ミカルゲクロバットいまこう~クロスシーバー*3を添えて~
1.はじめに
ミカルゲクロバット、ご存じですか!?
まだの方はこちらをどうぞ。基本的な動かし方を書いています。
Eレギュに突如あらわれた新星!(自称)
安定感を極限まで追求した新しいデッキです。
2.デッキの変遷
最初に組み上げたのは以下の形。
決して悪くはないのですが、更に安定性を上げるため、そして苦手対面のパオジアンへ耐性をつけるため、、、改良を加えました!
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君だれ!?
3.はじまりはパオジアン
さて、ミカルゲクロバットの弱点を考えていた時に問題となったのが、パオジアンデッキの存在です。
パオジアンの特徴的な動きとして、キャンセルコロン+月光手裏剣があります。また、グッズ多投であることから、ポケストップ*2~3が積まれることもあります。
以上のカードの存在から、ミカルゲクロバットにとって構築レベルで不利な対面となっています。
バトル場のミカルゲにコロンしつつ、ベンチのズバットと一緒に月光手裏剣することで、特性を発動させずにサイド2を一気にとることができます。
さすがに後1での発動は上振れのため稀ではありますが、サポートカード「カイ」の4枚採用やポケストップの存在から、セグレイブ完成後の後2以降は非常に警戒すべき動きです。
よってゴッパオ対面の先2ないし後1のベスト盤面は
マナフィを置いた↑の形となります。
こうすることで、相手のキャンセルコロンがミカルゲに飛んで来る確率を下げることができます。
しかし、サイド2の先行は非常に厳しく、トラッシュのミカルゲも0であることから、マナフィ回収&即置きしたとしても、打点の不足によりゲッコウガをワンパン出来ないため、こちらがサイドを1とるまでに4取られる可能性が非常に高くなってしまいます。これでは勝ち目がありません。
ではどうするか?
スタジアムの手張り権はサポートと同様にターン1ですが、効果の使用に制限がないことはあまり知られていません。(9/30追記 同カード上書きは出来ないそうです……)
相手がキャンセルコロンを通してきたということは、よほどの上振れでなければポケストップを発動しているはずです。
!!!パオ対面や先1ではポケストップ絶対に張らないように!!!
こちらがマナフィを置いた上でクロススイッチャーまで使ってきたのならば、なおさらのはず。遠慮なくこちらもグッズをかき集めてやりましょう!そのためのポケストップ*4採用なのです!(9/30追記)どちらにせよポケストップ自体が強いので*4は継続です。
4.クロスシーバーだから出来ること
さて、ここでやっと本記事の主題です。クロスシーバー、しかも4でなく3枚。なぜなのでしょうか?
まず、相手の場には水3エネのゲッコウガ。HPは120のままです。ミカルゲであれば2トラッシュ(130打点)という高めの要求が必要になります。月光手裏剣で1枚トラッシュされていると仮定して、あと1枚トラッシュする必要がありますね?まずはポケストップで1枚落ちることを祈りましょう。
とはいっても、前の手番でエネのついているミカルゲを狙撃されたならば、バトル場のミカルゲにエネは0。技を打つことができません。なぜならミカルゲの特性でキバナをサーチし、1エネ加速することが前提だからです。
そこでクロスシーバーの出番なのです!!
さて、最悪のケースを想定してみましょう。60枚のデッキからサイド6と手札7、先1と先2で2ドローして残り山札は45枚です。エネ加速できていないということは手札にキバナがありません。ポケストップで3枚トラッシュ!ミカルゲが1枚落ちました。あとはエネをつけるだけ!
細かい確率の計算は抜きにして、エネ0⇒2を達成できるルートは、
①手札に1エネ+ダークパッチ1
②トレッキングシューズとゴルバット進化によりキバナ素引き+ダークパッチorエネ転送をサーチ
③キバナトラッシュ+クロスシーバー2枚引き
この3つのルートを作っておくことで、サイド2を先行されながらもゲッコウガをきぜつさせ、なんとか間に合う(かも?)形に持っていくことができそうです。
でも、なぜ3枚なのか?4枚フル採用の方が発動できる可能性が高くないか?
