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金の数字のチカラに翻弄される?そしてあの分野は・・・10年前よりさらに酷くなっていた・・・

難しい数学や公式のことを申し上げるわけではないんですけれども・・・ 数字というものは、非常に強い力を持っていると私は考えています。

 数字は大きく分けて2つの表現方法を持ち
 0~9の数字の構成から細かな数値を表す「 アナログ」
0か1かの数字を使い、 あるかないかの2進数の評価をする「 デジタル」

 この2つが共通しているのは、曖昧さを回避するのに「数字」は非常に有意ということです。

 一般社会においても、 いわゆる 管理上においての能力を評価する表現として「数字に強い」 というのがあります。

 ビジネス上のやり取りにおいても、  上司に質問された際に「 あれはどうなってる?」という質問が来ても「それに関しての○○ の数字は・・・ です」という回答は、数字を把握していればできます。

 曖昧さを回避しているということは、正確な回答しているということであり、 数字が強いということは、状況をそれだけ分析している という証拠になる・・・というか分析をしていないと、そういった 数字での回答はできません。

 分析というのも そこまで難しいことではなく、 きちんと見せるべきところの数字を把握していつでも回答することができる・・・だけでも社会人としての能力評価は全然変わります。

かくいう私も、 外食産業時代から そのことは非常に徹底され( そもそもその会社が、マネジメント能力を求める企業として有名であった)、上司に質問される数字に関しては、概ね どのようなものがあるか先に 見越して調べておく・・・ が 習慣でした。

定期的に プロモーションを戦略として行う会社でありましたので

・ 準備段階からの、会社が 用意している・求める数字を 把握した上で自店舗に則した数値を把握する
・準備 途中から、 予想数字を 上司と相談し 確定させ、現場に落として用意する
・ プロモーションが始まれば、 計画・ 目標の数字と実体 数字を「日ごと」「 週ごと」「 月ごと」 オペレーション レポートとして 確認・ 分析して用意する


こういったことの繰り返しというのは、 経営上 非常に有意・・・というか 絶対条件でもあるわけです。

昨今では治療家業界においては、世間一般的なビジネスセミナーであるような理論も研修として採用され始めているようです。

 一般的には、もう30年ぐらい前から言われている「ヒト・モノ・カネ」と言われるようなことから、 スティーブンRコヴィーの提唱した「7つの習慣(Seven Habit’s)」もあったり、PDCAサイクルまで仕事に採用することを提唱しているケースもあったりします。

個人的には、7つの習慣も古いスキームではありますけれども、 原理原則に習っているので今でも色褪せない、 良いスキームだと思っています。

ただ数字というものは、曖昧さを回避して、多くの人間に明確な指標を 共有情報として整理することができますけれども・・・ 逆に数字に翻弄されてしまうというケースもあります。

 正直言うと、 私の分野で展開しているお話で、 10年前からのことを 相変わらず続けてきて、逆に数字を用いて タチが悪くなっているという実態が出てきたので、 暴露 および注意喚起を含めて 今回の記事としたいと思います。

 もう一度書きますけれども、 数字を入れることによって、実体の隠れ蓑となって タチが悪くなっています。 

①前にも書いていることでありますが、 あえて 数字のいいところを紹介します

②数字を言うならば、 あえて覚えておいて欲しい「 数字に取り憑かれる」 という 怖さ

③数字を隠れ蓑にした交通事故 ビジネス・・・ あまりにも 実態が酷いらしいので お伝えします。

以上の3点でお送りします。

①前にも書いていることでありますが、 あえて 数字のいいところを紹介します

私が保険屋さんとして 人生を歩み始めた、 2002年。
現在はメットライフ生命と名前を変えている、日本で一番最初の外資系 生命保険会社である「 アリコジャパン」のエージェンシー コンサルタントという 採用で、私は金融の世界に入っています。

 ちょうどその頃、テレビ CM 等で「いいないいな(117 117)」 と、 フリーダイヤルの後につける番号を連呼し、 通信販売の保険が解禁されたことから、飛ぶ鳥落とす勢いで契約実績を 同社は 挙げていました。

なぜどんどん契約を上げることができたのか?
・それまでセットじゃないと加入することができなかった、 入院した時の「医療保険」 これを単品で販売したこと。
 ・ 更新を続けなくてはいけない「 定期型」とは違う、 一生涯保障の「終身タイプ」を 展開。
・保険会社の・・・金融会社の経営指標を示す 格付けとして「 スタンダード&プアーズ」「 ムーディーズ」という、世界的な 格付け会社からの評価が、2社で「AAA」という最高ランクを持っていたことを強調


と言うことの他に、日本人にとっての極めつけがあったのです。
 それが
・「入院したら、1日1万円 お支払いします」

 このシンプルかつ 分かりやすい、数字で持って機能の紹介をする・・・ しかも それが 終身保障であって、 期限切れがない。

とてつもなく 画期的なことでした。
 それまでの生命保険会社の、 広告 展開においては・・・ 
・そもそも「死」に関連する日本人が 忌み嫌う事項
・ 形がないからよくわからない
・ 売られる時にごり押しされる

その他、あまりに様々な 諸事情も含めてイメージ戦略での広告展開をしていました。

 それをあえて、 数字にして単純明快にしたのです。

このように選択する側にとっては、形がない分を補うのが数字の明確さ なのです。

また、先述していますけれども・・・ ビジネスにおいて、同じ目的に対する結果を共有するという点においては、 数字 ほど 単純で明確な 伝達方法は なかなかありません。

なので、 ビジネス上において数字を明確にすること・・・ これは私も否定しないし、非常に重要なことです。

②  数字を言うならば、 あえて覚えておいて欲しい「 数字に取り憑かれる」 という 怖さ

しかしながら、 別に 諸刃の剣 ほど ひどくはないのですけれども・・・ たまに世の中には、数字に翻弄され、 取り憑かれている状況になっている方もおられます。

 数字といえば・・・ 金融機関なんかは 金銭の数字を重要視するので、ドラマの「半沢直樹」 あたりなどは、 5億 やら 120億やら、 500億円やら・・・ 回を重ねるごとに、金額が上がっていましたが(笑)

あのドラマは 端的に言えば、 ひどい奴らがいることで貸した金が帰ってこないから さあどうしましょう?!と言ったことが 展開になっておりますが・・・
 そこまで行かなくても、普通のお仕事においては、 金融機関とのお付き合いの中で数字が大事になってきます。

 企業もやはり、 金融機関からの融資をいざとなったら受ける必要もあるので、 数字上での営業成績を披露しなくてはいけません。

よくあるのは 対前年売上(コンパラブル(比較する))が代表的な指標。
多くの会社が、コンパラを含めて、 予算計画( バジェット)を作成します。

ここまではいいのですが・・・たまに見かけるのが、このコンパラ沼にはまる パターン。

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