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池袋で世界一周!世界各国の料理を届けるカフェと、その裏側(サクラカフェ&レストラン 池袋/店長 竹内さん)

よく行くお店はあっても、お店の人に話しかけるのって勇気がいりますよね。そこで、ポットラックスタッフが「なんでお店を始めたの?」「働いていて大変なことは?」など、気になることをインタビューすることにしました!テイクアウトだけでは知ることのできない、お店の人の一面をお届けします。

第3回は「サクラカフェ&レストラン 池袋」店長の竹内さんにお話を伺いました。

竹内さんインタビュー

お客さんに教えてもらったレシピをメニューに?!多国籍料理を提供するサクラカフェの特徴

−はじめに、お店について教えてください。

はい。当店は「サクラホテル」という、老舗の外国人旅行客向けのホテルに併設しているカフェ&レストランです。主に「多国籍料理」を提供しているんですが、一番の特徴としては、スタッフがホテルに宿泊しているお客さんに直接話しかけて、そこで教えてもらったレシピをメニューとして提供していることです。

サクラカフェ外観

−お客さんに直接教えてもらったレシピをメニューにしているんですか!

はい。お客さんに直接教えてもらっている分、よりリアルな「外国の家庭料理の味」を楽しめることが売りです。世界各国のビールも60種類以上揃えているので、料理と一緒に頼めば気軽に海外旅行気分を味わえます。
他にも、青森県にある自社農場で育てられた完全無農薬野菜の料理や、同じく無農薬環境で自生したタンポポ、クマザサ、ハコベなどの野草を使った珍しい料理が楽しめることも特徴です。

「本場の味」の再現を目指し、改良を重ねる

−お客さんから聞いたレシピをメニューにする上で、苦労されていることはありますか?

お客さんからレシピを教えていただいたときに、すごくマイナーな食材……例えば、アフリカとかの地域で芋みたいな感覚で食べられている「甘くないバナナ」とか、聞いたことないような謎のスパイスとかが材料に使われている時は苦労します。外国にしか売っていないような食材も、出来るだけ取り寄せるようにしているんですが、どうしても手に入らなかったらなるべく近いもので代用して、本場の味を再現できるように努力しています。

−本場の味の再現って、なかなか難しそうですね。

そうですね。外国のお客さんに教えてもらったメニューを同じ国から来た別のお客さんに提供した際に、「この料理はちょっと違うよ」って指摘されることも結構あります。家庭料理なので、家によっても結構違うんですよね。そういう時は、「僕らが教えてもらったのはこれだったんだけどな…」とも思いつつ、出来るだけ改良して、より近いものを提供するようにしています。

世界のランチ

−同じメニューでも中身が変わっているんですか?

はい。簡単なところでいうと、例えば「フィッシュ&チップス」とか。これはポテトと魚を揚げるだけの簡単な料理なんですが、イギリス人の方に提供したら「魚が違う、これじゃダメだ」って指摘されて、もっといいやつに変えたりとか。そうやって、その都度少しづつ改良しています。

“変わった料理”を注文してもらうため、試行錯誤

−結構変わった料理が沢山あるみたいですが、竹内さん自身は、初めて見るような「これ、おいしいの?」って感じの料理を食べることに抵抗はないんですか?

そうですね。でも、お客様はやっぱりちょっとあるみたいで。
今はまだ柔らかくなったんですが、昔はもっと攻めてて、もう「これは誰も頼まないでしょ…」って思うようなメニューもガンガン出してたんですよ。

バナナカレーピザ

−それはどんなメニューか逆に気になりますね…笑
やっぱり、そういう珍しい料理を注文される方って少ないんでしょうか。

あまりにも変わったメニューは面白がって注文する人しかいませんでした。だからそういうのはもう、頑張って勧めるしかないです。笑

それから、うちでは世界各国60種類以上のビールを提供しているんですが、それも当初は、みんながよく知ってるビールしかほとんど注文が入りませんでした。いろんな種類のビールがあっても、結局は普通にアサヒとか、既に知ってるものを頼んじゃうっていうお客さんが多かったんですよね。

