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「保険会社のブラックリスト入りの怖さ」と「経営セミナーの門外漢による保険知識レベルの低さ」を垣間見た

私の勉強会にお越しになったことはない治療家さんから相談を受けます。
「実は・・・車の名義を会社に変えたのです。そうしたら代理店は名義変更は出来なくて強制的に解約だと・・・無保険になっているのですが、どうしたらいいでしょう・・・」

この短い文章の質問を受けたとき、正直な所いくつも「?」が上がりました。

いや、保険屋さんとして20年やっていますが、なんじゃそら状態です。

私も完璧じゃ無いので欠落した知識もあります。その時はマニュアルや信用出来る人間に確認して補完します。経験得たモノは「この場合、どうやってどこに確認する」と言う業務効率レベルを上げてくれます。

しかし、それでも疑問の嵐。
なので話を進めます。

・それまで自家用車として個人名義だったクルマの保険を、経営セミナーで「車名義を会社にすれば経費に出来ますよ」というのを聞いて「個人→法人」に変えて車検証もとった

・それで保険代理店に名義変更の連絡をしたが「お受けできません」として強制解約になった

・現在、いきなり無保険になって自賠責保険しかない、なんとかならないか?

ここまでで、なんか話が見えて来ました。

正直、経営系セミナーで「経費算入」の項目的に保険の事を聞いて、その際によくある注意点無きままの話を真に受けて・・・年1回は問い合わせの来る内容の絡みが見えて来ました。

しかし、いちばん解せないのは保険代理店が強制解除?

「いえ、正確には保険代理店は保険会社からダメだと・・・それで強制的に解約になったとのことです」

え?保険会社の方からの指針はわかるけど、強制解約って新聞を1面で飾るような
大きな社会的なその保険での詐欺行為とかでなければ、まずはそうそう無いぞ?

「実は・・・」ということで、やっと聞いた告白で、全てが点と点で繋がったのです。


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