同窓会のすゝめ
引っ越したら爪切り失くした。
なぜか3本持ってる毛抜きでさえ、3本もれなく引っ越し成功したのに、唯一孤軍奮闘してたピンク色の爪切りだけ引越しの次元に取り残されました。
実家に爪切りに帰るため、明日から有給取りました。
多分買ったら出てくるんだけどね爪切り。そうやって毛抜きは3本貯まった。
あとは、最近Xのタイムラインに#創作BLってタグがついてるアマチュアBL漫画がずっと流れてきてる。
腐女子じゃないはずなのに何を拾われたんでしょうか。今は興味ないかもしれないがお前向いてるから読んでみろよってこと？乾いた生活におもろい角度から潤いを与えにきている？
インターネットごときが。私に使われる分際のくせにプラスの働きかけしてきてて偉そうなので一切読みません。
という話をご飯行った友達にしたんだけど、いざ携帯でタイムライン見せようとしたら全く出てこなかった。これだからXってやつは。
その日寝る前に2個連続で流れてきやがったので報告した。
あと彼女に会った時、「ねねこ今日ビジュいいね！」って言われて、「え！何も変わってないし何なら前より太ったはずなんだけどそうかなあ！！」って嬉しそうに答えました。
家帰って、その言葉を噛み締めながら布団に入った時思い出した。そういえばちょっと前にマツパ行ったし、人生で初めて眉毛も整えてもらってました。朝ヘアビューロンで髪の毛まっすぐにしたりもしてた。
いやむしろ太ったけどビジュいいなんてポテンシャルかしら(笑)、みたいな応答したけど、普通に女磨いてました。根がポジティブですみません。
女を磨いている私は先日無事に25歳を迎えました。
ねね子とのの子が純子(母)と初子(伯母)と陽子(祖母)に祝ってもらいました。登場人物みんな着痩せするタイプで、同じ場所から白髪が生えています。
祖母が東京に来たいと言って催された会だったので、祝ってもらえるとはつゆ知らず、いや、つゆくらいは期待してたけど、サプライズって老若男女全国津々浦々断崖絶壁そういうものだよね。
都内ホテルの日本料理店で、入室したら上の写真にあるボードが窓際に用意してありました。
上座側に2席、下座側に3席用意してあったんだけど、ひとしきり喜んだあと何も考えずに下座側の真ん中に座りました。
一方妹子は上座に座っていたので、配膳のお姉さん、料理が運ばれるたびに主役2人に先に供給するべくめっちゃ大回りしてた。申し訳ない。
ボード用意してあった時点で気づいて座れよって話ですね。ちなみに妹子は終始アホ面だったので、偶然好プレーだっただけで絶対何も考えずに座ってます。あと25歳の売れ残った双子が肩そろえて誕生日祝ってもらってるのは客観的に見てなんかいたたまれないのでたぶんバラバラに座って良かった。
食事の最初に頼んだ上と下で色が違うノンアルおしゃれカクテルが、混ぜて飲んで下さいねという注釈と共に運ばれてきたけど、試しに混ぜずにちょっと飲んでみて苦ってなってたりしてたら、照明の調子がいきなり悪くなった。ふわふわしだした。
5人で顔を合わせてなんか暗いね？ってやってたらケーキが運ばれてきたんだよね。
人に祝われるの久々過ぎて、誕生日の夜に照明がふわふわすることの意味も、なんなら誕生日といえばケーキを食べるということも忘れていた。
そんなことより何より、予約をしてくれた母上と伯母上が私たちと全く同じ顔で「あれ？照明おかしいね？」ってなってたのはなぜ。食後に運ばれてくると思ってたのかな。一緒の温度でびっくりできて良かったです。
その後運ばれてくる料理全部綺麗だったし高級な味がしました。感想があまりに平民すぎる。
金箔とか乗ってるのもあって全部綺麗だったんだけど、メインで出てきた、4つに分かれた重箱に入ってる料理が、なんというか物語を感じたというか、宝石箱というか、なんだろうね、
なんかたけのこが美味しかった。(彦摩呂まじリスペクト)
文字が1番大きくなる設定にしてあるスマホでメインの料理を撮影した祖母が、「こんなに綺麗に撮れたからお店の人にも見せてあげなきゃ」って、後ろを通り過ぎようとした配膳お姉さんにどうぞって見せてて、めっちゃおばあちゃんでした。この世の全てのおばあちゃんをかき集めたようなおばあちゃんだった。
配膳の姉貴、そんなおばあちゃんモロ出しな祖母も迷惑な私もアホ面の妹子も全部拾ってくれてめっちゃ心広かった。
メインのお料理の後に運ばれてきたつやつやほかほかの白米に思わず、「結局1番美味しそうだな、、」ってつぶやいたら、美味しそうって言ってもらえるのが1番ですありがとうございます😊って言ってくれたし、白米と一緒に出てきたお吸い物に入ってたわかめ麺の説明聞いたあと、「わかめ麺なんですね、、わかめんじゃなくて、、、」と、例え思ったとしても決して世に出すべきではない感想を発したアホ面の妹子にも、確かにわかめんの方が良かったですね😊って返事してくれた。
