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一見すると暴力的ではないけど、暴力的なもの。実はそんなものが世の中には溢れている。

この記事で紹介する言葉はそんなものの代表だと思う。

分かりやすく暴力的な言葉は僕たちの身近に沢山ある。

「お前のせいで」
「責任を取れ」
「何とかしろ」

BREAKING DOWNに出場する若者くらい分かりやすく暴力的だ。

ただ、この言葉は正に好青年の出で立ちで佇んでいる。一昔前で言うと無地の白シャツにダークスーツを纏うかのような。ついでにメガネもかけさせておこう。

がしかし、これほどまでに罪深い言葉もないと思う。
旧いシステムからの夜明けが見えた頃に振り出しに戻してしまう。しかも、この言葉を使うとまるで、分別のついた大人になったような心地のよいほろ苦さも得られてしまう。
さらに旧いシステムから変わらないことを割と堂々と正当化してくれる。

平日朝の品川駅の港南口に向かう道は、何とも言えないドンヨリとした空気に満ちている。ところが、終電間際になると、お酒の力も相まってか、陽気な、それこそ明日への希望に満ちたような表情も散見される。お酒とともにこの言葉を流し込むと、大切なものに真正面から対峙する気力、勇気を見事に削いでくれる。そして、皮肉なことに多くの人を癒やしてくれる。癒やしの効果は短いが、お酒とすぐに発せられる言葉という点で多くの人が簡単に入手出来る麻薬である。
問題を先送り出来るだけではなく、先送りすることをさも正義であるかのような感覚に誘ってくれる麻薬である。
この言葉を使いたくなる誘惑は尋常なく強い。とても、暴力的である。

「とはいえ、」

人や社会は、いまよりも、もっとよくできる。
あなたの思いとスキルで、もっと未来は変えられる。

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