Gの世界⑦ ゴキブリの赤ちゃん
はじめまして。こんにちは。
緩やかな3月の始まりに、相変わらずマンガや音楽や休日コーヒーに元気をもらいながら、吹き抜けてゆく風のような「ゴキブリマンガ」を構想中の
Gプレッソです。
さて、今回のGの世界⑦におきましては
『ゴキブリの赤ちゃん』と題しまして、
ディオゲネスから産み落とされたゴキブリのタマゴケース(『卵鞘』)
から飛び出てきたコッキー(Gの赤ちゃん)たちについてまとめてみたいと思います。
具体的には、脱皮後の癒されるような白き姿、自分の脱皮殻を食す場面、それぞれが落ち着く場所、Gの成長段階などを絡めた観察記事となっております。
脱皮後のコッキーや、コッキー単体の映像は、基本癒される感覚が少なからずあるとも思われますが、果たしていかがなものでしょうか?
大人ゴキブリが苦手な場合でも、ぜひコッキーたちのコミカルな表情を優しい眼差しでちらっとでも覗いていただければと思います。
まずはオープニングマンガ「Gの思い出。」サーフィンコッキー(前編)を掲載したいと思います。これは2015年3月に体験したエピソードです。
〈あらすじ〉
ひょんなことからディオゲネスの背中にへばりついてしまった夕食の油の炒め物。頭を抱えるワタシと窮地のディオゲネスを救ったのは?
Gの思い出。『サーフィンコッキー』前編
はじめに お願い
目次
・2pマンガ Gの思い出。
『サーフィンコッキー』前編
・はじめに お願い -Gの世界全記事にわたっての-
・ゴキブリ観察動画『ボクコッキー、よろしくね。』
・Ⅰ ゴキブリの赤ちゃん誕生
・Ⅱ ゴキブリの脱皮
・Ⅲ ゴキブリたちの成長
※ゴキブリ観察動画が随時挿入してあります。
本記事7本
・連載Gマンガ『ボクはディオゲネス』
第111話 生きろ。
・あとがき メタバースとVR
・次回予告
ゴキブリ観察動画
ボクコッキー、よろしくね。 1分00秒
あらためまして、こんにちは。
寒さが幾分か緩んできたかのように感ずる今日この頃、懐かしいゴキブリたちとの生活体験を思い起こしつつ、ソリッドでアンニュイなゴキブリマンガを構想中のGプレッソです。
本記事におきましては、ざっくりと
コッキーたちの脱皮と成長に関して綴ってみたいと思います。
コミカル(個人の感想です)なゴキブリの赤ちゃんたちの姿を
さらっとでも眺めていっていただければと思います。
よろしくお願いします。
Ⅰ ゴキブリの赤ちゃん誕生
前回のディオゲネスが産み落としたピカピカのタマゴ(エッグケース)は、その後どうなったのでしょうか?
今回の記事はここからスタートとなります。
ベビーGの誕生-ある日、ある朝突然に-
さて、ある朝、ワタシが目覚めると、Gリウムケース内は、突然にぎやかになっていました。
ある日、ベビーGたちが誕生していたのです。
豆粒のようなベビーGが、あちらこちらに散在してちょこちょこと動き回っていました。
↡前回のGの世界Ⅵ『Gのタマゴ』で登場した「卵鞘」から、夜中にザッと誕生したのでしょう。誕生の瞬間をぜひとも映像に収めたかったのですが、残念ながらタイミングが合わず適いませんでした。
さて、ケース内では、しばらく上記の豆粒Gたちの光景が続いていました。
が、やがて、その中の数匹が、脱皮を始めたことに気づきました。
Ⅱ ゴキブリの脱皮
個体差による時間差はあるものの、やがてコッキーたちは、徐々に次々と脱皮を始めていきました。
生物の『変態』-metamorphosis-
ここで
ひとまず、生物の成長に関してライトにおさらいさせてください。
生物には『変態』して成長していく生き物たちがいます。
昆虫の変態において3つに分ければ以下のようになります。
(例外もあり)
『変態』生物
完全変態―卵⇨幼虫⇨さなぎ⇨成虫 ① exチョウ カブトムシ
生まれた身体と異なる形態を経て大人になってゆく
芋虫時代&さなぎ時代がある
不完全変態―卵⇨幼虫⇨成虫 ② exセミ トンボ
脱皮をしながら成長してゆく
幼虫の見た目は成虫に近しいパターン
幼虫から成虫に変わるとき見た目が変わるパターン
『無変態(不変態)』生物 ③ exシミ(紙魚)
幼虫と成虫の姿が全く同じ
脱皮を繰り返して大きくなってゆく
上記の中で、ゴキブリたちは成虫になるまでに何度かの脱皮を繰り返して大きくなってゆく「不完全変態」の昆虫となります。見た目が著しく変わることのないパターンです。
G観察動画 脱皮の最終過程-柔らかい身体- 2分14秒
↑※この動画のコッキーは2度目(もしくは3度目)の脱皮です。
逆さまになっているのは、おそらく地球の重力を利用して皮殻を脱ぎやすくなることを見越しての本能であるのでしょうか?
