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じゃばらで二品

こんにちは。
「ぽっぷごーず」のあらたです。

なんだかんだ言いながら春が近づいてきたなあと思っていると、
「そろそろ飛んでるな…」と娘たちがつぶやいてます。
そういえばテレビでも、関連の薬のCMが流れています。
娘たちにとって、つらい季節の始まり、らしいのです。

本当に申し訳ないんだけど、母は花粉症じゃないんだな。だから、娘たちが熱く語っても、その辛さがわからないのよね。ほんまごめん。
でも、娘たちが毎年大変なので、花粉症に効くものについてはいろいろリサーチしている。

その一つが「じゃばら」

花粉症で悩んでおられる職場の先輩に名前を教えていただいたのは、もう15年以上前かな。
めっちゃおすすめやと名前を連呼されてたので、最初なんの呪文やろと思ってましたが、よく聞けば柑橘類の一種でした。
それ以来、時々ドリンクやパウダーやキャンディーを見つけては買ったりしていたけど、娘たちの症状が改善されているのかどうか、あんまりわからない。まあ、お値段も高いし、そんなに気合入れて継続して飲んでたわけでもないからね。あくまでも嗜好品扱い。
なので結局は娘たちは耳鼻科に行ったり、市販の薬を飲んだりして対処してはる。
でもまあ、母は母で、食べ物で改善できることがあれば、とこの時期は大葉をせっせと食べさせる。こちらはふだん八百屋さんで手に入るし。
そんな時に、八百屋さんでなんと「じゃばら」そのものを見つけた!

加工品は今までにたくさん見たことあるけど、柑橘類としての本来の姿を見るのは初めてで、
おお、これがじゃばらなんだー、とまじまじと見ていたら、店員のお姉さんが「花粉症ですかぁ?」と聞いてきた。
「いや、娘が花粉症でねー。じゃばらって効くらしいけど、これ、どうするの?そのまま食べるの??」
「これね、すーっごく酸っぱいんですよ。私も花粉症なんで、欲しいんですけど、どうしよっかな。絞ってジュースかポン酢にするか…」

そっか生食用じゃないんだー。だからいつも果汁とかパウダーでしか見ないんだ。
でも、せっかく実物に会えたので、買ってみた。

ネットでレシピを調べたけど、やっぱりポン酢、ジャム、はちみつ漬け、ジュースってところだった。
んー、やっぱりそうかー。
あれこれ調べて、結局半分はママレードに、もう半分はポン酢にすることに。 

冷蔵庫にレモンが一個残ってたので、酸っぱい柑橘系シリーズということで、こちらも参戦(笑) 

皮を使いたいので、まずは50℃洗いをしてから皮を剥きます。
これが皮が薄くてなかなか難しい。
私の手が果汁でべたべたになり、うまく剥けなくて親指が痛くて泣きそうになった頃、ようやく3個のじゃばら1個のレモンの実と皮が分離した。ジャム手作りされてるみなさまは、いつもこんな苦労をされてるのだろうか。
すごいです。尊敬します。
これからは深く感謝しながらいただきます。

ジャバラの皮は結構苦いらしいので、皮についた白い部分をできるだけスプーンでこそげて、熱湯で2回茹でこぼし、さらに3回くらい水にさらす。
かじってみたらまだ苦いけど、きっと砂糖入れたら大丈夫よね。

その間に実を絞り、種をお茶パックに入れて、皮と果汁の同量の砂糖を計る。
今回は380ℊ

せっかくなので、砂糖はこれまた八百屋で買った、鹿児島産というか種子島産さとうきび使用の粗糖を使うことにする。
父の郷里がだったので、基本何でも鹿児島びいきな私。
さらになんともレトロなパッケージに「400瓦」の表記。
昔は「瓦蘭姆」をグラムと読んでいたらしい。さすが創業明治25年。勉強になるなあ。ヤカベさん、ありがたく使わせていただきます。

ホーローの鍋に、皮と果汁と種合計380瓦と、砂糖380瓦、水50ml、いや50竓(ミリリットル)を鍋に入れて弱火でコトコト煮ること20分ほど。
途中でこまめにアクをすくっていきます。
これ、ジャム作りの時欠かせない、地味だけどわりと好きな作業。
以前、余ったホワイトリカーで適当に作ったレモン酒があったので、これも大さじ2杯入れてまたコトコト。

ママレードってあんまり作ったことないので、ゴールがわからない。
ネットで調べたレシピも、「皮が好みの固さに煮えたら」とか書いてある。
焼酎の効果か、全体がつやつや照り照りになったし、皮もよく煮えたようなので、適当に終了(笑)

冷ましている間に、ポン酢も作っちゃう。
みりん大さじ3と醤油150竓、昆布と鰹節5瓦ずつを鍋でさっと煮て、じゃばら果汁100竓を混ぜる。

…いや、令和の時代に、グラムは「瓦」、ミリリットルを「竓」と表記しなくてもいいんだけど(笑)せっかく覚えたから使ってみたいだけの人でした😅😅

そして 二品めでたくできました!!

時間と労力の割には、できあがりの量は少ないけど…手作りってそんなもの。8割は自己満足😆

在宅勤務してた娘が「何のにおい?すごく酸っぱいにおいがするんやけど」とキッチンにやってきた。
じゃばらよジャバラ。しっかり鼻から吸い込んでおきなさーい!!
「おー!これがジャバラかぁ〜。吸っとくわー」と深呼吸する娘。
鼻からエキス吸い込めたかなぁ。
少しは楽になるかなー。

ポン酢はとりあえず一晩寝かせておくことにして、
さっそく夕食のポークソテー(というとオシャレやけど、単に塩こうじで下ごしらえした豚肉を焼いただけ)に、ちょっとママレードをのせてみたら、めっちゃおいしかった!!!!
豚肉に甘いソース、合うのよねえ。
パクパク食べました。

翌日の朝ご飯はもちろん
じゃばらママレードトースト。
皮の苦みは気にならず、甘くトロッとしたママレードになりました。おいしゅうございました。
お湯を入れたらゆず茶みたいに飲めるし、ヨーグルトに入れてもおいしいよね。
めっちゃがんばって作ったけど、あっという間になくなりそう…うれしいような悔しいような…

ポン酢の方は、二晩寝かせておいて、朝ご飯の時に茹でた菜の花にちょいとかけてみました。
ポン酢にするなら、このくらい酸味が欲しいよね。
混ぜた時はジャバラの酸味と醤油の味がバラバラに感じられたけど、二晩置くとなじんできて、まろやか〜

明日はこのポン酢で豚バラ白菜鍋にしようかな。
これで、娘たちが少しでも快適に春を迎えることができらたいいんやけどなあ。
どうなんやろ。

あ、そうそう、
ポン酢に使ったじゃばら4個分の皮がまだ残ってるんだけど
何かいい使い道ないかな。
とりあえず干してるけど、お茶にしたら渋いんやろか。

どなたか、ご存じの方、おられたら教えてください。あと、楽にじゃばらの皮を剥くワザも!!!
よろしくお願いいたしまーす!

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