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家族経営の会社に入社したら、とんでもなくブラックだった話

こんにちは。
令和の働き方コーチ ぷーやんです。

本日は、
「家族経営の会社に入社したら、とんでもなくブラックだった話」
というテーマでお話したいと思います。

前回のnoteでも少しお話しましたが、
僕は4月まで社会保険労務士事務所でパートのお仕事をしていました。

ですが、その会社で約4ヶ月間勤めたところ、
そこがとんでもなくブラックな職場だと感じました。

そこで今回のnoteでは、
その会社のどんなところがブラックだと感じたのか、
どうすればそのブラックな環境を避けられるのかをお話します。

  • 家族経営の会社に勤めている方

  • 就職(転職)活動中で、家族経営の会社に就職しようと思っている方

そんな方にとって今回の記事は参考になると思いますので、
ぜひ最後までご覧ください。


家族経営の会社がブラックだった点


まず、僕が勤めていた家族経営の会社が
いかにしてブラックだったと言えるのか、
個人的にブラックだったポイントをいくつか紹介したいと思います。

1.謎の文化・習慣がある


まず1点目は「謎の文化・習慣がある」ということです。
これがあって家族経営の会社はブラックと言われているところは
非常に多いのではないかと思います。

かく言う僕が勤めていた家族経営の会社も、
謎のおかしな文化・習慣ばかりだったのでご紹介します。

①毎日朝イチで掃除を30分も行う

朝イチで掃除を行うということはとても素晴らしいことだと思うのですが、
それを30分も行うのはやりすぎです。それも毎日。

さらに厄介なのが、掃除に対してめちゃくちゃ細かいこと。

僕が勤めていた会社の社長いわく、
「掃除=環境整備が1日を決める」と言い掃除にめちゃくちゃ厳しくしていました。

そのことから、掃除の手を抜くと
「もっと机の角までしっかり拭けよ!」
と怒られることもしばしば。

僕以外の社員の方もいたのですが、
掃除に細かすぎてメンタルが削られる方もたくさんいました。

②毎日朝礼を30分も行う

朝の30分の掃除を終えた後、さあ仕事だと思いきや
まだ仕事には取りかかれません。

この後待っているのは、朝礼です。

朝礼といえば大抵の方がイメージされるのは
「1日の業務確認を5分程度で行う」
くらいのものですが、僕が勤めていた会社は違います。

朝礼で何をしていたのかと言うと、

  • 企業理念を大声で唱和

  • 1日の業務内容を確認

  • 1週間の業務予定を確認

とまぁ、企業理念を大声で唱和すること以外は
5分程度で終わる内容なのですが、
この後に毎回社長のありがたいお話があります。

その社長のありがたいお話がまあ長いこと。
毎日平気で20〜30分は話しています。

先ほどお話しした朝の掃除と朝礼も合わせて
ようやく仕事を始められるのが10時過ぎ。(9時出勤だったので)

僕はパートだったので残業はしていなかったのですが、
他の社員の方は毎日夜遅くまで残業していました。

(しかも変形時間労働制で残業代は出ないということでした。)

これでは昨今働き方改革と世間が言っているのに、
まるでその流れを逆行するような働き方になってしまいますよね。

2.仕事に私情(家庭の事情)を持ち込んでくる


これは家族経営の会社で非常に多いことなのではないでしょうか。

家族経営の会社に勤めている方がよく言うこととして

  • 社長が経費で勝手に車を買う、旅行に行くなど

  • 身内ばかり評価されて社員の評価・給料が上がらない

  • 家族の行事に付き合わされてプライベートがない

などブラックだと感じる点がたくさんあるということでしたが、
実際に僕が勤めていた会社でも私情を持ち込まれたことはありました。

さすがに社長が経費で旅行に行くなどはありませんでしたが、
僕の会社にはしばしば社長の息子を連れてくるということがありました。

その息子さんは高校生ぐらいの方だったので大人しく、
そこまで業務に支障が出ていたわけではなかったのですが、
他の社員の方でそれを嫌っている方も中にはいました。

あとは特に多かったのが、家族ゲンカです。

僕が勤めていた会社は社長とその奥さんの2人で経営されていたのですが、
ほぼ毎日家族ゲンカというか言い合いが起こっていました。

社長の奥さんがミスすると
「お前ボケてんのか?」
と社長が怒鳴るなどいうことが頻繁にありました。

その社長は典型的な亭主関白だったので、
奥さんは言い返すことすらできません。

もはやその会社では社長が絶対的な存在となっており、
社長が怒鳴ったときの雰囲気は最悪でした。

そんな形で毎日の仕事のモチベーションが
社長の機嫌や家庭の事情に左右されていたので、
家族でもない社員にとっては付き合っていられるか!といった気分でした。


3.コンプライアンスを無視した労働環境


これが家族経営の会社による一番の弊害ではないでしょうか。

家族経営の会社では社長がルールです。
なので仕事の方向性や労働環境はすべて社長によって決められます。

まず僕がいた会社の社長は特に仕事大好き人間だったので、
年間休日が100日と定められていました。

そうです、土日休みじゃないんです。
正社員の方は土曜日も普通に出勤します。

完全週休2日制(土日祝)の会社でも
年間休日が120日程度はあるので、
年間休日100日だと労働基準法に触ります。

(うちの会社は変形時間労働制というものを取っていたので
年間休日100日でも問題ないということになっていました。
怖いものですね。)