おっしゃるとおり。しかし、これにも理由があるのです。場合分けして考えてみましょう。
①サイドにクロスシーバー2枚 ⇒ トラッシュ回収不成立
②サイドにクロスシーバー1枚 ⇒ デッキに2枚。ミカルゲ効果でサーチすることで完全には腐りません。
③サイドにクロスシーバー3枚 ⇒ 前半には必要ないカードなので、デッキの純度が高くなります。
①のケースではクロスシーバーがデッキで腐っていますが、その分ダークパッチやキバナを引ける可能性は高まっています。これをシーバー*4採用とした場合、デッキ内の純度もサイドの純度もそこまで高くない状態(2:2)が発生してしまうため、3枚の採用に抑えています。
クロスシーバーの偉いところは、トラッシュからの即時回収であるということです。不利対面のパオ以外であっても、ミカルゲ⇒キバナを1ループ回したうえで、ミカルゲの特性による山札サーチ+手札のクロスシーバー(計2枚)でトラッシュのキバナを回収します。こうすることで、デッキにキバナを1枚余分に残したままループを続けることができるのです。
そのほかにも、このデッキは最も強くツツジを打つことが出来るため、クロスシーバーの採用により実質ツツジ*3とすることができるのです!
5.やっぱりパオジアン
とはいっても、やはりパオジアン対面は苦手です。特に、マナフィの再利用を嫌ってか、ロストシティまで採用するデッキもあるほどです。
スタジアムによるメタがミカルゲクロバットに致命的となるなら、こちらもスタジアムを張ってしまいましょう!特にパオジアンに効くヤツで。
そう、「いにしえの墓地」です。サーナイトが1枚採用することもありますね。最初のデッキでまけんきハチマキとしていたスペースを、このカードに交換しました。
ハチマキによる+30点は、主にクロバットによるトドメ補助ですが、クロバットを出してフィニッシュムーブを決めにいけているということは、上振れ補助でしかなく、負け盤面を勝ちにするものではありません。
対して、このカードはスタジアムであることから、ポケモンリーグ本部(無色+1)といったその他メタカードに耐性をつけることができます。
なにより、ミカルゲクロバットは基本的なHPラインがミカルゲの60,ズバットの40と、そもそも20ダメージ入ろうが、そもそもワンパンされる程度です。こちらへのデメリットは殆どありません。
対パオジアンにおける「いにしえの墓地」は、月光手裏剣宣言のための3エネで60ダメージ、ゲッコウガの残りHPが60なので、1トラッシュのミカルゲで返すことが出来ます。続くセグレイブ(2体いるならば、パオexがきぜつした際のサイド2枚取りを嫌って出してくるはず)も、最低3エネ起動ですから、残HPは100。2トラッシュのミカルゲで対応できます。もう一度セグレイブを出してきても、月光手裏剣によるサイド2+セグレイブによるミカルゲ1+セグレイブによるミカルゲ1で、あちらのサイドは4。残ったパオジアンかアルセウスで2回攻撃する必要がありますが、セグレイブなしで相手のエネ加速は間に合うでしょうか?
セグレイブを残そうとしてアルセウスVstarを前に出してきた場合は、3エネ手張りによる残HP220となります。はい、ミカルゲ算の得意な方は気づくかと思いますが、これは3トラッシュミカルゲ(190)+クロバット(30)が成立する計算です。Vstarのサイド2+効果の2枚取りでサイドをまくり切ることができます。
もちろん、後ろでクロバットを育てていることは相手も分かっていますから、ボスやスイッチャーでゴルバットを刈られることもあるでしょう。
そのメタとしてのツツジです。
6.さいごに
いかがでしたでしょうか。匠の技により、不利対面のゴッパオ相手でも、現実的なラインでワンチャンをつかむことが出来るようになりました。クロスシーバーのおかげといっても過言ではないでしょう。
(追記)
本記事を書きながら検討した結果、手札のエネを捨てるKゲッコウガよりも、ロスト後におかわりできるマナフィ採用の方がいい気がしてきました。どうせエネは5枚しかないので、ドローでけへんやろ、、、
ということで、現時点最新!最強!のミカルゲクロバットデッキを置いておきます。
よいこのみんな!ミカルゲクロバットをよろしくな!!!
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