2022年公開のアメコミ映像化作品をまとめてみた

こんにちは。
もう1月も終わりそうですが2022年初記事です。あけましておめでとうございます。

『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』、面白かったですね!
感想記事を途中まで書いたのですが、感情がまとまらず一旦保留中です。いつかは書きます。

さて、今年のアメコミ映画界はしょっぱなから大傑作で始まったわけですが、今一度公開予定の作品をまとめてみようと思います。基本的にはマーベルとDC原作の映画と、ディズニープラス配信のドラマをピックアップします。アローバース(『アロー』をはじめとしたDC原作のヒーロードラマシリーズ)などアメリカのTVシリーズももちろん新作があるのでしょうけど、日本で見れるタイミングがよくわからないので今回は省きます。悪しからず。

では、早速スタート。まずは公開日が確定している作品から。


『ザ・バットマン』

2022年3月11日(金)日米同時劇場公開

バットマンの新作映画。『ジャスティス・リーグ』などのDCEU(DCエクステンデッド・ユニバース)とは別シリーズで、完全に独立した世界観の作品になるそうです。主演もベン・アフレックではなく、ロバート・パティンソンが若き日のブルース・ウェイン/バットマンを新たに演じます。

"探偵"の要素を強く押し出した作品で、ポール・ダノ演じる知能犯リドラーとの対決が描かれます。他にお馴染みのバットマンキャラでは、ゾーイ・クラヴィッツ演じるキャットウーマンやコリン・ファレル演じるペンギンが登場することが発表されています。予告を見る感じですと、かなり暗くて重そうな雰囲気。上映時間も3時間近くになるそうなので、見ごたえのある映画になりそうです。アメコミ好きとしては今後のバットマン映画の展開も含めて気になる作品ですね。

現時点(2022年1月)だと次のアメコミ映画/ドラマ作品がこれになる可能性が高いです。


『ムーンナイト』

2022年3月30日(水)よりディズニープラスで独占配信開始

MCUの次のオリジナルドラマシリーズ。ディズニープラスのドラマでは、初の単独主演で完全新ヒーローになります(『ホークアイ』のケイトはクリントとW主演だったので)。

多重人格のヒーローであるムーンナイトをオスカー・アイザックが演じます。「MCU史上、最も<ミステリアス>なアクション・ミステリー」というキャッチコピー、そして予告編からもMCUには珍しい作風になりそうです。どちらかというとネトフリのマーベルシリーズに近い雰囲気に見えますね。

異質なヒーローだけに今後のMCUの本筋へのつながりも気になるところ。


『モービウス』

2022年4月1日(金)日米同時劇場公開

こちらはマーベル原作ですが、MCUとは別シリーズ。ソニーが独自に展開するソニーズ・スパイダーマン・ユニバース(SSU)という作品群になるそうです。既存だと『ヴェノム』シリーズ2作が含まれますね。ソニーがスパイダーマン周りのキャラクターの映像化権を持っているので(トム・ホランドのスパイダーマンのみMCUと統合した形)、その名の通りスパイダーマン関連のキャラクターが中心のシリーズになっていくようです。

ジャレッド・レト主演で吸血鬼となった医者を演じます。元々はヴィランのキャラクターが主人公なのでダークな話にはなりそうですが、ヴェノムがコミカルな映画に仕上がったので、今回もどうなるかは正直見てみないと未知数です。後述するドクター・ストレンジと続けて(元)医者が主人公の作品になりますね。

コロナの影響で公開が延期しまくっているので予告を長い事見ている気がすしますが、気になるのはこの作品がどの世界観、アメコミ風にいうとどのユニバースの作品かということ。予告ではスパイダーマンの落書きがあったり、オズコープ社があったり、主人公がジョークで「ヴェノム」と名乗るシーンがあったり、さらには『スパイダーマン:ホームカミング』に登場したマイケル・キートンが登場したりと、意味深なシーンばかり。『ヴェノム』シリーズや今後公開が予定されている『クレイヴン・ザ・ハンター』などの作品含めSSUがどんな方向性で作られていくのか、楽しみなところ。


『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』

2022年5月4日(祝・水)世界最速劇場公開

2022年MCU映画2本目。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』にも登場したベネディクト・カンバーバッチが演じる魔術師ドクター・ストレンジのシリーズ2作目になります。

今回はタイトルにあるように、マルチバース(多元宇宙)がテーマになる模様。ディズニープラスのドラマ『ロキ』、そしてアニメ『ホワット・イフ...?』でも触れられ、『スパイダーマンNWH』でストレンジが開いてしまったマルチバースの扉がやはり関連して来るのでしょうか? マルチバースはインフィニティサーガ後のMCUの展開の大きなカギの一つと言われているので、シリーズにおいて重要な位置づけの作品になることは間違いなさそうです。

