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母なる湖と、水中花。滋賀滞在のこと。


8/15~8/18までの日記。お盆明けて大阪から向かった先は、滋賀県。中学校の社会科学習で、"母なる湖"である琵琶湖へ訪れたことがあった。それ以来だから、随分久しぶり。この日も猛暑が続いていたので、夕方から琵琶湖へ。大津駅から"なぎさ通り"方面へ向かう。その先にある桟橋で見た海のような湖は、あの頃と変わらない光景が目の前に広がっていた。ちょうどお天気も良くて黄昏時。空には鱗雲が泳いでいてね。優しい水面と風に、とってもとっても癒された。この大津を起点として、琵琶湖をぐるっと鈍行列車で一周、そして関西最後の目的地である三重に向かうのがゴール。だけど、これがスムーズにはいかなかったのだ。。



琵琶湖に見惚れすぎて、慌ただしい道中に。。!


琵琶湖のサンセットが美しすぎて、すっかり時間のことを忘れてしまっていた。この日の滞在先は、近江舞子駅にあるゲストハウスで、大津駅から電車で1時間〜1時間半はかかる距離。買い物といった色んな用事を済ませて電車に乗ることができたのは20時ごろ。滞在先によっては23時ぐらいまでチェックインを受け付けている箇所もあるのだが、ここはチェックイン21:00。「間に合わないかも!?」と、焦りでしかなかった。宿泊先に「申し訳ありませんが、遅れるかもしれません。。」と連絡入れても、どこにも繋がらず。(なぜ??) そこで、近江舞子駅に着いてからタクシーを呼んでみることにした。そしたら今度は「タクシーの本数が少ないため、今からそちらに向かうことはできません。。」となって、結局徒歩で歩いていくことに。でも、駅周辺から滞在先までは真っ暗。。明かりが周囲にどこにもなくて、唯一の光は高架上に走る電車の灯り。。なので、スマホの懐中電灯機能を使いながら、泣く泣く20分かけて滞在先に向かったのだった。その翌日も京都駅周辺で人身事故のために、近江舞子駅から近江塩津へ向かう列車が約50分の遅れも。。全ては自分の問題ではあるのだけど、こういうプチトラブルも旅の思い出ね。



水中花「梅花藻(ばいかも)」の存在を知って


近江塩津駅から長浜駅へ。ここは滋賀を訪れる前からずっと気になっていた、黒壁スクエアがあるところ。おしゃれなカフェや、オルゴール美術館があって。何よりも和モダンな街並みが好みだった。滋賀の新作はこの場所の「黒」から創ろうかなと思っていたが、黒色を基調とする作品には至らなかった。なぜなら、その日の滞在先である彦根にて、水温14度の清流にしか咲かない「梅花藻(ばいかも)」と呼ばれる"水中花"の存在を知ったから。それも、彦根から距離的にも近い「醒井(さめがい)」と呼ばれる場所で見れるとのこと。。!この時期は連日の雨で、雷鳴もするような天気。でも、次に行ける機会がいつになるのかわからないから、悪天候の中で梅花藻を撮影しに向かった。




醒井で、可憐な花と世界各地を周った人との出会い


醒井駅に着いて早々、雷が鳴る大雨。でも、小川に浮かぶ梅花藻を発見できたときは、とっても嬉しくて嬉しくて! 雨とか気にせずに撮影していた。梅花藻はご飯粒よりも一回りあるかないかの、それくらい小さい。所々に浮かんでいる、ショッキングピンクの百日紅の花びらがチャーミングで仕方がなかったなぁ。一度試しにスマホで撮影してみると、いまひとつ綺麗に映らないくらいのサイズ感。一眼レフに切り替えれば、美しいボケ感とセットで撮影できたので気持ちがよかった。水の中に手に入れてみると、凍るような冷たさ。。!!色も透き通っていて、飲むこともできるらしい。。川の近くにあった飲食店で、その清流を使った水出しコーヒーをいただいた。飲んでみると、スッキリとした味わい。

水中花の梅花藻を十分に撮影して帰ろうとしたタイミング。川沿いに住む 大橋さんに声をかけられて、親切に水中花のことや、日本一周どころか、二、三周したほど、大の旅好きであることを親切に聞かせていただいて。。!急遽でしたが、滋賀県の #虹色スマイル としてご協力いただくことになって本当に感謝。。大橋さんはお仕事の関係で世界各地も巡り、現在は生まれ育った滋賀の地元に戻って生活。最近になって、たまたま絵の展覧会を覗いたことをきっかけに、新しく絵の勉強をスタート。海外といった遠方に足を運ぶ意欲はなくなったけれども。。心の旅路は”まだまだこれから”始まったばかりだそうで。。!どれだけ歳を重ね続けても、学ぶ気持ちを持ち続けている姿勢が素敵だなぁと感じた。



滋賀の新作、『Mother Lake』の誕生


水中花「梅花藻」を撮影できたことで、ついに思い描く新作のイメージのパズルピースが全て揃った。タイトルは、『Mother Lake』。琵琶湖の水面、滋賀滞在初日に見た鱗雲、そして水中花の梅花藻たち。重なる心情は、お盆で再会した年老いていく父方のおばあちゃんとのエピソード。私はおばあちゃんが老いる現実に悲しみを覚えたけれど、私よりもお父さんの方がもっと辛くて悲しいはず。。だから、孫の私にとってできることは、悲しみをずっと引きずるよりも、一旦受け止めたあとは笑顔を見せたり、おばあちゃんが好きであることを積極的に伝えていくこと。その方が、おばあちゃんにとっても喜んでもらえるんじゃないかと思って。悲しみも味わいつつも、限りある時間で愛を伝えていく。おばあちゃんのおかげで、また一つ大切なことに気づけたから感謝やね。



今回の日記はここまで。次回は三重滞在のこと。愛知、岐阜、福井、石川、富山、新潟、長野、山梨、静岡、神奈川、東京と順番に書いてシェアしていきますね。

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