脱皮時の流れ
○Gは脱皮を繰り返すことで徐々に大きく成長してゆく
○脱皮時-大きく空気を吸い込み古い外骨格を破り、
頭から尾端まで背面が裂け、一回り大きなGになる
○下向きにとまって脱皮をし、脱げたら上向きになり体が固まるのを待つ
○脱皮直後-外皮は白くやわらかい
時間が経つに連れ色づいてきて硬くなってゆく
2~3時間ほどは透き通っている
※バーシコン(新しい殻の色を濃くするホルモン)が
体に十分行き渡って色づいてゆく
○脱皮殻-栄養源として食料になる ※ほとんどは自分自身で食していた
G観察動画
殻をむしゃむしゃ。-脱皮直後- 1分17秒
殻むしゃむしゃ2-食べ終わりまで- 1分40秒
○極めて珍しい確率でGにもアルビノ(先天的に色素を持たない白い個体)
も存在する
○脱皮ごとに体重は2倍に増える
○脱皮をすると脚・触角・尾角が生え変わる
※成虫変化後はもう新しく脚や触角は生えてこない
👇※観察の中で、脱皮後しばらくして、「ピクッ」という感じのアクション から身体が収縮する瞬間が見られたので、マニアック枠ですが動画を
掲載しておきます。
G観察動画 脱皮後身体収縮の瞬間
ーマニアックー 0分48秒
Ⅲ ゴキブリたちの成長
ゴキブリの成長段階
さて、脱皮を繰り返しながら身体を成長させていくGたちですが、
具体的にはどのような経緯をたどって大人Gになってゆくのでしょうか?
以下、実際にワタシが観察した中での成長の段階・推移を記して置きたいと思います。
👆※当時のGリウム体験で確認できた成長の歩み―デッサンイラストー
コッキーたちは何度か脱皮して大人Gになってゆく
※脱皮回数などは種類・成育環境条件により異なる
1齢幼虫(卵から生まれたて) 前期4mm 後期6mm
2齢幼虫(1回脱皮) 7~8mm
3齢幼虫(累計2回脱皮) 8~9mm
4齢幼虫(累計3回脱皮)15mm 触覚13mm
幼虫期 若齢幼虫⇨ 中齢幼虫⇨ 亜終齢幼虫⇨ 終齢幼虫
※脱皮をするごとに数をカウントしてゆく
初齢(一齢)-生まれてすぐ
二齢-※二齢幼虫=1回脱皮したGのこと
三齢-※2回の脱皮を終えた幼虫=三齢のG(三齢幼虫)
終齢-成虫になる直前
※呼称も様々のようです
『全ての生物は環境により個々それぞれの成長を遂げる』
という基本・当為の事実を踏まえまして、
Gたちもまた、その法則に則っていたように思います。
似ているようで似ていない、
身体が大きくなってゆくスピードも様々、脱皮のタイミングもそれぞれ、その色や形も各々、性格も十人十色の模様が観察できました。
まさに『ワンダーオブ生命』のシステムです。
👇好む居場所もそれぞれのGたち
G観察動画 コッキーHOME
-それぞれの居場所- 0分58秒
ゴキブリの羽化-そして大人Gへ-
ゴキブリたちは、多くの他の生物たちと同様に、
基本「春」になると元気に動き回るようになります。
Gの幼虫たちは寒い季節は密やかにじっと隠れていることがスタンダードで、幾たびかの脱皮を得て羽化し、大人Gになっていきます。
そうして、成虫生活がスタートしますが、
羽化後は3日ほどですぐに交尾が可能になるとのことです。
ゴキブリたちの平均寿命は、環境や種によって異なりますが、
種により1年~数年生きるものまで幅広いようです。
一例としてクロゴキブリに関して
ex 191日~586日 etcという観察記録も見つけることができました。
ゴキブリたちも、そのG生の中で、
さまざまな風景に出掛けて旅してみたいと夢見ているでしょうか?
