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在米研究者が教える!米国のパーティ攻略、必勝法!!

こんにちは、現役ポスドクの毒太郎と申します。このnoteはあくまで毒太郎のアカデミア研究の体験を元に、偏見に基づいた知見を語っていく場です。ですのでほとんど統計値などは出てきませんので悪しからず。いちポスドクの意見、感想だと思って下さい。


こんにちは、圧倒的陽キャのポス山毒太郎です。皆さんドラマ等で見たことがあると思いますが、アメリカではそこそこの数のパーティが催されます。

陰キャの皆さんはそんなパーティには最初から参加しなければいいと思うでしょう?

ただ残念ながら例えば子供の友達の誕生日パーティに参加しないといけなかったりと、いわゆる義務パーティ(通称義務パ)があります。またご自身の子供にバースデイパーティを催すようにせっつかれることもあるでしょう。

そんな時、暗い部屋で研究ばかりやってきた陰キャでオタクな皆さんはどうしようもなく突っ立ってるだけになることと思います。
 
今回は、米国でいくつもの義務パを乗り越えたコミュ力強者である筆者が編み出した究極のパーティ攻略法を伝授していこうと思います。



では早速どうぞ。
 

パーティ必勝法、子供を連れていく

これが一番の攻略法、まさに必勝法です。お子さんがいる方はぜひ子供を連れて行って下さい。

子供を連れて行くとどうなるかわかりますか?

そうです。子供の世話をするという“仕事”ができます。いや“言い訳”が出来ます。子供の世話を言い訳にして、他の大人と話さなくてよいのです。これは筆者が常用する必勝法です。子供がパーティの中心から離れたら、自分も自然にそこから離れることができるでしょう。また逆に子供がパーティの中心で変な行動をしても、ひと笑い起こすことができるという究極の存在です。

筆者が何回これで義務パを乗り越えてきたことか。

ちなみに当然ですが、子供は小さければ小さいほど良いです。6歳くらいが限界です。0−3歳くらいなら完璧です。他の大人にも、「この親はちゃんと子供を見ている」と思われることでしょう。あなたが男親ならなお評価が上がります!!
 
上級技として、子供の世話(抱っこ)をしながら、他の人と話すことで仮に英語がわからなくても、子供が騒がしくて英語が聞き取れなかった体でごまかすことが出来ます。その時は「Sorry, I can’t hear you.」と言いながら子供を指差せばOKです。そして子供がその場から離れれば、その場から自分も逃げることが出来ます。その時子供が暴れていれば尚良しです。なお、その時にちょっと申し訳なさそうな顔をすると、ポイントも上がります。
 
そしてこれは最終手段ですが、あなたが「ちょっとこのパーティの場にこれ以上いるのがきついなぁ」と思ったとしましょう。そうすると「子供の昼寝の時間だから」「子供がちょっと機嫌悪いから」などの理由でパーティを途中で帰ることが出来ます(迫真)!
なんならホストにひと言も言わないでスッといなくなっても、誰にも気づかれないし、気付かれたとしても「あー子供の世話が大変なんだなぁ」と思ってもらえるでしょう。
 
またどうしても誰かと話さないとならない場合も、子供は最強のきっかけとなります。例えば、話し相手が子持ちの親の場合、「子供が何時に寝るか」とか、「子供にどれくらいテレビを見せているか」とか、「子供の夏休みのキャンプどうするか」とかなんだかんだ会話をすることが出来ます。

うーん、なんと万能なんだ。多いに越したことはないぞ!!
 

自分に子供がいない場合

ご自身に子供がいない場合は、子供をこさえるのも手ですが、他の子供を探すのも手です。

えっ、どうするかって?

子供の集団に混ざります。もし外のパーティで彼女彼らがサッカーなど始めたら、そこに軽く入りましょう。「子供の世話をする良い人」という好印象を子供にも大人にも与えること間違いなしです。

しかし彼ら彼女らを舐めてはいけません。彼ら彼女らは、こちらが英語が出来ないとかを察して遠慮をしたりしません。めちゃくちゃ早口で、しかも幼児英語で喋ってきます。そんな時は日本人の得意技、愛想笑いで乗り越えましょう。子供相手に愛想笑いとかなんと情けないことか。。。

また大人の場合は、こちらが英語を理解できない場合、察して話題を変えたりしてくれますが子供はそんなことしません。こちらが愛想笑いで返しても、同じ話題をこちらが理解するまで何度でも繰り返してきます。別に悪意があるわけではありません、まっすぐな目で親切心で何度も言ってきます。そんな時は食べ物が欲しいと言う体で逃げましょう。子供相手に逃げるなんてなんと情けないことか。。。

自他の子供に常に目を光らせることはとても大事です。例えば公園でパーティを行った場合、幼児が公園の外に出ていってしまうことがあります。その時はいの一番にその子供にかけよりましょう。往復で2分から最大5分程度稼げます。なんなら子供が「公園の外にいたい!」と言い出した場合、自分も会場から離れることができます。これで10分稼いだら勝ったも同然です!!

