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お風呂に入りたくない娘vsマザーズコーチングを受けた私

「お風呂入りたくない」

また始まった。
今年小学生に上がる娘の発言だ。
お得意なセリフである。

私の言うことですぐご機嫌斜めになる。
珍しいことじゃない。
何ならその日は朝からグズグズだった。
鼻水と痰が絡む咳で、保育園に行きたくない…と。

話し合った結果、保育園はお休みすることに。

でもその日の予定がエグくて。

私の眼科(コンタクトがもうない)
娘の耳鼻科

両方コンプしたい…!!

with 1歳半の息子🥹←途端に無理ゲー

でも何とか3人で頑張った。(本当に!)
眼科〜コンタクト処方が終わるまでに
トータル2時間半で泣いちゃうかと思ったけど。


その後、娘のリクエストでミスドも行ったし
入場券買って電車も見た。

帰宅して
息子昼寝中にピクミンもしたし
耳鼻科のあと
有料遊び場も


さらに店舗の無料遊び場も要望され
気がつけば17時過ぎ…

「遊んでもいいけど、帰宅したら時間なくてお風呂入ってご飯食べて寝るよ?遊ぶ暇ないよ?」

そう聞くと

「いいよ」とあっけらかんと答える娘。

ほうほう。
そこまでの自信なら
お手並み拝見しよう。

時間ギリギリまで遊ぶことにした。

で、結果。
冒頭のセリフに戻る。

「お風呂入りたくない。まだブロックで遊ぶ」

今は19時少し前…諸々の事情により、お風呂のデッドラインはここだ。

怒鳴るのは簡単だった。

「いい加減にして!お店で約束したから遊ぶことにしたのに、そんなのただの嘘つきじゃん!」

だって娘が悪い。
家で遊べなくていいって言うからお店でたくさん遊んだのに。帰宅が遅くなるの我慢したのに。
それでお風呂に入らないなんて卑怯だ。

でも、
そんなふうに無理やりにするのが嫌でマザーズコーチング講座を受けたのだ。

怒りでその場を収められるのは幼児まで。
娘が大きくなるたび通用しなくなり、いつか娘は私の元から去っていくだろう。

へたしたら永遠に。

だから私はグッと堪えて娘の隣に座り、冷静に問いかける。

「お店で遊ぶとき、ママがこれ以上遊ぶとお家でゆっくり遊ぶ時間ないからね〜って言ったら自分でなんて答えたか覚えてる?」

「覚えてない」

「遊べなくて「いいよ」って言ったんだよ。覚えてる?」
「わかんない」

「言ったんだよ。でも今の状況どうかな?」
「……」

散らかるブロック。
黙る娘。

「ママとお約束したの破って遊ぶ?それとも守ってお風呂入ってくれる?」

「…遊ぶ」



あ…
遊ぶんかーーーーーーーい!!!!!?


思わずマザーズコーチングの講師の顔を思い出す…ゆかさぁん、うまくいかないよー(泣)



でも、遊ぶと言って持ってたブロックを、娘は片付けだした。
ごちゃごちゃ呟いてたけど、私のことシカトしながらもどこかへ向かった。


様子をうかがいつつ私が夫と話していると、そのうちに娘がドタドタと裸でやってきて叫んだ。


「ママ?待ってるんだけど!!」
「あーごめんね!行こう行こう」

結局娘は、一人で考えて一人でちゃんとお風呂に入ることを選択できた

私も怒鳴ることなく
娘も泣き喚いて怒ることなく。

このやりとり、成功じゃない?
マザーズコーチング、受けてよかったと思う瞬間だった。


今回はたまたまうまくいっただけかもしれない。でも、この一回の経験は無駄じゃない。

時には失敗しながらも繰り返し
娘が自分で考えて選択できる環境を整えていきたい。親としてそうあれるといい。


余談だけど
娘がお風呂場に一人で向かった時
私は夫にマザーズコーチング講座で聞いた話と、だから今こういうやりとりをしたんだということを簡単に話していた。

実は我が家では夫婦のコミュニケーションも課題で、特に子育ての意見のすり合わせがうまくいっていない

できれば夫にも、娘との関わり方を考えて欲しい。でもこれが難しい…

このやりとりが果たして響いているのか、いないのか。今後も少しずつ機会があれば話していこうとは思っている。


子どもと私。
夫と私。課題は山積みだ。
けれど信頼も積んでいこう。山ほどだ。

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