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日記:露伴先生から学ぶリアリティの大切さ

こんにちは。私は普段大学でグラフィックについて勉強していて、今はパッケージデザインを制作しています。

なかなかこれといったデザイン案が出てこなくて困るのはいつものことですが(おい)
先生に言われて大切だなと思ったことがありまして、

デザインを考えるときに、「絶対にこれだ!」と思ってしまうとほかの案が出てこなくなる。だからこれが最善だと思っても必ず別の案を試してみろ。

って言われたんですよ。

つまり、例えばこのロゴは赤がいいと思っていても、青だったらどうなる?
今はゴシック体だけど、明朝体は?
というようにこの案は合わなくない?と思っても試すことが大事だということ。それでもしやっぱり違ったら、「ほらね、合わないじゃん」でいいでしょ?と。

なるほどなあと思いました。
たしかに最初からやらないのと、ちゃんと理由があるからやっていませんて、全然違いますよね。

これを聞いて、あれ、そういやあのひとも………と頭に浮かんできました。

そうです、リアリティを追求し続けている人気漫画家、
岸辺露伴先生です!!

ジョジョの奇妙な冒険 第4部に登場する露伴先生。
彼のセリフは名言ばかりですよね。
そのなかの以下のセリフに今回着目したいと思います。

『おもしろいマンガ』というものはどうすれば描けるか知ってるかね?

『リアリティ』だよ!

『リアリティ』こそが作品に生命を吹き込むエネルギーであり
『リアリティ』こそがエンターテイメントなのさ

ジョジョの奇妙な冒険第4部 / 荒木飛呂彦

本当に大好きです。このセリフ。
マンガのためなら他人に迷惑が掛かってもお構いなし、さらには味も見ておこうといってクモまでなめようとする始末。
さすが露伴先生!おれたちにできない事を平然とやってのけるッ 
そこにシビれる!あこがれるゥ!    ですね、まさに笑

でもこれってすごく大切なことですよね。
別にわざわざクモなめなくてもネットで調べればたくさん画像も出てきますし、本物を見なくても今どきググればいろいろとわかるじゃないですか。

でもそうじゃないんですよね。
先生も言ってますが、リアリティなんですよ、重要なのは。

ちょっとしか登場しなくても、そもそもまったく出てこないものでも。
自分の目で見て、体験して、知ることが大切なんですよね。
それこそが、より現実味を引き出すことができる。

つまり、
知らないから描かないのと知っているけども描かないって
結果は同じでも意味は全然違いますよね。

ああ!!そういうことだったのか!と。
マンガを読んでた時はすげーとしか思っていなかったのですが、今回のことを踏まえてより言葉の意味が理解できました。

話がだいぶそれてしまいましたが、やらなくてもやっても結果は変わらなくとも、大事なのは、経験したかどうかですよね。

普段自分もいち表現者としてどうモノを表現するかいろいろと頭を抱えていますが、
同じ芸術を生み出す身として、同じ立場になって考えることができたのですごく納得ができました。

改めて露伴先生と、この言葉に限らずたくさんの名言を生み出すことができる荒木先生の偉大さに圧倒された今日この頃です。


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