柔整国試に見る、この先の行方を深刻に考える

武漢コロナ騒動の余波で、各イベントが中止になっている現状で、私としてはもっと衝撃的な内容が入って来ました。

今回の28回国試から必修問題が30問から50問に増える事は伺っていました。

実は私は社会人からの21回国試で、合格率68%の時でしたので、それなりに思い入れはあります。


なんせ、必修問題は80%正解を取らねばならず、30問中24問以上が獲得していないといけなく、自分も25問正解で、全体的には78%で試験合格出来ました。

ただ、必修問題である第一問が
「細胞内に二重膜を持つモノは?」であり、必修問題は教科書の太字の項目が鉄板でしたので、これには試験問題を開けて、1分固まり、5分も回答までに費やしてしまったのを覚えています。

結果的には正解したのですが、試験後に聞いたら多くが間違いの「核小体」につけてしまって、必修落としを見ました。
全体的にも、過去問やればすんなり答えられる問題よりも、理論的に考える問題にシフトしていました。
それがここ数年のセオリーになり、70%を切った合格率も進んでいたのも事実です。

その条件でやってきた人間から見たら、歓迎すべきと思います。
国家試験が厳しくなることでの緊張感は、業界への緊張感に伝播します。

そう、医療従事者の一因であることの自覚に繋がると信じていました。

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