しかもこの「変形労働時間制」というものが怖いもので。

会社にもよりますが、うちの会社は残業代がつきませんでした。
そうです。サービス残業させ放題です。
すごいですよね。

そして家族経営の会社で最も頻発することが「パワハラ」です。

家族経営の会社にコンプライアンスや
ハラスメント対策なんてものはないです。

あっても形骸化していて、誰も守っていないことが大多数です。

実際に僕がいた会社でもパワハラまがいの言動がたくさんありました。

僕が社長に仕事のことで質問を繰り返していると、
「うるせえな!」と急に怒鳴り散らされる。

また社内の備品の片付けをしていると、
僕に怒鳴って期限が悪くなった社長が
「そんなのいいから後でやれよ!」と再び怒鳴る。

ハラスメントを無視した言動を取るのは社長だけではありません。

社会保険労務士をしていた社長の奥さんも、
僕が仕事でミスをしたり分からないことを質問したとき

「なんでこんなこともできないの?」
とかなり詰められました。

それどころか、またミスをしたり分からないことを質問したときには
「あなたって全然仕事できないね」
と、パワハラまでは行きませんが人格否定を繰り返されました。

このように、家族経営の会社では
コンプライアンスやハラスメントのルールというものが明確に定められていないので、こうした事態が常態化してしまっているということなのです。

これが理由かどうかは分かりませんが、
実際に僕が勤めていた会社では人の入れ替わりが激しく、
僕と一緒に入った社員の方はわずか7日で会社を辞めていました。

他にも1週間で社員の方が退職したり、
パートの方が2ヶ月で退職したりなどとにかく人が定着しませんでした。

この背景には先程のコンプライアンスの他にも
謎の文化・習慣があるなど要因はたくさんあると思います。

僕個人的な意見ですが、家族経営の会社は
身内には優しく、それ以外の部外者には厳しい
というような構造になっているのではないかなと思います。

「この社長の近くで働きたい」という明確な目的があれば
家族経営の会社で働いても良いと思いますが、
それ以外であればおすすめはしません。

家族経営のブラック企業を避けるためには


ではここからは、どうすれば家族経営のブラック企業を避けられるのか
というポイントを僕なりの経験談も踏まえてお話したいと思います。

1.会社名と社長の名前が一緒の企業は避ける


まずこれは鉄板ですね。
分かりやすく例えると、
株式会社佐藤商事で社長が佐藤太郎さんみたいなところです。

会社名に社長の名前が入っている会社は、
高確率で家族経営で役員も社長の一族で固められている可能性が高いです。

役員が社長の一族で固められている会社は本当に面倒くさいです。

役員の意見はスイスイ通るのに、
一般社員の意見は全く通らない。聞く耳すら持たれない。
役員の評価は高いのに一般社員の評価は低く給料が一向に上がらない。

みたいなことが頻発します。

こうした会社名に社長の名前が入っている会社は
地方や郊外などの中小企業にありがちですが、
そうした企業は無難に受けるのを避けたほうが確実だと思われます。

2.面接で社長の一族が出てくるか見極める


先ほども少しお話しましたが、
家族経営の会社は役員に社長の一族を固めているケースが多いです。

例えば、「専務取締役」や「常務取締役」などのポジションですね。

もちろんそれぞれの会社に経営方針があり、
僕みたいな一般社員が口出しすることではないのですが、

「専務取締役」や「常務取締役」などに社長の一族を置いている会社は
少し気をつけたほうが良いと思います。

なぜかと言うと、
「社長の息子」という立場を使って好き勝手な経営をしたり
パワハラを横行させたり職場環境をめちゃくちゃにするケースが多いのです。(知り合いから聞いた感想に過ぎませんが)

なので、もし面接で「専務取締役」や「常務取締役」などの肩書があり
社長や役員の御子息ではないか?という方が出てきたら
少し疑ったほうが良いのではないかと僕個人的には思います。

最後に


さて、いかがだったでしょうか?
少し長くなってしまいましたが、今回は僕の経験談も踏まえて
家族経営の会社についてお話してみました。

つらつらと書きましたが、実際問題
日本の会社の99%は中小企業です。
そして家族経営の会社もたくさんあります。

もちろん全ての家族経営の会社が
今回お話したような内容に当てはまるわけではありません。
あくまでもそういう傾向がある、という風に捉えていただければと思います。

ただ、あまりにも劣悪な環境で我慢しながら働く必要は一切ありません。

僕も社会保険労務士事務所の環境が全く自分に合わなかったので、
転職を決意しました。

このように「ここは合わないな、我慢出来ないな。」と思ったのであれば
無理せず転職して自分に合う環境で働くことをおすすめします。

劣悪な環境で我慢して働くほどもったいないことはありません。
あなたに合う環境というのは必ずどこかにあります。

もしあなたが

「今の仕事がつらくてしんどい」
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のようなお悩みを抱えているのであれば、

僕にその悩みを全てぶつけてください。

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他愛のない話でも構いません。
一人で抱えずに、僕にお話してください。

それでは皆さん、ベストな働き方を!



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