ビール陳列

それで、お店で1つ1つのビールに「説明書き」を付けるようにしました。一般的に、ビールとかお酒とかの説明って「〇〇のフレーバーが…」とか「鼻に抜ける〇〇の香りが…」とかそんな感じですけど、そういうのじゃなくてもう「水みたいに飲めます!」とか、読んだ人が味を想像しやすいような、率直な感想を書くようにしました。

ビール説明書き

そしたら、それを見て買ってくれる人が徐々に増えていって。
今では、世間で「クラフトビール」が流行り出したこともあって、あんまり知られていないようなビールもよく出るようになりました。

−そうだったんですか…!“変わった料理”を提供しているお店ならではの苦労ですね。

サクラカフェの料理が来日のきっかけに!世界の接点で働く中で感じた喜び

−次に、竹内さん自身のお話を少し伺いたいんですが、竹内さんがお店を運営される上で大切にしていることって何かありますか?

一番はやっぱり、お客さんにフレンドリーに接することです。会社の方針として毎週、週替わりのランチメニューを提供しているんですが、そのためのレシピは全部、お客さんに教えてもらってどんどん増やしていかないといけないので、お客さんとのコミュニケーションを大事にしています。
店内には外国人のお客さんの写真が沢山飾ってありますが、それも、話しかけてメニューを教えてもらった時に撮った写真です。

サクラカフェ 外国人の写真

−サクラカフェで働いている中で、何か嬉しかったことはありますか?

時々、外国人のお客さんで「ここの料理がおいしかったから」という理由でまた日本に来てくださる方がいらっしゃるんですが、それが嬉しいです。

−ここのカフェのためにですか!?それは嬉しいですね。

結構いらっしゃるんですよ。
外国人のお客様が日本に来られる理由って、大体は仕事か旅行かのどっちかなんですよね。仕事の場合は、日本に用事があるから来るんですけど、旅行の場合、目的地は別に日本じゃなくても良いわけじゃないですか。他にもいろんな国がある中で、わざわざ日本を選んでくださった理由の1つとして、うちの店が入っているっていうのは本当に嬉しいです。

竹内さんのイチオシメニュー

−最後に、竹内さんのイチオシメニューを教えてください。

一番のおすすめは「巨大ハンバーガー入りグラタン パリセジーニャ」です。これはテレビとかメディアにもよく取り上げられているメニューです。

巨大ハンバーガーグラタン

「パリセジーニャ」って言うのはポルトガル料理で、お肉をパンで挟み、その上からソースをかけたような料理なんです。ここではそれをアレンジして、パンをハンバーガーバンズに、ソースをグラタンに変更しています。ハンバーガーって人気だし、グラタンも人気だからってことで、こうなりました。

それともう1つ、個人的に推したいのが「バニーチャウ」です。これは一言で言うと「南アフリカのカレー」で、パンをくり抜いて、その中にカレーを入れた料理です。

バニーチャウ

実はうちで働いているシェフ、もともとは銀座の某有名カレー店で働いていた方なんです。
「バニーチャウ」っていう料理自体は、中に入れるカレーそのものに特に指定はないのでそのシェフ特製のカレーを入れているんですが、これがただのカレーじゃなくて「元・銀座の有名カレー店で働いていたシェフが作ったカレー」ですから、とにかくおいしいんです。これは実際に南アフリカから来たお客さんに提供しても、「おいしい」と言っていただけました。

−なるほど…それはすごく気になります!今度是非食べてみようと思います。竹内さん、本日はいろいろなお話を聞かせていただき、ありがとうございました!

(取材・文:斎須けいら、撮影:和田祐里香)

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サクラカフェ1枚メニュー

サクラカフェ2枚メニュー

店舗情報
サクラカフェ&レストラン 池袋
住所:〒171-0014 東京都豊島区池袋2-39-10サクラホテル池袋別館1F
電話:03-5391-2330
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