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貴方に不正を持ちかける人って誰ですか?この際だからいろいろ考える

今回は、とある治療家の先生の投稿に刺激を頂きまして、参考にしながら記事にしてみます。

転載をさせていただくために、ご本人にも許可を頂いております。

今回ご紹介するのは「治療院経営大学校」をされている、松村先生。
以下、その記事を転載します。


僕が不正に手を染めなかった理由
理事の松村です。
今回は未だ保険メインの経営をしている柔道整復師の先生を対象とした投稿となります。
先日、柔道関係の先輩から数年ぶりに電話をいただきました。
数年前は柔道関係の飲み会でお会いして以来だったので何事かと思ったら、交通事故に遭ったと。

信号待ちで後から追突、要するにオカマされたとのこと。
高齢者のプリウスミサイルも多いので大丈夫かなと思って具合を聞くと「全然大丈夫やねん」とのこと。

「整形行ってんけどな、なんかそこの医者がたよんなくてな。そういやまっちゃん整骨院やってたなと思って相談しよかなって」と。

色々話を聞いていて〝あ、通院日数で慰謝料稼ぎたいんだ〟ってのがわかったので
「すみません、うち保険関係一切扱ってないんですよ?」と言って逃げました。
久々だったので新鮮な刺激になり、過去の色々なことを思い出したので投稿しようと思ったわけです。
 
別に僕は聖人君子ではありません。
生い立ちもそれほどよくありません。
二時間ドラマの犯行の動機になるくらいの安っぽい不幸さはあったので、まあそれなりかなって感じです。
 
なので、不正をしなかったのは正義感からではないんです。
 
僕も色々な交友関係を持っています。
開業した際、友人の医師や歯科医師は自分と自分のクリニックの従業員の保険証のコピーを持ってきてくれました。
 
「まっちゃん、お互いさまや。いくらでも使いや」
 
と。
交通事故の不正のお誘いも、たくさんありました。
 
僕が女子柔道のコーチをしてる頃は、その教え子が違う整骨院に行っててそこが不正してるところだったときは、その院から電話があって「一緒に上手いことやろうや」と持ちかけられました。
 
道でこけたことにして市から賠償金せしめたいから証明書書いてください、もらった金額の半分でどうっすか?と話を持ちかけてきた後輩もいました。
 
でも、そのどれにも僕は乗らなかったし、だからこそ今があるわけです。
 
正直、絶対バレない案件もいっぱいあったし、当時は借入金の支払いや人件費等で月100万円以上は出ていってたので、
交通事故なんか数件不正で請求しまくれたらむちゃくちゃ楽だったと思うし、揺れ動いたこともありました。
 
じゃあ生い立ちも悪い聖人君子でもない僕がなぜ不正しなかったのか?
 
それは、不正を持ちかけてきた人たちを信用しきれなかったから。
 
自分のだけでなく従業員の保険証まで持ってこられても、その医師や歯科医師は信用できるとしても(実際治療に来てたし)、
顔も見たことない従業員が他所の整骨院に行かないとは限らないわけです。
 
そんな無茶はできません。
何度も「まっちゃん、俺の保険証も来たときしか請求してへんやん。大丈夫やで」と言われましたが、怖くてできませんでした。
 
交通事故の不正も同じ。
何度も持ちかけられましたが、一度その人の依頼を実行してしまうとまた持ちかけられるだろうし、嫌になって断ったときに
裏切られてチンコロみたいなのされたらどうしようか、と思うと怖くて手を出せなかったんです。
 
さて、ここまではまあ普通の不正のお話。
 
僕が保険をやめて自費移行した理由の1つも、これらに似てます。
 
僕は相談支援料50円ができたとき「これやばいな」と思って一切つけませんでした。
 
相談支援料は療養費制度のことの説明とかも入ってくるので、置き換え請求をしてしまったら、その時点で相談支援をしてないのに不正に請求したことになるだろうと思ったから。
 
あのとき、僕が所属してた某公的団体の上にたってる名誉欲丸出しアホ柔整師の先生たちは鬼の首とったかのようにあたらしい項目増やしたった的な自慢をしてましたが、
僕は「これアホをおだてて使わせといてあとで不正のネタにする気やな」と思ったので算定に入れませんでした。
あの頃、某公的団体からは何度も「相談支援料つけ忘れてるよ」と連絡をいただきましたが。
明らかにつけられる時だけつけてましたけどね。
 
僕が保険をやめたのが2012年。
初回相談支援料ができたのがたしか2008年かな?
正直、この頃から真綿で首を絞められてるような、包囲網を狭められてきているようなそんな感覚があったわけです。
 
そんな中、2012年の某公的団体の大御所の、公的団体支部の公的イベントの飲み会で不正指南とも言える発言
(肩こりは保険使え、でも単価安いねんから1部位足せ、お前ら若造が行政にびびって請求減らすから行政が調子に乗るんだ、という発言)を聞いたときに、
怒りとともに強烈な危機感を感じ、公的団体なのにこんなこと言う人間がいて、それを聞いた当時の副会長がウンウンと頷いてるようなこんな必ず沈む泥舟に乗っていてはいけないと思って保険をやめたんです。
 
その頃から10年経過し、柔整の保険事情はもっと厳しくなってきたようです。
 
定期的に厚生局の不正摘発のレポートチェックをしてますが、昔は100万、200万という不正金額での摘発だけでしたが、今は数万円単位の不正で摘発されてます。
 
初回相談支援料50円も、チリツモで1万円くらいにはなります。 
 
未だ肩こりや慢性腰痛を保険でって柔整師の先生、あなたの名前がいつ厚生局のPDFデータに掲載されることになるのか。。。。
を考えたほうがいいです、絶対。
 
20代で開業してもう50代後半、子供も全員自立したし、不動産等の投資で仕事なくても食っていける、
すなわち逃げ切れる人でない限り、僕は自費で経営できる方向に切り替えることを強くお勧めします。
 
自分でできない、という先生はラボに入ってください。
自費移行成功率100%です。
自費移行したい先生は僕にご連絡くださいね。


上記の記事から、以下、考えたいと思います。

①慰謝料の交通事故ビジネスほど安っぽい事は無い

②公的保険に集る(たかる)人間は、どこにでもいる。しかし、大事な事が抜けている・・・

③簡単なものほど、足元掬われるスキとなる

④もう時代は既に変わった・・・要らないのは・・・

あ・・・松村先生の記事のご紹介をしましたが、ラボへの入会は、御自身の判断にて決定ください(笑)
では行きましょう!

①慰謝料の交通事故ビジネスほど安っぽい事は無い

今回の話もそうですが・・・交通事故の話でつきもの・・・ある意味「憑きもの」とでも言いたいくらいですが、出てくるのは慰謝料。

勉強会をしていても「慰謝料の計算って、どうするんですか?」と質問が上がります。
「必要ですか?治療・施術に関係しますか?」と返せば「患者さんに聞かれるから」

まず、ここで1つめ。
本音は、慰謝料で稼がせるつもりで、通院を促そうって事ですか?

交通事故のセミナーでも。
患者さんを「見舞金」で誘い込む話もありますが、慰謝料でというのもあり、1つめと違うのは、セミナーでも「慰謝料が貰えるんだから、患者さんに伝える」というスキームが有るわけです。
これで2つめ

そして3つめは・・・

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