの中間を±0とすると、ちょっとプラスのところをキープしたがるものらしい。確かに、気分がどよーんとしているよりは、少し晴れやかなほうがいい。
さて今回は、Y医師が昨年の夏に、私の勤めている病院で行った講演会の内容から、記憶力を気力で振り絞ってスウェーデンの医療事情の一端をお伝えしようと思います。 アートな病院 まず、スウェーデンの病院は「5%がアートでなければならない」という決まりがあるんだそうです。今、Y医師から頂いたスウェーデンの病院の写真を見ているのですが、いつも人でごった返して、貼り紙だらけの弊院とはまるで違っています。言われなければ病院だと気づく人はいないのではないでしょうか。 スウェーデンでは
今日は少しだけ執筆が進んだ。とにもかくにも忙しい一日だったので、今日は落ち込む暇もなかった。明日はどんな一日になるだろうか。執筆のおかげで飯塚オートを最後まで見てしまった。AKIさん可愛いからもっとスタジオ映せばいいのに。
今日のメモは、「自暴自棄になりかけてる。気力が萎えるのを感じる」だ。週末まで持つんだろうか。週末が終末にならなければいいがなどと冗談を言っている場合ではない。
とにかく今日は疲れました。月曜日というのを抜きにしてもです。議会が始まったのでその分午前中にやることが増えたというのを抜きにしてもです。 2月の下旬から、やや緊張感や疲労感を覚える頻度が高くなりました。 「2月26日緊張感強い。」 「2月27日疲労感。」 「2月28日疲労感あり、歩くのも若干辛い。」 「3月4日土日除雪したせいか疲労感強く、かなり辛い。」 と、メンタルクリニック受診用のメモには書いてあります。確かに、今日に関しては土日が久々に大雪になって、休みだというの