この自称独身研究家は人口統計学の基礎知識が欠如していることに加えて、自分の思いつきに合うように統計を読んでしまうので、統計で嘘をつく記事を連発している。
15~49歳の各年齢のウェイトは等しいので、年齢構成の違いはTFRを直接的には左右しない。従って、「未婚率の高いエリアの合計特殊出生率はどうしても計算上低く」はならない。自分で書いていることの意味も分かっていない。
絶対数で見ればこれ👇が言い過ぎであることは明らか。
これ👇も誤りで、東京都の婚姻数の多さと婚姻率の高さは出会いの機会が多い(→マッチング率が高い)からではなく、単に20・30代の人口が多いからで、既婚率は47都道府県で最低である。
これ👇も誤りで、都心3区(中央区、港区、千代田区)の出生増は、タワーマンションの大量供給→それを買える所得層(で出産可能年齢の女)の人口流入が生じたためである。1995年と2023年を比較すると、20代後半~30代の女の人口は2倍近くに増えている。
東京都、中でも都心3区の出生増は人口の都心回帰の結果であり、この👇ようなことは意味していない。
このような素人を専門家のように扱って誤った説を流布するマスメディアの責任は大きい。