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「カミングアウト」について考える日がやってくる

こんにちは!プリンセススクゥエアーの笠原です。
10月11日はなんの日か、ご存知ですか?
実は「国際カミングアウトデー」なのです!


10月11日は国際カミングアウトデー

国際カミングアウトデーは、1987年10月11日に、ワシントンD.C.で行われた「レズビアンとゲイの権利のためのワシントンマーチ(Second National March on Washington for Lesbian and Gay Rights)」を記念し、88年に制定されました。アメリカのLGBT活動史に残る、偉大な意味を持つイベントだったとのこと。過去のLGBT活動家が積み重ねてきたことが、今につながると思うと感慨深いです。


カミングアウトのもつ意味

LGBTs当事者には避けては通れない道でもある「カミングアウト」。

自分自身のことをわかってほしい、伝えたいと思うのは当然のこと。また、不便を感じたり、嫌な気持ちになったことを解消したいという気持ちでのカミングアウトもあるかと思います。

私たちが関わる「中古マンション購入」の場面でも、カミングアウトは重要な意味を持ちます。弊社が「LGBTフレンドリー」を掲げるより前、一人でお家を購入するのかと思われたお客様が、内見の場面になって初めてパートナーさんと思われる方を連れていらっしゃったことや、あとから「実は……」仰ってくださったこともありました。

きっと「言っても大丈夫かわからなかった」のでしょう。でも、言ってくださったら、もっと適したご提案ができたかもしれないとも思います。最近では同性カップルでも利用できる住宅ローンもありますし、一人で暮らすお家と二人で暮らすお家では、ご提案したい物件の間取りやスペックも変わってきます。

だからこそ、今は「LGBTフレンドリー」と掲げ、「言いやすい雰囲気を作ること」にこだわっていきたいと思っています。


カミングアウトに関する書籍

そんな「カミングアウト」について書かれた本をご紹介したいと思います。

最も有名なのは「カミングアウトレターズ」です。本当にたくさんの「カミングアウトをした人」「カミングアウトを受けた人」の気持ちが、「手紙」の形式で書かれている本です。

また、その名もずばり「カミングアウト」という本もあります。ゲイでありLGBT当事者の支援活動も行ってきた砂川秀樹さんの著書です。なぜ人はカミングアウトをするのかということから、カミングアウトを受け止める側の戸惑いまで、しっかりと多方面から「カミングアウト」という事象に光を当てた一冊です。


カミングアウトは「始まり」だ!

こういった書籍をよりたくさんの人が読んで、「もし自分がカミングアウトを受けたら」「自分がカミングアウトをするとしたら」ということに思いを馳せてくれたら、きっともっとよい世の中になっていくのではないでしょうか。

カミングアウトって一度言われて、受け止めたらそれで終わりではないと思うのです。また、カミングアウトを受けた側が動揺してしまったり、うまく受け答えができなかったとしても、それきりで関係が終わってしまうわけではありません。カミングアウトがむしろ、そこからの関係性のスタート地点になっていくのではないでしょうか。だから、困った時にこういった本などにも頼りつつ、よりよい関係を作れる当事者と、周囲の人が増えていって欲しいと願っています。

プリンセススクゥエアーも、勇気を持ってカミングアウトしてくださったお客様や社員を受け止め、よりよい関係性を作っていける会社になれるよう、努力していきたいです。

LGBTsの都内中古マンション購入はプリンセススクゥエアーへ!
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