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思いっきり満喫、長崎 2024.03.30-2024.03.31

3月30日(土)

朝7時起床。母親が作ってくれた朝ごはんを食べる。美味いなあ……。朝から味噌汁をすすり、炊き立てのご飯が食べられる幸せ。

昼までごろごろして、午後からは一人で長崎を散策する。まずは、去年訪ねて以来のお好み焼き「くらた」さんへ。ちょうど鉄板前の一席が空いていたので座る。お母さんもお元気そうだ。
店内は夫婦一組と、おっちゃんが一人。テレビは高校野球が流れていた。モダン焼の肉入りをお願いする。

生地を伸ばし野菜を散りばめ、そこに炒めた麺を乗せる。肉をトッピングして卵を落とし、生地をかけたらひっくり返す。紅生姜や魚粉、塩胡椒が味付けとして施される。最後に「半分に折る?」と聞かれたので、半分にしてもらうと、なかなかのボリュームのモダン焼が目の前に現れた。
ソースをかけながら食べていると、「粉もっとかけると美味いよ」と魚粉を上からふりかけてくれる。「くらた」のお好み焼きは本当に忘れられないくらいに美味い。また来年も食べにきたいなあ。

「くらた」をあとにして、路面電車の駅まで歩いていると道路沿いに角打ち。しかも営業中だ。これは入るしかない。「酒のふかほり」さん。なかなかの大箱だ。
冷蔵庫から焼酎ハイボールを取り出して、カウンターに立つ。つまみはおでんと、乾きもの、そして練り物があるようだ。長崎ということでイワシの練り物をお願いする。

電子レンジで温めて、マヨネーズを添えて提供される。先ほどモダン焼を食べたあとだとこれくらいがちょうど良い。一缶と練り物で300円。

角打ちに立ち寄ったあとは、長崎の書店めぐりをする。長崎は市街地に個人経営の書店がたくさんあって、対面積でいうと大阪よりも多いんじゃないかと思うほどだ。

「ひとやすみ書店」さんは、新刊本中心でセレクトがかなり良い。店内面積は広くないが、レイアウトに凝っていて、つい手に取りたくなる本が多い。ここでは森崎和江の文庫を買った。

「BOOKS ライデン」さんは新刊半分、古本半分といった扱いで、ZINEも積極的に置いている。テーマに沿った本のチョイスがされていて、かなり独自の棚になっていて面白い。山本ぽてと・宮崎智之『言葉だけの地図』を買う。

「ひとやすみ書店」も「BOOKS ライデン」も喫茶スペースもあった。

「本屋 ウニとスカッシュ」さんはZINEの品揃えとフェア本の構成が面白い本屋。雑貨や食品も扱っており、2階では古本市をやるなどイベントもされていた。武塙麻衣子さんの『酒場の君2』を買う。

ここで本を見ていたら背後から「ぽたさん!?」と話しかけられて振り向くとエブリデさんとにとろむさんがいたので驚いた。2人とは今晩飲む予定をしていたが、まさかこんな日中に出会うとは。2人は「ブック船長」さんという書店にも行ったらしく、カバンの中は本でパンパンになっていた。

一旦エブリデさん、にとろむさんとは別れて、散策をする。出島のあたりで「どぶろく」の醸造所に出会い、面白そうだったので購入してクール便で送ってもらった。

再び2人と合流して飲みに。0次会として「ミナト屋」という立ち飲み屋で軽く飲む。キャッシュオン方式で気軽に飲めるのが良い。ハイボールと日本酒を飲む。温まったところでいざ一軒目へ。

今回のメインの居酒屋である大衆割烹「安楽子」さんへ。太田和彦さんも訪ねたという名店だ。予約をしていたのですんなりと入れたが、年度末で大盛況なのか料理の提供にはやや時間を要した。

しかしそれでも待って出てきた刺身はさすがの美味さ。鯵のなめろうに桜鯛、平目と新鮮で美味い。そして「安楽子」さんの名物である鯨の中でも、高級部位である「尾の身」も食べたのだが、馬肉のような滋味のある味わい。たまらなく美味しい。穴子の天ぷらや、自家製のすり身なども食べたがどれも絶品。名店に抜かりなしだ。

二軒屋には「桃若」でおでんをつまむ。このあたりからだいぶ酔ってきて記憶があやしい。エブリデさん、にとろむさんとはここで別れる。

一人になって、去年訪ねた屋台「天龍」に向かおうかと思ったが、未訪問の屋台があったことを思い出す。去年は終電の関係でパスしたのだが、写真は撮っていた。その写真からおおよその場所を割り出して向かうと……あった。

おでんをつまみながら日本酒。ラーメンもあったが胃の調子と時間を考えると厳しそうだ。地元の方達で大盛り上がりの店内で一緒に飲む。だいぶ酔っていたがここでも日本酒を2杯飲みヘロヘロになる。
終電の路面電車で帰って倒れるように寝る。さすがに飲みすぎた。

3月31日(日)

朝7時起床。二日酔いがひどい。何度か寝て9時くらいに起き出して、母親の作ってくれたアラカブの味噌汁を飲む。身体に染み渡る……。しかし食欲はあまりなく、味噌汁だけを食べて再び寝る。昼頃に少し回復。荷造りをして空港に向かう。

長崎空港近くの「若竹丸」で寿司を食べてから空港に向かう。寿司を食べているときは元気だったが、二日酔いが波のように押し寄せてきてしんどい。お土産を買って、ここで両親とは別れる。

保安検査所を通った先でテレビを見ながらベンチで休んでいたら、エブリデさんたちもやってきて合流。10分遅れの飛行機に搭乗する。

帰りの飛行機は気流が乱れていてだいぶ揺れた。関空で神座のラーメンを3人で食べて、電車に乗って帰る。

エブリデさん、にとろむさんと別れたあと、まだ胃の具合がよくなかったのでコンビニでソルマックを買って飲んでから家に帰る。洗濯をしてからベッドで調べ物をしていたらかなり時間が経ってしまって慌てて眠る。

長崎、思いっきり満喫できたな。


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