この期に及んで思ったこと全部口に出す25歳にも優しく対応してくれる素晴らしいお姉さんでした。絶対わかめ麺で良いんですよ。
パウンドケーキがデザートだったんだけど、上に乗ってるあんこがちょうどいい甘さで、なんというか、
すごいお口に合いました。(私の中に生きる彦摩呂の限界)
パウンドケーキが運ばれてくる時、お姉さんがデザートの説明してくれたんだけど「日本酒が入ってて、、」という言葉に5人で戦慄しました。
同じ場所から白髪生えてるくらいなので、破壊的な酒の飲めなさがもちろん遺伝してるんですよね。
滲み出る不穏な空気に気付いた流石のお姉さんが「俳優の佐々木蔵之介さんの実家で醸造された日本酒なんですよ😊」という別角度の情報でフォローを入れてくれた。が、一連の配膳を通して、お姉さんこの返答だけ的外してた。
仕方ない。ケーキに入ったお酒に酔って気持ち悪くなるかもなんて一斉に不安になる御一行は普通いないから。
ベロベロになったらどうしよう、、！と、冗談めかして言ってみたら、みなさん今日は宿泊されるんですか？なんちゃって！風味だけでアルコール飛んでるので大丈夫ですよ😊と、ユーモアたっぷりで聞きたかった答えが頂けたのでやっぱりプロでした。
その後やってきた誕生日ケーキで最後だったんだけど、母上がいちご全部くれた。代わりに生クリーム全部あげた。
ショートケーキのいちごをあげるくらいの愛という言葉を聞いたことがありますが、この場合ただ母上が好きじゃないだけです。甘いもののなかに酸っぱいのがあるのが好みじゃないらしく、昔からスポンジとスポンジの間に挟まってるのまで全部くれます。
こんな誕生日でした。今年もよろしくお願いします。
話はがらっと変わりますが、俺らの風早くんが戻ってきますよ。
全然、私の誕生日とかより大事。風早翔太の凱旋。
もどかしい気持ち、かけがえのない時間、甘酸っぱい恋、衰えた足腰、戻らぬ肌荒れ、気圧に左右される内臓。
俺らの青春、風早翔太くんが、優しく抱えていた花束を鎖鎌に変え、力の限り振るいながら10年の時を経て我らの胸に深い傷を負わせにきます。
だが、見る。過ぎた青春をして、風早翔太の顔面と爽やかは留まるところを知らないので。
韓国系イタリアマフィアとか韓国の人型九尾に絆されたりもしたけど結局風早なんだよ。まじ風早に時代とかないから。これめっちゃ喧嘩腰。
爽子に、なりたかったのね。例に違わず。
平成の初恋、風早翔太に愛される爽子に、なりたかったんです。
そしてここに痛い女が出来上がりました。
なぜ学校では、いくら頑張ったとて黒沼爽子にはなれないことを教えてくれなかったのでしょうか。
なぜ母の純子は、トイレのことを便所と呼ぶにも関わらず黒沼爽子になろうとする娘をぶん殴らなかったのでしょうか。
なぜ世界は、黒沼爽子になろうとした愛すべき馬鹿に厳しいのでしょうか。
ピュアホワイトを演じ過ぎて変にそれが板につき、生きづらくなった同志はここに何人いますか。
自分なりの風早翔太が現れるなんておつむの弱い想像をして、生き遅れた干物女は息をしていますか。
罪なアニメです。用法と容量を守りましょう。
ちなみに、当時の私の頭はとても柔らかかったので、爽子以外にもロールモデルはたくさんおります。
メイド様の紗奈とかフルバのはなちゃんとかいぬぼくのカルタたんとか、「目に光が入ってないボケがおもろい天然キャラ」を目指していた時期が1番やってました。
結局色々かき混ぜられて、痛いに痛いを重ねた痛々しい大人が出来上がっています。
10年前の私が生き生きと遂行していた愚行のおかげで、いつどんな時も、できる限り自分を隠し、痛いやつだと思われないにはどうしたらいいかということしか考えてません。死にたい。
できるだけ痛いやつだと思われないように、新天地でも頑張っています。
同窓会しようか。
脈絡を待っていたって生まれないからとりあえず口に出してみました。みんなじんわりやりたいなと思っているよね。
私の人望と計画性はたかが知れているので幹事とかできるはずがないんだけど、誰よりも恥がないし後戻りできないので呼びかけしちゃう。
君に届け第3シーズン開始記念大同窓会やろう。好きだった人とか全部教えるからまじで。
そんな(どんな)25歳の抱負は、反対方向の電車に乗らないこと、同窓会を開くこと、ちゃんと文章を書くことです。
なんか最近もう、TikTokと意味のないいき過ぎた睡眠に溶かす時間で私もう1人分の人生くらいさばけそうで、何のために生きてるんだろうって感じで25歳流石にこれはまずいので、リハビリして人間生活に復帰していこうと思います。手始めに適度な運動とかしちゃおっかな。
やっぱりやる気出ないので適度な運動はしません。インドアで幅を利かせていきます。
例えこれらの抱負が口だけになったとしても25歳の私もよろしくお願いします痩せたい。
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