新技術に「ピンと来る」
半導体技術、特にリソグラフィ界隈でのこの20年ちょっとの思い出を語ってみます。
ハードワークが収益につながった1990年代
半導体リソグラフィにおいて、1990年代のDUV(エキシマレーザープロセス)普及と平坦化プロセスへの移行は、gi線が担った旧ラインと地続きでした。目新しい装置群は増えたもののライン構成がドラスティックに変化したわけではなく、1990年代に叩き上げられた生産技術者・設備技術者は持ち前のハードワークで安定化に漕ぎ着け、その後もいわゆる「すり合わせ」で強み