予告編ではベネディクト・ウォン演じるお馴染みのウォン、ドラマ『ワンダヴィジョン』で大きな事件を起こした後のエリザベス・オルセン演じるワンダ・マキシモフ/スカーレット・ウィッチ、前作では魔術師の先輩でしたがラストで敵対関係になったキウェテル・イジョフォー演じるモルド、さらに新キャラクターで別次元の人物と言われているソーチー・ゴメス演じるアメリカ・チャベス、某ゲームのおかげで一部の人たちには有名な一つ目のモンスターシュマゴラスっぽいキャラクター(映画ではガルガントスという名前になるそうです)などが確認できます。そして、『ホワット・イフ...?』で重要な役割を果たした闇のストレンジのような姿も。今からでも、ディズニープラスのドラマとアニメで予習しておいた方が良さそうですね。



ここからは詳細は未定ですが、2022年には見れそうな(少なくとも現時点では本国で2022年内公開予定)作品を紹介。

『ソー:ラブ・アンド・サンダー (原題)』

2022年劇場公開予定

MCU該当作品。MCUの単独ヒーロータイトルとしては最長となる4作目に突入するクリス・ヘムズワース主演の『マイティ・ソー』シリーズ。『エンドゲーム』のラストでガーディアンズと共に宇宙に旅立ったソーのその後が描かれます。

明かされている情報としては、ガーディアンズのメンバーとテッサ・トンプソン演じるヴァルキリー、そして1、2作目のキャラであるジェイミー・アレクサンダー演じるソーの幼馴染シフと名女優ナタリー・ポートマン演じる元恋人ジェーンが再登場するらしいです。特にジェーンはコミックと同じように女版ソーに変身するとの噂なのでとても楽しみですね。さらにヴィランとなるゴア・ザ・ゴッド・ブッチャーを演じるのは『ダークナイト』シリーズのバットマンとしてお馴染みのクリスチャン・ベール

かなり思い切ったサブタイトル、シリーズの中でもコミカルでぶっ飛んだ内容だった3作目『マイティ・ソー バトルロイヤル』から引き続きタイカ・ワイティティが監督を務めることからも、今回も想像の遥か上をいくような楽しい映画になること期待大です。果たしてファット・ソーは痩せているのか!?


『ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー (原題)』

2022年劇場公開予定

MCUの『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』で鮮烈なデビューを飾り、単独映画『ブラックパンサー』はアメコミ映画かつスーパーヒーロー映画としてノーベル作品賞に史上初のノミネート作となった、アフリカ系のヒーローティ・チャラ/ブラックパンサーを主役とするシリーズの最新作。

しかし、ティ・チャラを演じた名優チャドウィック・ボーズマンが若くして亡くなったため、ブラックパンサーが国王を務める架空の国ワカンダの物語として新作は描かれるようです。ティ・チャラは代役を立てないという方針のよう(チャドウィック・ボーズマンへのリスペクトに泣けますね)ですので、どんな作品になるかは正直未知数。前作に登場したルピタ・ニョンゴ演じるティ・チャラの恋人ナキア、ダナイ・グリラ演じる国王親衛隊ドーラ・ミラージュの隊長オコエ、マーティン・フリーマン演じるCIA捜査官ロス、レティーシャ・ライト演じるティ・チャラの妹で天才発明家のシュリなどお馴染みのメンバーは再登場するようです。さらに、ディズニープラスでの単独ドラマが決まっていてシュリと同じく発明家の少女リリ・ウィリアムズ/アイアンハートも登場するとか。シュリが中心の物語になるのではないかなどと概ね予想されていますが、ワカンダでどのような物語が描かれるか想像を膨らませて楽しみに待ちたいです。


『ブラック・アダム(原題)』

2022年劇場公開予定

ここからはDCEUの作品。まずは、元プロレスラーでロック様の愛称で知られるみんな大好きドウェイン・ジョンソン主演の作品。2019年に公開された少年が大人に変身するヒーロー『シャザム!』の宿敵であるアンチヒーローブラックアダムが主役の映画です。アメコミ初のヒーローチームでジャスティスリーグやアベンジャーズより長い歴史を持つジャスティス・ソサエティ・オブ・アメリカ(JSA)のヒーローが複数登場予定。アローバースにも同名のキャラが登場したアトム・スマッシャーやホークマンが出てくるようですね。

ブラックアダムはロック様がかなり気合を入れて演じており、シャザムとの今後の関わりも期待したいキャラクターですので、楽しみです。


『ザ・フラッシュ(原題)』

2022年劇場公開予定

こちらもDCEUの一作。『ジャスティス・リーグ』にもメインメンバーとして登場したエズラ・ミラーが演じる地上最速の男バリー・アレン/フラッシュの初単独作です。しばらく前から制作の話は出ていた気がしますが、やっと公開ですね。

フラッシュは高速で走ることで時間や時空の壁を超えることができるヒーローのため、MCUのようにマルチバースを本格的に取り入れる作品になるようです。すでに明かされている情報だけでもDCEUのベン・アフレック版バットマンと旧映画シリーズのマイケル・キートン版バットマンが登場予定。さらに新キャラクターとしてサッシャ・カジェ演じるスーパーマンの従姉妹スーパーガール、『マン・オブ・スティール』のヴィランでスーパーマンの宿敵であるマイケル・シャノン演じるゾット将軍の再登場など、気になる話がたくさん。

