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全盲の視覚障害者でも気軽に一人でいける映画館

わがはいは昔サッカー選手だった。
日本代表にもなり、ちとなも知れてたのではなかろうか。
根っからのスポーツばかゆえ映画はほとんど無縁だった。
わざわざ映画館へいくのは名探偵コナンとディズニーくらい。
そんなわがはいの今の趣味のひとつが映画になっている。人生とは何がおこるかわからんのう。

全盲の視覚障害者が映画を楽しめるのかと世の中の人々は思うだろう。
そもそも一人で映画館にいけるのか?そのレベルからわからない人さえいることだろう。
いくつかの条件が整ったことにより気軽に一人映画ができてしまうのだ。
その条件は2つ。
・アクセスしやすいこと
・音声解説がついていること。
今回は一人で呪術廻戦をみてきたはなしをしようではないか。

横浜市に住んでいる視覚障害者は横浜駅で見るのがおすすめ

まずはアクセスについて。視覚障害者にとって映画館はとてもハードルが高い。なぜならほとんどの映画館はショッピングモールなどに入っているためラビリンスをぬけて上階までいかなくてはいけないのだ。
ショッピングモールの中を一人で歩くのはとても難易度がたかい。
通路はおしゃれにデザインしていたりしてまっすぐになってないし
品物みながら歩いてる人おおいからぶつかりやすいし
音がガヤガヤしててエレベーターやエスカレーターを音で探すのは難しいし
つまりラビリンスなのだ。
そんな問題を解決してくれる映画館が横浜駅にできた。
その映画館の名前は
T・ジョイ横浜!
横浜駅直結。
視覚障害者のために映画館までのルート解説をしよう。

JRからいく場合は中央北改札をでることをおすすめする。
改札をでて左右にいく点字ブロックがある。それを右へ進んでいく。
すると左前のほうからのぼりエスカレーターの音がきこえてくるだろう。それは無視。
まっすぐ進んでいくと下り階段が5段くらいあるのでそれをおりる。階段の右には短いエスカレーターもあるぞい。
おりたら10mくらい進んで右へ曲がる。右に空間を感じれるんじゃなかろうか。
右に曲がって5mくらい進むととびらをぬける。足元にマットらしきものの感触があるかと思う。
そしたらすぐに左へ曲がればエレベーターがある。
それで8階へいくと映画館の受付フロアにいける。
ちゃんとエレベーターにはどの階にとまったか音声で教えてくれるので安心してよい。
ただエレベーターは4台あってどのエレベーターがきたかはわかりにくい。ここはいつもだれかが教えてくれる。それくらい人の利用があるエレベーターなのだ。
8階でおりたら5mくらい進みながら右へ300度くらいまわりこむ。
すると映画館の受付にたどりつける。まぁ、少しずれても映画館の人が声をかけてくれる。
スクリーンは8階と10階にある。
基本エスカレーターでの移動だが車椅子の人やエスカレーターが苦手な人にはエレベーターで案内もしてくれるので係へ伝えよう。

賢者の杖「ハロームービー」

視覚障害者と聴覚障害者はハロームービーのおかげで映画がすごく身近になった。
このアプリのおかげでわがはいもすごく見たい映画じゃなくてもハロームービーで音声解説あるならいこうかという気持ちになり、今では映画が趣味のひとつになっている。
このハロームービーのすばらしいとこを少し話ししよう。
まず自分のスマフォを利用できるとこ。今までも音声解説つき上映とかあったが貸出ラジオで聞いたり映画に直接解説が入ってるものだった。
この情報がまず入ってこない。どの映画がどこの映画館でいつ音声解説でみれるのかわからない。ほんとに映画が好きな視覚障害者じゃないとたどりつかない。
それがハロームービーでは上映作品の中から音声ガイド予定の作品が一覧でわかる。
次にハロームービーのいいとこは上映開始日と同時に音声解説をつけてみることができるとこ。
これは一番すばらしいとこと言ってもいいだろう。
上映してから音声解説がつくまで1ヶ月とかかかっていた。その1ヶ月でたいていみる気はうすれていかなくなる。わがはいのパターンである。
それが上映開始すぐにいけることで満足するだけでなく、映画を通して健常者と楽しい会話ができるのだ。
健常者とのデートに映画が使えるようになったということだ。
セリフのないシーンでは音声解説のほうが細かい描写を教えてくれるから健常者が気づかないことを視覚障害者が知ってることもしばしばある。おもしろい現象である。
縁結びアプリにハロームービーがなる日もちかい。
最後にハロームービーは障害者のためじゃなく障害がない人でも出演者や映画関係者のコメンタリーー音声といういわゆる副音声もあるとこ。
障害者は映画をみるために利用するがコメンタリーを聞きたい人は一度映画をみて2度目以降にコメンタリーを聴きながらみる。
コメンタリーを一覧から探しているときに視覚障害者むけの音声解説のことを知り、3度目に音声解説でみる人がいるとかいないとか。
視覚障害者理解の導入のひとつとしてハロームービーが貢献している。なんてすばらしいのだ。
開発したエヴィクサという会社には感謝だ。

ここのT・ジョイのスタッフもとてもすばらしいホスピタリティーなのだがそれはまた今度にしよう。
おすすめの映画あったらコメントで教えてね。

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