この記事の最後に、ビール酔いしてしまったコッキーが立ち直ってゆく様子が写る動画を掲載しておきたいと思います。
「ゴキブリはビールを好む」というナレッジに反応して、安易にビールを与えてしまった反省の記録でもあります・・。
復活して心底ホッとしました・・。カレは「プラトン」と名付けました。
G観察動画 ビールでコッキー。
-酩酊からの復活-1分50秒
☟以下は連載Gマンガの『ボクはディオゲネス』です。
Gマンガ『ボクはディオゲネス』
第111話 生きろ。
-以上で、
今回のGの世界⑦『ゴキブリの赤ちゃん』の記事を終えたいと思います。
本日は訪れていただき誠にありがとうございました!
あとがき メタバースとVR
昨今『メタバース』というワードが世間に現れて普及してきました。
言葉が先行して認知された後、実際にはどのような展開が訪れてくるのでしょうか?
メタバースを体験・経験するための要件の一つとして、「VRデバイス」の存在がありますが、
・ゴーグルやヘッドセットの重さやサイズなど装着のストレス
・解像度の問題
・コントローラーの操作性・レスポンスの問題
などの課題がたくさんあるようです。
また、
・VRならではの社会的利便性・コンテンツ
の充実度も待たれます。
ゲームやアトラクションなどレクリエーション活用先行に見える現状 (2023年現在時点)⇨一般的な大ブーム⇨社会的インフラ
に進めるかどうかは、まだまだ未知の領域のようです。
グラス型(サングラス的な)のイージーなデバイスが登場してからが、
メタバース世界の本番なのでしょうか。
SFチックに素晴らしい体験が得られるのならば、わくわくしてその登場を待ち望みたいとも思う今日この頃です。
次回予告
さて、次回「Gの世界⑧」におきましては、
『ゴキブリたちのコミュニティー』(仮)と題しまして、 ゴキブリたちの共生風景を軸に綴ってみたいと思います。
「タマゴ」が孵化してコッキーたちが誕生したことにより、
Gリウムケースの中はネクストステージへ突入することになりました。
ここから先の「Gの世界」ⅧおよびⅨの記事は、視聴者様によってはもしかすると「観たくない」映像も登場することになると思います。
具体的には、複数のG(コッキー)たちが、わらわらと動き回る光景も現れてきます。
とはいえ、やはりどなた様をも不快にさせる意図はございませんので、あくまで「昆虫としてのゴキブリの観察」の一つのケーススタディという視点から、新たな注意書きも含め、何とか掲載しても大丈夫かな、という動画をセレクトしながら掲載していこうと思います。
下記の柔らかイメージイラストを見ていただいて、『これくらいなら観ても大丈夫(だと思う)かな』という判断を持っていただけましたら、ぜひ、Gの観察動画例としてご視聴していただければと思います。
もちろん、注意喚起の動画だけはスルーしていただいて、記事のみを追 っていただけることも嬉しいです。
👇具体的には下記のイラストのような光景の動画も掲載する予定でおります
世界初?激レア動画掲載
また、冒頭の動画では、
3億年超のGの歴史上でも、おそらく『世界初の激レアG動画』を掲載してみたいと思います。ワタシのGリウム体験の中で、とっておきの1本となっております。話のタネ・ネタに、お時間のある時にぜひ訪れていただければと思います。
※『Gの世界』の記事における参考図書・サイト等は
Gの世界Ⅲ『ゴキブリ入門』の記事にまとめて掲載してあります。
著者紹介
note記事のおしらせ
2023年3月時点で
note記事に以下のラインナップで記事を綴っております。
何か引っかかるタイトルがございましたら、
ぜひ訪れていただければと思います。
○『デイドリームビリーバー-マンガを作ってみませんか?-』 32ページ読み切りマンガ作品 &マンガメイキング書籍の紹介・宣伝記事
○『Gの世界~ゴキブリの魅力について~』
※クロゴキブリ飼育体験記事「Gリウムの冒険」を
現在進行形で、リブート中。
○『マンガワールド-Gプレッソの。①~⑫』私的マンガ論記事
○『ワンダフルワールド-Gプレッソの。001~012』
ワンダフルを模索してゆくための試論的記事
エクストラ三部作-二次元表現へのトライ-
○『デイドリームビリーバーEXTRA マンガを作ってみませんか?』
○『マンガワールドEXTRA 絵の始まりから現代マンガ誕生まで』
○『絵画ワールド EXTRA 世界の全ては「絵」でできている!?』
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最新更新日 2023年3月
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