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保険会社はヒトデナシ?是正要請で保険会社の態度は変わるのか?

『医療従事者のための交通事故勉強会オンライン』を発表して、そうそうに申込も頂きました。

大きいのは、これまでのように政令指定都市とかで開催してきた従来のセミナーと違って、自宅でも仕事終わりでも受講できるのは大きいのではないでしょうか?

複数回の実施を建てていますので、いずれからか受講出来るようにもさせて頂きました。

勉強会は、医療従事者としての柔道整復師が手探りで対応をしてきた交通事故事案を、制度法律のエビデンスを付けて正しく扱えるようになれるように構成しています。

よく「交通事故患者におけるトラブル」という言葉がありますが・・・多くの相談内容を見ていくと「医療従事者側の思い込みが原因になっている場合」も少なくありません。

というのも、ルールとしてあるにもかかわらず、物事の解釈が医療従事者にとって・・・となっていることから、本来の解決の趣旨から外れてしまう。

そこに「どうしたらいいか?」という事において、エビデンスとの確認が抜けていることから、いつまでも負のループになっている実態も見てきました。

その目安の1つが「請求から入金までの日数」になります。

最速は書類到着から3日です。

物理的にも、これ以上の短縮は金融機関でもある保険会社のシステム上ではまず無理と思われます。
逆に何日以上が注意ラインか?


2週間でしょうね・・・これも勉強会で申し上げてますが、保険会社も「早く払いたい事情」もあるのです。

であれば、問題無ければ1週間、長くても10日・・・が目安。
実際に勉強会に参加されて。環境改善された方の多くは10日前後くらいで入って来ているようです。

そんな事情も全て話す勉強会。
そんな勉強会をしている私から見て「・・・あぁ、こういうことが記事になるようになったか・・・」と思った記事です。

以下、朝日新聞デジタルからの記事を引用します。

交通事故の賠償金をめぐる民事裁判で損害保険会社側から心ない言葉をかけられる「二次被害」が横行しているとして、
事故被害者の遺族らでつくる一般社団法人関東交通犯罪遺族の会(通称・あいの会)が26日、日本損害保険協会と業界を所管する金融庁に対し、
指導の徹底などを求める意見書を提出した。

意見書で同会は、損保会社側が裁判で「荒唐無稽な主張」や「遺族等の尊厳を踏みにじる冒?(ぼうとく)的な言動」をしていると指摘。
具体的には、「助かるはずがなかった」として医療費の支払いを拒否したり、提訴まで時間がかかったことを「遅延金目当て」と表現したりしているといい、
「大変な苦痛を受ける」と訴えた。


yahooのニュースにも上がっていた記事ですが、そこのヤフコメにも「保険会社ヒドイ!」という意見がいくつも散見されています。

さて・・・このヒドイという保険会社の対応は是正されるのでしょうか?
私なりの意見を忌憚なく自由に発言させて頂きます。

はい、変わることはないと思います。
多少は是正したようにあっても・・・。

私の経験や聞いてきた事・・・実態と、エビデンスを申し上げさせて頂きますね・・・

まず、交通事故NPO時代に師匠から聞いていたのは、事故により片目を失明した事故被害者に、裁判で保険会社側の弁護士が言った一言
「人間には目が2つあり、1つが無くなっても、もう1つの目で見ることが出来る、従ってそれによる労働力の低下として逸失利益は存在しません」


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