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死期の近づいている方のサインについて

 本日は、死期に近づくと出現するサインについてご紹介致します。


【死期が近い状態の方について】

 死期を迎えるにあたって原因となることは人それぞれとなります。苦しまず亡くなる老衰は最も良いかと思いますが多くはありません。大抵の方は、肺炎・脳卒中・心臓病・難病など病気と向き合うことも少なくありません。
 このような方は食事が摂れなくなってくると死期を近づいていることを想定さざるを得ません。点滴もしくは点滴も行わない状態が続くと日数を重ねるに連れて弱っていくことが目に見えて分かります。
 家族様としては食事を食べさせたいとの希望があっても食事形態が限界を迎えていたり本人の食欲がなくなってしまっては、食事は進みません。その際は、管から栄養を入れる手段もありますが、家族様としてそのような選択はされない方もいらっしゃいます。
 元気な際に一度ご飯が取れなくなった際のことを話し合っておけると選択は少し楽になるかもしれません。

【死期が近づくサインについて】

 死期が近づいている方は今まで何人も目にさせて頂きました。もちろん亡くなってしまう直前まで病院で関わらせて頂いたこともあります。
 以下に経験を踏まえてサインをお伝えします。

◯  食事が摂れなくなる
◯  発声が弱くなる
◯  動きたがらなくなる(反応が乏しくなる)
◯  血圧が下がりやすくなる(測定しにくくなる)
◯  呼吸状態が早くなる
◯  手足などにチアノーゼが出現(青紫となる)
◯  意識が乏しくなる

 よく起こる状態を列挙しましたが他にも多々存在します。この様な状態の前やなってからは医師から状態の追加の説明がある可能性があります。その際に、予後など状態が危ないことを伝えられたら面会等が禁止であれば可能になる可能性もあるため、相談してみると良いかもしれません。
※面会が可能であっても時間制限や時間指定がある場合もその制限を特例として緩めて頂けないか相談することも良いかと思います。

【おわりに】

 本日は、死期の近づいている方のサインについてご紹介させて頂きました。
 私がお伝えしたかったのは、死期が近づいているにも関わらず面会制限を一般患者と同じにする様なことは避けてほしいからです。
 正直、個室対応に移すなど感染対策出来る病院も多々ありますが、状況説明のみで面会の緩和をを伝えそびれてしまうところもあると思います。
 100%と断言は出来ませんが、一度面会について緩和を希望されるのであれば一言スタッフへ申し出ても良いかもしれません。
 最後まで閲覧頂きありがとうございました。日頃よりフォローやスキのご協力感謝致します。

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