余白時間で考えたこと 中庸な人

風邪気味な週末は久しぶりでした。

風邪を引くと、健康の重要性に気がつきます。

最近は少し仕事のことばかりになってしまっていたなと反省したりもします。

仕事を優先しすぎると何か別のものを失うこともあるし、常にトレードオフと隣り合わせです。


会社の会議では、成長=正しいということが常々語られる。

勿論、企業は成長し続けて永続する必要がある。

社会に貢献し続けるということは非常に大切です。

しかし、それも誰かによって作られた価値観であって、必ずしも皆がそう考えているわけではない。

過度に成長のことばかりを話すことで窮屈に感じている方もいるはずです。

最近、私自身も自己成長とか自己実現という言葉にやや違和感を持つようになった。

違和感というのは、成長したいと感じる自分現状維持したい自分がいるということです。

仕事では毎年、昨年度以上の業績と成長が求められます。

いわば現状維持するというのはマイナスになり得るということです。

常にベストを更新し続けることが求められるといっても過言ではありません。

更新したい気持ちは誰しもあるでしょうが、そうもいかないのが人生です。

山もあれば谷もあり、常にうまくいき続けることは困難と言えます。

そういう時は、正直休みたいなと思ったりしますが、仕事となるとそうもいかないですよね。

知らず知らずの内に、成長しなければならないスパイラルに入り込んでしまったのではないか?

そう感じることがあります。

なぜそう感じるのかを紐解いていくと、自分の中にある二つの価値観の一つが作用している気がします。

その価値観とは、

他人軸

です。

残業して仕事をすることは誇らしい

成長した方が、他者にとって必要だと感じてもらえる

会社員は社内で評価される必要がある

お金はたくさん稼いだ方が良い

確かに、もっともらしく聞こえるけれども、それは自分自身の声ではなく、他者を意識した価値観のような気がしてなりません。

自分軸

残業してもしなくても良い

成長しなくても、他人が喜ぶかどうかは関係ない

会社以外にもコミュニティーはある

今ここを生きるのに必要最低限のお金があれば良い、お金より大切なものがある

といっている自分もいます。

自分軸100%で生きることができたら、すごく楽しいのかもしれません。

しかし、そんなに極端な思考ができないのが私。

投資も極端なスタイルではないし、仕事の仕方も割とバランスを取りたいタイプ。

言ってしまえば中途半端とも言える。

物事が不完全で未完成なさま。どっちつかずで徹底しないこと。

goo辞書より

中途半端だとネガティブな表現になりそうなので、勝手にポジティブ変換する。

中庸

な人間なのかもしれない。

1 かたよることなく、常に変わらないこと。過不足がなく調和がとれていること。また、そのさま。「—を得た意見」「—な(の)精神」

2 アリストテレスの倫理学で、徳の中心になる概念。過大と過小の両極端を悪徳とし、徳は正しい中間(中庸)を発見してこれを選ぶことにあるとした。

goo辞書より

正しい中間であるという考え方。

ワンピースで言うと、どっちつかずの正義を掲げる、黄猿の考え方。
ちょっと違うかもしれない。。

極端ではなくても良いのかもしれない。

仕事に邁進している意識の高い方も好きだし、今ここを大切にしている考え方も好きです。

どちらかが魅力的ではなく、どちらも魅力的と言えます。

書いていて、なんとなくモヤっとが晴れてきました。

考える時間もやっぱり大切なようです。

ここからは脱線しますが、パックTが2色欲しいのも中庸な考え方だからなのかもしれません。

白も欲しいけど、黒の気分の日もありますもんね。

なんならグレーが欲しい。

ただの服欲の話になってしまいそうなので、戻します。

定期的に余白の時間を作って、ぼんやり考えごとをするのもいいのかもしれない。

忙しなく過ごしていると、つい自分の心の声に耳を傾けなくなってしまう。

結果的に他人から借りてきた価値観が増幅していきます。

適度に余白、余暇を作って、そういえば自分って何が好きなんだろう?

何が嫌いなんだろう?

それはなぜだろうか?

みたいな問いを考えてみても良いかもしれない。

答えは出なくても、問いについて考えるだけでも、スッキリします。

個人的なオススメは散歩しながらかカフェでゆっくりしながらです。

明日からまた仕事です。

中庸な感じで楽しんでみることにします。

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