熊本のアサリ産地偽装問題から学ぶところを考えてみる

2月になろうという所で、熊本産アサリの多くが実は中国・韓国産だった・・・というニュースをご覧になった方は多いと思います。

私個人としては、そういった偽装を起こすヤツは必ずいると思っているので、こういうニュースはあるだろうな・・・というスタンスでしたので衝撃には至りませんが、地元熊本にとっては物凄い損害を起こしたことには変わりありません。

良い機会なので、ここから見えてくるものを整理して、治療院運営において考えれるヒントになればと思うのです、

私は存じていませんでしたが、どうやらこういった水産系の畜養的なものってルールがあって、それに準えて出荷しているようなんです。 

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・2021年10月~12月の3カ月間で、全国の小売店で熊本県産として販売されたアサリの推計量は2485トンに上り、その97%に外国産混入の可能性が高いことが判明。20年の熊本県内の年間漁獲量は21トンと、流通量との開きが大きい。

・中国や韓国から輸入された生鮮アサリの約8割は、港がある山口県下関市に保管された後、熊本の海を経由せずに、熊本県産として市場に出回っている可能性がある。
残りの2割程度は、県内の養殖場で一定期間育てる「蓄養」を行った後、仲介業者などを通して市場に流れている

・食品表示法は、輸入品について原産国表示を原則とするが、水産物を2カ所以上で成育した場合、期間が長い方を原産地と表示できる「長いところルール」がある。
アサリは成育年数が判別しにくく、短期間の蓄養で熊本県産と偽装されているとの指摘もある

(以上、西日本新聞より)
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なるほどね~・・・肉なんかはちょっと違うんでしょうね?
松阪牛なんかは、但馬牛とかの他から子牛を持ってきて3年肥育させるそうで、あちらはそれなりに個体管理なんかが厳重のようです。

ただ、水産物は大きさと数が違うので、そういった方法は取れないのでしょう。
個別判定がしづらいのでしょうね。

しかし今回の熊本の場合、殆どが違うのに「熊本産」という呼称で流通していた・・・これが、問題だと。ある意味、熊本の水産業者が悪いの?それとも他県の業者が?
調べれば調べるほど、この問題は複雑怪奇だし、それぞれが責任のなすりあい状態になっています
(原稿作成日:2022年2月4日現在)

ここで消費者目線に移ります。


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