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席は窓側派?通路側派?

2022.4.17.#208
スタンドFMで配信しています。
元客室乗務員(CA)、歯科助手(DA)だった経験を活かし、
マナーのこと、歯科のこと、飛行機の中のエピソード・・・、
そのほか日常の気づいたことをお話ししています。

vogue風73の質問に1日1つ答えるというのをやっています。
過去の質問には、音声放送スタンドFMで発信しています。


今日の質問は「席は窓側派?通路側派?」です。
飛行機や新幹線などの横並びの席画あるときにあなたは窓側の席が好きですか?それとも通路側の席が好きですか?という意味の質問になります。
皆さま、いかがですか?

私は窓側の席が好きです。

今日はビジネスマナーとしても、考えてみたいと思います。
今ちょうど新入社員研修の季節で、ビジネスマナーを学んでいらっしゃる方も多いことでしょう。

ビジネスマナーと言っても、実際のところどうなんだと言うのはあります。けれど、一応学んでおいて、身に着けて、知った上でどうするかということが大事なのではないかなと思います。
いわゆる上座下座というのは、日本的なビジネスマナーで、
上司の方が快適に過ごすには?という視点で考えます。
一般的には、窓側の方が上座とされています。
一般的には・・・というのは実際は通路側を好む人も多いからです。
通路側の方が席を立ってトイレに行きやすかったり、
ちょっと通路に出たい時にいちいち配慮して出なくてすむからです。
(3席並びの席であれば、窓側が上座、次に通路側、真ん中が下座となります。)
飛行機でCAに何か頼むときも通路側に座った方が頼みやすいですしね。
でもサービスするCAとしては、
窓側の方から飲み物や食事をお伺いしたり提供したりするので、
窓側に上司が座ってくださった方がやりやすいというのはあります。

また、車で移動といった場合は、その車がタクシーか否かで、
上座はどの席か変わってきます。
タクシーの場合は運転手さんの後ろが上座、助手席が下座となりますが、
取引先との車移動などだと、助手席が上座、後部座席の真ん中が下座となるわけですが、これも一概に言えない気がいたします。
むしろ、上司の方がこういったことを心得て座っていただく方がスムーズだったりします。

要は上司に選択権がありますよという状況を作れるといいですね。

こだわらないという上司もいらっしゃいますし。
ビジネスマナーにこだわるより、効率とスピード重視という考えもありますし。

乗り物の座席にせよ、飲食店や応接室の席にせよ、
部下の方から率先して案内するケースは稀なので、
上司にあたる人、役職が上の人から座っていただき、
出入り口に近いところ、その空間で最も落ち着かなそうなところが部下の席と思っておけばよいでしょう。

またこういったことも、今後はお互いが十分な距離をとることや、そもそも大勢で集まって何か会合という機会も減ってくることでしょう。
時代とともに変わってくるのかもしれません。

いっぽう、セミナーとか講演会、勉強会などで人が集まり、
自由着席の際、出入り口近くや、通路側の席、後方の席から埋まっていくということがあります。
ところがこうなると、あとから来た人は座る席を探すのが難しくなり、
主催者側からするとやりにくいなーと思うことがあります。
早く来た人が奥から詰めて座ってくださるといいのですが、
早く会場に来た参加者からすれば、早く来たのだから好きな席に座りたいし、早く来たのだから早く帰りたいという心情も理解できます。

また、万が一地震や火災など、非難すべき事態が起こった時を考えると、
非常口と言うのは出入り口に近いところになりますので、
それを考えると出入り口の近いところに座ったほうがいいのかなと言うふうにも思います。

私は自分がお金を払って、講演会やセミナーの参加者として、
会場に入るときは、できるだけ人の来なさそうな窓際の奥の席を目指すことが多いですが、これっていわゆる上座でしたね。
どこがベストポジションなのか、いつも迷います。

#ビジネスマナー  

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