ただし、あまりにも子供の近くにいすぎるとその親からあらぬ疑惑をかけれられる可能性があるので気をつけましょう。
 

パーティのホストを観察する

例えば子供の誕生日パーティに呼ばれたとします。そうするとその子供の親(ホスト)は大忙しです。ですので、その親の行動を見て、少し困っていそうなら声をかけて下さい。『May I help you for something?』と。すると“仕事”をもらえることがあります。すると、「ホストを手伝っているから、君らとは喋れないわ」という言い訳が出来ます。

ホストが動き出したら、すぐホストに駆け寄って下さい。ちなみに反応が遅れると、コミュ力高いマンに先を越されるのでご注意ください。機を見て敏です。
 

写真係になる

これも上と近いです。子供の誕生日パーティを主宰したことがあれば分かると思いますが、ホストはとても忙しく、写真を撮る暇さえありません。ですので、集合写真から、イベントなど、子供の写真を色々撮ってあげて下さい。ケーキを出して誕生日ソングを歌うときはマストです。後でそれをホストに送れば、ホストからの評価も上がること間違いなし!!
筆者も常用するかなりおすすめ技です。
 
ただし、あまりにも子供の写真を撮りすぎると、その親からあらぬ疑惑をかけられる可能性があるので気をつけてください(本日2回目)。


ひたすら忙しそうに携帯をいじる

これは人種問わず父親で実際に散見されます。会場の端っこで忙しそうに携帯をいじって下さい。みんな「仕事が忙しい」と勘違いしてくれることでしょう。実際に見るのはなんでも構いません。周りに日本人がいなかったら、日本語のサイトがいいかもしれません。何なら筆者のnoteでも最初から読んで心を落ち着かせましょう。

筆者は、これで2時間以上誰とも喋らないでやり過ごす強者にでくわしたことがあります。別に英語が苦手そうとかではなく、普通に現地アメリカ人です。もしかしたら本当に忙しかったのかもしれません。ちなみにそのパーティでは筆者は誰とも喋らず2時間子供と遊び切りました(やってやったぜ!)。彼とはもしかしたら友達、いや、好敵手(ライバル)になれたかもしれねぇ。
 

最終手段、配偶者に任せる

皆様、「君子危うきに近寄らず」という中国の諺をご存じですか?

そうです、配偶者に駄々をこねて、パーティに行かないのです。その代わり家の掃除や家事をやることでなんとか納得させて下さい。パーティで負うダメージに比べたら、なんのことはありません。

勝負しなければ負けることはないのだ、まさに必勝法(勝ってはいない)!!


いかがでしたでしょうか?もちろん日本人で集まるなどの月並みなこともありますが、筆者の場合、日本人より中国人の方がしゃべりやすいように感じます。日本人と言っても、メイングループに入らないといろいろいるんですよー(棒)。

駐在組のママたち、医者研究者組のママたちと、私のような共働き研究者夫婦はちょっと感覚が違うところがあります。もちろん皆さんいい人たちなのですが、常識が違うというか相入れない部分もあります。筆者の周りは共働きの中国人が多いので、彼ら彼女らの方が同じ感覚で話すことができます。これに関してはまた別記事でまとめられればと思います。
 
これで皆さん、義務パがあっても存分に楽しめることでしょう。


えっ、全然攻略してない?全然勝ってないって?

 
うっ、うるせえやい、本当に攻略してたらわざわざこんな記事書かないやい。
 
以上の筆者の技の数々から推察できるかもしれませんが、筆者は米国のパーティが苦手です。研究室メンバーだけならともかく、いきなり知らない人と話すのは無理です。

これは英語力とコミュ力の問題で2乗分無理なのです。

いつも筆者はパーティで「デパートで迷子になった子供」の気分を味わいます。周りに知り合いがいるのに「迷子」です。これは米国で研究者としてやっていくのに当たって致命的かもしれませんが、無理なものは無理なのです。
 
もしあなたが米国にいて、なんかずっと子供の世話をしているのに、急にホストの手伝いをし始めたり、と思ったら次の瞬間一人でひたすら携帯をいじっている人を見たらそれは筆者かもしれません。そんな時は優しく話しかけてあげてください。別に皆と話したくないわけじゃないんです。迷子になってるだけなんです。
 
前回の闇が深すぎたので、茶番記事でバランスをとりました。

一部は実際にためになることと思います。もし真面目に自分がコミュ障で困り果ててこの記事に辿り着いた方には謝罪します。コミュ障を解消するのも大事かもしれませんが、筆者が説明した小狡い方法でなんとかやり過ごす方法を探るのもいいんだよと先輩コミュ障からはアドバイスしたいです。

今記事で満足できない方は、前記事をご覧ください。後半は有料ですが、値段に違わぬ読み応えがあると思っています。買っていただいた方からは好評をいただいているオススメ記事です!!前半だけでもためになると思います。


さて、次回はこんなポス山毒太郎が真面目にアメリカにおける子供のバースデイパーティの主催の仕方を語っていきたいと思います。

えっ!?あんまり参考にならなさそうだって。

心配ご無用です。パーティはホストになると逆にコミュ障にとっては圧倒的アドができるからです。
 
現場からポス山毒太郎でした。それではお楽しみにー。
 



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