フラッシュはアローバースのドラマシリーズが長く続いており、(私含めて)そこからファンも増えたキャラクターでもあると思いますで、映画で描かれるまた別のフラッシュも楽しみですね。


『アクアマン・アンド・ザ・ロスト・キングダム(原題)』

2022年劇場公開予定

DCEUの一作でこちらも『ジャスティス・リーグ』のメンバーの一人、ジェイソン・モモア演じる海底アトランティス帝国の王アーサー・カリー/アクアマンの単独作二作目。情報はまだ少ないですが、前作でも登場したヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世演じるライバルキャラのブラックマンタなどが再登場する模様。監督も前作に引き続きジェームズ・ワンが務めるようなので、スピーディでワイルドなアクションが期待できるでしょう。


『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(パート1)(原題)』

2022年劇場公開予定

こちらはアニメ映画。2018年に公開された大ヒット作『スパイダーマン:スパイダーバース』の続編です。前作はマイルス・モラレスのスパイダーマンを主人公に、彼のヒーローとしての成長物語と、様々な世界からやって来るバラエティ豊かなスパイダーマンたちの活躍を圧倒的なアニメーション表現で描き、アメコミ好きだけではなくアニメファンも夢中にさせました。日本の萌えアニメのような絵柄でロボットに乗って戦うペニー・パーカーちゃんも話題になりましたね。続編ではより多くの次元からさらにいろんあスパイダーマンが登場する模様。しかもパート1なので、少なくとも複数構成の作品になるようですね。注目の一作です。


『DCリーグ・オブ・スーパーペッツ(原題)』

2022年劇場公開予定

こちらもアニメ映画ですが、ちょっと変わり種。スーパーマンのペットのワンちゃんのクリプトをはじめとしたスーパーパワーを持った動物たちの活躍を描くコメディヒーロー映画です。ちなみに、彼らはちゃんとDCコミックスにも登場する歴としたヒーローチームみたいです。『ブラック・アダム』にも出演するドウェイン・ジョンソンが声優とプロデュースを務めています。小さいお子さんと一緒でも楽しめそうな可愛い映画になりそうですね。


『ミズ・マ―ベル(原題)』

2022年ディズニープラスで独占配信開始予定

ここからはディズニープラス配信のMCUドラマを紹介。キャプテン・マーベルに憧れる少女カマラ・カーンが特殊能力に目覚め、ヒーローへと成長していく物語。MCUでは大人なヒーローが多いので、ちょっと珍しい設定ですね。コミックでもここ10年くらいで登場したキャラとしても若いフレッシュなティーンのヒーローを新人女優イマン・ヴェラニが演じます。MCUにどんな新しい風を吹き込んでくれるか楽しみですね。ちなみに彼女は2023年公開予定の『キャプテン・マーベル』の続編映画『マーベルズ(原題)』にも登場予定です。

元は2021年配信予定でしたが、少し伸びて今年に。2022年半ばには配信されるらしいです。アイコンからもわかるように私も原作を読んでおり大好きなキャラクターなので、個人的今年大本命の作品です。


『シー・ハルク(原題)』

2022年ディズニープラスで独占配信開始予定

こちらもMCUドラマ。アベンジャーズの主要メンバーであるブルース・バナー/ハルクの従姉妹で弁護士のジェニファー・ウォルターズシーハルクをタチアナ・マズラニーが演じます。ブルースから輸血を受けたことで彼女も緑の肌で怪力のヒーローに変身できるようになるという設定です。

こちらもまだ情報が少ない作品ですが、「1話30分の法廷コメディ」ドラマになるとのこと。シーハルクは同じマーベルのお馴染みの人気キャラクターデッドプールのように視聴者に話しかける(いわゆる第四の壁を越える)ようなキャラになるなどという話もありますね。マーク・ラファロ演じるブルース・バナーはもちろんのこと、『シャン・チー』でまさかの再登場を果たしたティム・ロス演じるハルクの宿敵アボミネーションも出てくるようです。やっとあの謎のシーンの秘密が明かされるのでしょうか? また、法廷が舞台になるということで、あの凄腕弁護士ヒーローの出演も期待されていますが……?


『アイ・アム・グルート(原題)』

2022年ディズニープラスで独占配信開始予定

最後にMCUからもう一作。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の人気キャラクター、「私/僕はグルート」としかしゃべれない木のモンスターグルートを主役にした短編アニメーション作品。2作目で子どもになった愛らしい姿の通称"ベイビー・グルート"の時代の話になるっぽい。こちらも可愛いコメディ作品になりそうですね。とはいえ、ガーディアンズの作風からするとどこかブラックな笑いもありそう……?


以上、15作品を紹介しました。皆さんは気になる作品はありますでしょうか……? 私は『ソー:ラブ・アンド・サンダー』『ザ・フラッシュ』『ミズ・マ―ベル』が特に楽しみです! 

今年もよきアメコミライフを。

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